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想像以上にスケールの大きい仕事ができる。チームで作り上げるマーケティングの醍醐味

「より多くの人の人生に、良い影響を与えたい」

そんな思いでキャリアを積んできた今井愛弓が、スタディストにジョインしたのは2019年12月。広告代理店からの転身でした。事業会社に飛び込んで大変だったこと、うれしかったこと。そしてマーケターとしてのやりがいについて、ざっくばらんに語ってもらいました。

<プロフィール>

マーケティング部 デマンド・ジェネレーショングループ 

リードジェネレーションユニット ユニットリーダー 今井愛弓

自治体向けBPOサービスの会社で現場責任者としてスタッフマネジメントを担当した後、Web広告代理店会社に転職。不動産業界をメインクライアントとした広告運用、クライアント先への提案を経験。2019年12月、スタディストに入社。着物と日本酒、旅行が好き。

「1CV」の向こうにいるお客様の思いに向き合いたい、と転職を決意

ーー今井さんは、もともとマーケティングや広告運用に興味があったのでしょうか。

実は小学生のころから、ホームページの作成が趣味だったんです。

ーーえっ、そんなに小さいころから! エンジニアや、デザイナーになろうとは思わなかったのですか。

HTMLを組んでいく過程というよりは、作ったサイトで人と出会ったり、交流したりすることが楽しかったのだと思います。大人になってもwebが好きという気持ちは変わらず、自分が携わったサイトや広告を通じて誰かの人生にかかわりたいという思いから、広告代理店に転職しました。

ーー広告代理店から、事業会社であるスタディストに転職しようと思ったきっかけは、どんなことだったのですか。

代理店では、さまざまなサービスに関わることができ、やりがいがありました。ただ、ひとりで何十もの案件を抱えているので、なかなか一つひとつの商材とゆっくり向き合う時間がとれず、もどかしさを感じていたのです。webマーケティングでは「CV(コンバージョン)」という言葉を使いますが、1CVの向こうには生身の人がいて、さまざまな思いがあるはずです。愛を持って一つひとつの商品やサービスに向き合い、より多くの人の人生に良い影響を与えたい、という思いで転職活動を始めました。

(※感染対策を実施し、撮影時のみマスクを外しています。)

「私自身が悩んでいたとき、Teachme Bizを提案してほしかった」

ーースタディストの第一印象はいかがでしたか。

入社前に当時のCMOと面接をしたとき、とあるモバイルアプリの話をしたんです。たくさんいる登録者の中で、どんな写真が目をひくか、どういうプロフィールに「いいね」がつきやすいか。自分なりに分析したことを伝えたら「おもしろいね!」と真剣に聞いてくれて。マーケティング部はこれから組織を作っていくフェーズなので、ぜひその視点を生かして新しい風を吹かせてほしいと言われました。ベンチャーらしい風通しのよさと、真面目さが同居している会社だなあと思いましたね。

ーー入社の決め手になったのは?

私の場合、いくつかの要因が重なって入社を決めました。面接で会った方たちの人柄や雰囲気、前職の経験が生かせそうと感じたことに加え、もともとSaaSのビジネスに興味があったのです。

新卒で入った会社では、私自身がマニュアルを作る仕事を経験していました。スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を知り、「こんなサービスがあるんだ!」と、とても魅力的に感じたのです。私自身が悩んでいたときにこれを提案してほしかった、と心から思えたので「このサービスを求めている人が必ずいる。私がプロモーションしたい」と確信し、入社を決めました。

皆で意見をぶつけ合い、1人では作り上げられないクオリティの仕事を成す

ーー入社後は、どんな仕事を経験しましたか。

現在、マーケティング部にはCMOとパートタイマーの方含めて12人のメンバーがいます。私が入社した2019年の時点では、マーケティング部の採用を始めたタイミングだったこともあり、一時期4人ですべての業務をこなしていました。役割や担当がはっきり分かれていた前職に比べ、皆で協力し、確認しあいながら進めていく雰囲気でしたね。展示会や広告運用からページ制作ディレクション、ホワイトペーパーやメールの作成まで幅広く経験しました。

現在私は広告についての代理店とのやりとり、オンラインセミナーの企画運営などをメインに担当しています。事業の成長と共にマーケティング部のメンバーが増え、少しずつ担当業務も分かれてきていますが、専門性を高めつつ、マーケターとしてゼネラリストも目指せるように、各担当分野をオーナーとして進めながら時期・案件状況によって担当領域外も兼務しています。

ーーマーケティング部はどんな雰囲気なのでしょう。

メンバーが増えた今でも、フラットに意見をぶつけ合いながら仕事を進める雰囲気が残っています。部長は40代ですが、メンバーの平均年齢は27歳前後でしょうか。話しやすさもあり、ミーティングでは皆どんどん発言するので、つい予定していた時間よりも長くなってしまうくらいです。

