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国内、外資大手のメーカーで数々のプロジェクトを手掛けたリーダーがスタートアップのCTOに就任。エンジニア組織の強化に向け、挑むべき課題とは。

平下 公洋 / Hirashita Kimihiro   sweeep株式会社 最高技術責任者 CTO

大学院修了後、大手医療機器メーカーでCTの制御ソフト開発リーダーを経験した後、大手外資医療機器メーカー2社で技術リーダーやPMを担当した。2017年にオリンパス株式会社に入社し、クラウドサービスを活用したICTサービスの開発PMを経験。2019年から医療系スタートアップで電子カルテや問診サービスの開発を行い、2020年に独立しフリーランスとしてSREやテックリードを行った。2021年5月当社に参画し、2021年6月当社CTOに就任。

ー まずは自己紹介と、現在担当されているお仕事を教えてください。

2021年6月に入社し、CTOに就任した平下です。CTOの役割は幅広いですが、ミッションを大きく分けるとプロダクトと組織という2つの側面からの強化であると思っています。経営的な視点を持って技術的な戦略を定め、プロジェクトや開発メンバーのマネジメントを行い、採用や評価の仕事にも重きをおいて取り組んでいます。


ー 医療業界でのエンジニアを長くご経験をされていますね。これまでの経歴を教えてください。

大学院で医療放射線を研究した後、新卒で入社した医療機器メーカーでソフトウェアのエンジニアとしてキャリアをスタートしました。20代後半でリーダーに抜擢され、当時は大変苦労しながらマネジメント業務も経験しました。7年ほど勤め、さらにキャリアアップをするために外資に転職しました。

なぜ外資を選んだのかというと残念ながら大型の医療機器メーカーは外資のほうが強いという事情があります。外資の大手で経験することでこの業界での強固な経歴が築けると思いました。米系と独系の大手2社で働き、技術リーダーやプロジェクトマネジメントを担当しました。

そこでは現場の仕事がメインでしたので、再びソフトウェア開発の仕事をしたいと思い国内最大手であるオリンパスに入社して、サービスの基盤の構築や製品化PoCの複数プロジェクトを海外チームとともに遂行しました。その後スタートアップでの経験を経て、コロナをきっかけにフリーランスとして独立し複数の企業のプロジェクトに参画しました。


ー 医療業界で順調なキャリアを築いて独立されたのですね。フリーランスとなり、それまでと全く異なる業界の仕事を始めたのはなぜですか?

外資大手、国内大手、スタートアップと経験し、この分野ではひと通り経験したかな、と思いました。業界にこだわらず、新しい分野で挑戦してみたいと思ったのが一番の理由です。フリーランスになり、それまでとは異なる業界のtoC、toB向けのいくつかのサービスで上流工程の設計やインフラの構築を行いました。sweeepに関わったのも最初はフリーランスとしてです。Wantedlyで自分で見つけて応募したのが始まりです。

自由なフリーランスと同じくらい働きやすい。この会社でサービスをスケールさせていきたいと思った。

ー フリーランスという立場からCTOに就任したのはどういった経緯ですか?

フリーランスの頃、自分の中では3つのキャリアプランを選択肢として考えていました。1つ目はそのままフリーランスとして活動を続けていくこと。2つ目は法人化すること。3つ目は組織に属してCTOとしてサービスをスケールしていくことです。どれも初めての挑戦で、いずれは3つのうちどれかを選ぼうと考えていました。

実は、フリーで当社に参画している時点からひょっとすると半年後ぐらいに、リーダー的なポジションを提案されて入社することになるのかもな、という予感はしていました。仕事をしていて代表やメンバーとの相性の良さを感じていたからです。でもその提案が思いのほか早かったですね(笑)。関わって1ヶ月でCTO就任の打診をされるとは全く予想していませんでした。お返事まで1週間ほど時間を頂きましたが、フリーランスと同じくらいに自由で働きやすい会社であることがわかっていましたし、やりがいも申し分ないのでお受けすることにいたしました。


ー 入社してみて最初の感想はいかがでしょうか。

会社の中からみても純粋に働きやすい会社だな、と思っています。フルリモートなので出社する必要はありませんし、働く時間も自分で決めることができます。この点は、外資系企業の働き方と似ています。外資の時も場所や時間は自由で、重視されるのは何といっても結果でした。

