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VR技術で次世代のビジネスコラボレーションを実現したい。新サービス『NEUTRANS BIZ』はなぜ生み出されたのか?

Oculus Goの発売やレディ・プレイヤー1の公開など、この1ヶ月でVRに関する話題が一気に増えましたね! VRという言葉が世の中に浸透し、大きな可能性を秘めたワクワクするテクノロジーなんだという認識が徐々に世間にも広まってきていることを肌で感じております。

こうしてVRが世間を騒がせている中、先日弊社から『NEUTRANS BIZ』というサービスを新たにリリースしました。

Synamon、VRを活用したビジュアルコラボレーションSaaS『NEUTRANS BIZ』提供開始、コラボレーションの新たなカタチを実現し、生産性や創造性の向上を目指す|Synamonのプレスリリース

今回の記事は、『NEUTRANS BIZ』のリリース背景や、今後実現したいビジョン、そして開発する上で工夫をした点を語らせていただきます。弊社はVRを用いたコラボレーションは間違いなく次世代の主流になると考えているのですが、なぜそのように考えているのか、VRを用いることでコミュニケーションがどのように変わるのか、そしてそうした世界を『NEUTRANS BIZ』がどのように実現しようとしているのか、といった我々の考えや想いを共有させていただきます!

・NEUTRANSの概要とBIZ開発に至った経緯

『NEUTRANS BIZ』の背景を説明する前に、「そもそもSynamonって何をやってる会社なの?」という方のために弊社の説明を簡単にさせていただきます。弊社は、複数人がVR空間に同時に接続し、インタラクティブなやり取りを直感的なUI/UXで行うことができる『NEUTRANS』というベースシステムを開発しております。

これまではこのベースシステムを活用しながら、お客様からのご要望に合わせてカスタマイズを行ってVR空間を構築させていただく『NEUTRANS SOLUTION』というサービスを提供しておりました。このソリューションサービスの事例としては、株式会社パソナ様と『VRおもてなし研修』を共同開発したような実績がございます。

テクノロジーで「働くことを支える」─パソナが「VRおもてなし研修」に込めた想い | VR空間構築ソリューション|NEUTRANS

こちらのソリューションサービス自体は大変好評なのですが、弊社としてはもっと多くの方に高品質なVRを手軽に体験していただきたいという想いがずっとありました。なぜなら、「百聞は一体験に如かず」と言うことができるくらい、VRは実際に体験していただかないとその可能性や面白さを知ることができないと考えているからです。ただ一方で、手軽さだけを追求すれば良いというものでもなく、手軽だけどそこで体験するVRの内容や質が悪いとなれば、「なんだVRってこんなもんか」となってしまって、結果的にVRの魅力や可能性を感じる前に偏見を持ってしまうリスクがあるのです。

こういった背景から、これまでは弊社も手軽さよりも体験の質を重視して、世界的に見ても最高品質だと自信を持って言えるようなクオリティのVRコンテンツを、ソリューション案件として企業様に提供してきたのです。しかし、ソリューションサービスはクライアントのご要望に合わせてカスタマイズができる柔軟性がある分、要件定義や開発に時間が必要であり、その分費用も高くなってしまいます。その結果として、ソリューションサービスが導入可能なのは大きな予算がある一部の企業様に限られてしまうという課題感がありました。「VRに興味はあるけど必要な時間や費用を考えるとなかなか手が出せない、、、」といったお声をこれまで数多くいただいてきました。

また一方で、様々な展示会や商談でお話をさせていただいたお客様からは、「ビジュアルイメージを共有しながら、複数人での遠隔会議に使いたい」、「VR空間で身振り手振りを交えながらブレインストーミングに使いたい」といった要望も多くありました。現状Skype等のビデオ会議システムを導入しているけど、4,5人以上のような複数人だとお互いの様子が見えにくかったり、情報の共有が難しく、コミュニケーションが取りにくいといった課題感を多くの方が持っていらっしゃったのです。

そこで我々は、VR空間で会議やブレストに使える部分の機能のみを切り出して、カスタマイズ無しで導入できるパッケージとして提供することで、より多くのお客様に、より手軽に、高品質なVRソフトウェアをご導入いただく機会を提供できるのではないかと考えました。こうした経緯から生まれたのが、VRを活用したビジュアルコラボレーションSaaS『NEUTRANS BIZ』です。

・VRビジュアルコラボレーションがなぜ必要なのか?