「資料を作ったのでチェックしてください」とメンバーに依頼すると、皆がどんどんコメントして、そのコメントにまた返信がつき、議論が止まらなくなることもあるんですよ。結果として、1人では到底作り上げられないクオリティのアウトプットができていると感じます。

毎月数百人のお客様がオンラインセミナーを聞いてくれるようになった

ーー仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか。

コロナ禍で、これまでオフラインで行っていたイベントも、ほぼオンラインに切り替えました。誰も経験したことがない状況で、お客様がどのように考え、行動するのか、当初はまったくわかりませんでした。そのため、開催する時間帯やセミナーの長さ、内容やリマインドメールのタイミング、アンケートの案内方法まで様々な工夫を重ねました。

マニュアルに課題を抱えているけれど、目の前の仕事に追われ、そもそもマニュアルについて考える機会が少ない方々にも、マニュアル作成・共有システムの存在を知っていただきたい。そんな思いから、「DX」や「新人研修」を切り口にしたセミナーを開催するなど試行錯誤の末、現在は毎月数百人の方がセミナーを聞いてくださる状況になっています。

セミナー後のアンケートで「目から鱗の内容でした」「自社のマニュアルを見直そうと思います」などと書いてくださったり、自身の企画から実際に導入・活用してくださる方も増えていて、そんなときには、やはり嬉しいですね。

マーケティング部の業務は、代理店や制作会社など、協力会社の方がいなければできないことも多いです。さまざまな立場の方々とやりとりをしながら、より良いものを作り上げていくことは楽しいですし、やりがいを感じています。

ーー逆に、仕事の上で大変さを感じることはありますか。

マーケティング部は、セールスの起点となる大切な役割を担っていますが、お客様と直接お話したり、サービスを使っている場面を目にしたりする機会が少ないんです。イベントのアンケートから満足度や、Facebook広告のクリック率、メールの開封率など数字を見て想像をふくらませていますが、お客様が何を感じているか、もっとリアルに見聞きできたらと思うこともあります。どうすればお客様の心を動かすことができるのか、考え続けることがマーケターとしての大変さであり、同時に面白さでもありますね。

前職の広告代理店にいたときは、企業の広告担当者とはお話できても、現場で営業をしている方の声を聞くことはありませんでした。その点スタディストでは、インサイドセールスやカスタマーサポートが電話でヒアリングしたことを共有してくれるなど他部署との連携があり、その分、お客様の思いに近づくことができると感じています。

マニュアルを通じて、想像以上にスケールの大きい仕事ができる

ーー常にお客様のことを考えているのですね。

お客様第一に行動することが、私のモットーです。マーケティング部にかぎらず、スタディストには、Teachme Bizというプロダクトがお客様の役に立てると心から信じているメンバーが多いと思います。皆Teachme Bizを愛していて、自信を持ってお客様に届けたいと思っているんです。マニュアルを通じて、想像以上に多くの人や企業に関わることができる、スケールの大きい仕事ができる会社だと実感しています。

自信を持って提供できるサービスで、お客様の課題解決に貢献したい。言われた業務をこなすだけでなく、マーケターとして、自分でアイディアを出して実際に企画を動かしてみたい。そんな思いを持っている方にとっては、ワクワクしながら働ける環境ではないでしょうか。

ーー今井さんが今後、仕事の上で実現したいことを教えてください。

より多くの人に良い影響を与えるよう関わることは、引き続き追求していきたいです。お客様にTeachme Bizをはじめとするプロダクトを届けることもそのひとつです。今、部内では、リードジェネレーションユニットのリーダーとして後輩をサポートする立場にもなっているので、チームメンバーにもプラスになるよう関わっていきたいですね。

スタディストのマーケティング部には、さまざまなバックグラウンドや意見を持った個性的なメンバーがそろっているんです。いい意味で「とがった」メンバーの中で、私自身は比較的「やわらかめ」の存在だと感じています。相田みつをさんも「セトモノ」という詩でおっしゃっていますが、硬い陶器どうしがぶつかると壊れてしまうので、組織にとってはやわらかいこころを持つ、そういう存在も大切ではないかと。(笑)

その上で、私自身の発信力をもっと高めていきたいです。いつか、自己紹介をしたときに「今井さんって、あの企画をやった人だよね!」と言ってもらえるのが夢ですね。私ひとりですごい企画を実現するというよりも、皆がスムーズに働けるようオペレーションを整えつつ、チームで大きなプロジェクトを成功させたい。そんな思いで、日々の業務に取り組んでいます。

(取材・執筆/高橋三保子)

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