ただ、外資系と異なる点がひとつあります。それは当社では業務の幅を自分で広げられるということです。例えばの話ですが、開発を担当しているエンジニアがもし組織作りにも挑戦したいと言っても止められることはないでしょうね。むしろ業務範囲を超えた挑戦をどんどんしてほしいと思っています。

あまり知られていないかもしれませんが、外資系ではRoles and Responsibility (役割と責任) が明確に定義され、部署を超えて仕事をすることは想定されておらず、評価もされません。そのため、会社全般に関わる仕事には手を出しにくい面がありました。それに対し当社はこれから会社を大きくするフェーズなので、各自がそれぞれのプロフェッショナルになるだけでなくチーム間の隙間を埋めていく存在も必要とされています。

戦略の立て直しから着手。今の良さを活かし、さらに使いやすいプロダクトに。そのためにも組織力強化は絶対条件。

ー CTOの役割のうち、プロダクトの強化をあげていましたが具体的にどう手掛けていくのでしょうか。

まず初めに手掛けるべきなのは長期的な戦略の立て直しです。最終的なイメージをしっかりと設計しなければならないと感じています。今まで顧客からの要望に応える形で製品が作り上げられてきたので、部分的に使いやすくても全体的な側面からみると、取りこぼしている課題もちらほらあるようです。それが今、UX/UIやインフラといったあたりに課題が表面化しています。

これからは、長期的なロードマップを練り上げて着実に製品全体の向上をしつつ、短期的な現場の要望にも対応するといった、両輪から課題に取り組んでいく必要があります。ただ、もともとのサービスが良いので製品がどう進化するのか楽しみでもあり、正直少し怖くもありますね・・・。今あるsweeepの良さを壊さないよう、他部署とも連携し慎重に設計していく予定です。


ー エンジニアチームのあり方にも変化が必要なのでしょうか。

そうですね。プロジェクトマネジメント的な部分にも課題はあると思っています。要望に応えて進める今までのリアクティブな反応での開発を刷新するつもりです。これは開発の手法でいうとスクラムという言い方をするのですが、1週間ないし2週間というスプリントを設けて開発をし、成果を着実に積み上げていきたいですね。予めスケジュールを組み期間にもう少し余裕ができれば、より能動的に開発を進めることも可能となります。

新しい手法を取り入れるということは、1人1人の開発への取り組み方への変化を要します。現メンバーにとっては少し大変かとは思いますが、時間をかけてでも改革を行うことで各自のスキルの向上にも繋がりますし、今よりももっと自発的に発想できるようになるかと思います。

プロジェクトは必ずチームで進んでいるということを意識して、お互いに補完しあい、時には競争しあいながら総合力を発揮して開発スピードと精度をより強化していきたいですね。


ー 他に変えていきたいことはありますか。

はい。リモートワークだと気軽なコミュニケーションが取りにくいという声が気になっています。その解決のために、今試しているのは「Gather.Town」です。週1回のもくもく会のときはGather.Townで集まって、話しかけやすい雰囲気を演出しています。キャラクターで表示されたメンバーの近くに行くと気兼ねなく話しかけることができるので、本当にオフィスにいるような感覚を味わえますよ。使ってみると楽しくて、メンバーからの反応も上々です。色々と試して、当社にあったものを積極的に取り入れていきたいですね。

ー 平下さんご自身がなりたい姿はありますか。

いくつかの会社での経験を経て、自分はビジョナリーの人をテクノロジーでサポートする役割が最も適していると思っています。この表現が適切かどうかはわかりませんが、Appleの創業時でいえばウォズニアックのような存在です。当社の代表はまさにビジョナリーを絵に描いたような方です。今回、CTOという役目を頂いたので、代表が描く未来の実現化に全力を尽くしていきたいと思っています。

ー 同じ組織に属している1人として大変心強いお言葉です。本日はどうもありがとうございました!

豊富な開発経験で得た技術力や大手企業のプロジェクトで育んだマネジメントスキル、さらに海外チームとの交渉で培った高いコミュニケーション能力をお持ちの平下さん。しかし、お話して伝わってきたのはこうした経験や能力だけではなく、チームメンバーを思いやるあたたかい包容力でした。若いエンジニアチームにとって、この上なく頼りがいのあるトップなのではないでしょうか。

新CTOの挑戦は始まったばかり。これからチーム全体がどう変化し、それがどうプロダクトへと効果が表れてくるのか非常に楽しみです。

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