冒頭にも書いた通り、弊社は次世代のコミュニケーションの主流は間違いなくVRになると考えております。古くは手紙や電話を用いていたものが、インターネットの登場で電子メールが主流となり、スマートフォンの登場後はチャットやSNSといったツールも普及してきています。テクノロジーの進化とコミュニケーションの変化は切っても切れない関係であり、今後も新しいテクノロジーによってコミュニケーションのスタイルが変わっていくのは間違いないといえるでしょう。


またインターネットの登場以後、ビジネスシーンにおいてもコミュニケーションのあり方は急速に進化しております。Eメールが主流だった時代から、Slackやチャットワークといったチャットツールが社内外のコミュニケーションで使われるようになり、また対面でのミーティングの代わりにSkypeやZOOMといったビデオ会議も日常的に使われるようになってきています。ビジネスシーンにおけるコミュニケーションを向上させるツールは「コラボレーションツール」という名称でも呼ばれるようになってきていて、IT系企業ではもちろんのこと、大企業においても働き方改革等の流れもあって、ますます導入が進んでいるジャンルでもあります。

コラボレーションツールは非常に大きな注目を集めているテーマではありますが、既存のコラボレーションツールにもまだまだ課題がたくさんあります。例えばSkypeだと、一対一のミーティングであれば使いやすいですが、4,5人といった複数人で行うミーティングだとしゃべるタイミング等が掴めず話がしにくいといった問題や、逆にSlackであれば複数人でのコミュニケーションは取りやすいけど、一緒に同じ画面を見ながら話すといったテキスト以外のビジュアルを用いたコミュニケーションはやりにくいといった課題があります。

我々がVRで解決しようとしているのはまさにこの部分です。VRを活用してコミュニケーションを行うことで、N対Nであっても、身振り手振りを交え、ビジュアルデータを共有しながらコミュニケーションを取ることができるようになると考えているわけです。下記の図で整理すると右上の部分を狙っていきたいと考えているわけです。


・『NEUTRANS BIZ』が目指す世界観とコンセプト

ここまでで弊社がなぜ『NEUTRANS BIZ』というサービスを開発するに至ったのか、そしてなぜVRを使ったコラボレーションに可能性を感じているのかを説明させていただいたので、ここからは『NEUTRANS BIZ』のより具体的な内容を説明させていただきます。

まず『NEUTRANS BIZ』のコンセプトとしては下記の3つを考えております。

  • 遠隔から複数人が同時に接続でき、顔の動きや身振り・手振りをリアルタイムで見えるシステム
  • 3DCGやCADなどのビジュアルデータを用いて、物体や空間などを共有し、インタラクティブに確認可能
  • カスタマイズ無しで幅広いビジネスシーンに活用できる、多機能かつ手軽に導入可能なクラウド型サービス


これだけ聞くと、「なんとなく凄そうだけど実際にどんなシーンで使えるの?」と思う方もいらっしゃると思うので、いくつか具体的な使用シーンをご紹介します。

シーン1:プレゼンテーション

遠距離からでも複数人が同じ空間にログインすることができるので、VR空間でプレゼンを行っていただくことができます。同じ空間にいる人の顔の動きや身振り手振りがわかるので、例えば質問があれば手を上げて質問するといった、リアルの感覚に近いコミュニケーションを行っていただけます。またPCのデスクトップに表示したものをVR空間で表示するデスクトップ共有という機能があるので、パワーポイントをVR空間の大画面に表示してプレゼンをするといったことも可能です。


シーン2:デザインレビュー

製造業の方などからよく質問をいただくのが、「3DCGのデータをVR空間で確認できる?」という内容です。こちらに関しても3DCGのデータをFBX形式でインポートすることができるので、サイズを変えて細部を確認するといった使い方もできるようになっています。実際にプロトタイプを作る前にサイズ感等を確認できるようになるので、プロトタイプを作ったけどイメージと違った、、、というミスコミュニケーションを減らすことができるようになると考えています。

シーン3:ブレインストーミング

VR空間で、画像や動画をみんなで共有しながらディスカッションをしたり、ホワイトボードやペンを使ってアイデア出しのブレインストーミングをするといった使い方ができます。現状だとこうした複数人でのブレストはSkypeだと難しくて、結局対面のミーティングでホワイトボードを使いながら行うケースが多いと思いますが、VR空間であれば遠距離からでもこうしたコミュニケーションを行うことができるのです。


・使いやすさを追求するための技術的な工夫

以上のように、基本的にはビジネスシーンで求められるコミュニケーションをVR空間で再現し、さらにはVR空間でしか実現できない体験を作り出すということを意識して『NEUTRANS BIZ』を開発しました。

またこうした機能を『NEUTRANS BIZ』に組み込む上で、「VRに馴染みのない人でも簡単に使ってもらえるようにするためにはどうすればいいのか?」という部分にはかなりこだわりを持って研究と開発を行ってきました。というのも、我々がターゲットとするビジネスパーソンには普段ゲーム等をしない方が数多くおり、『NEUTRANS BIZ』が初めてのVR体験になるという方も今後たくさん出てくると考えているからです。

そうした方でもすぐに慣れて使えるようにするために、『NEUTRANS BIZ』では、ボタンの割当をシンプルにしたり、UIをあえて馴染みのあるスマホやPCといった既存のOSに近いものにしたり、また操作感を気持ちよくするために適度に補正を入れるといった工夫を積み重ねて開発しています。

詳しく話すとそれだけでかなりのボリュームになるので今回は詳細を割愛しますが、もし興味がある方は先日開催された「Unite Tokyo 2018」で開発責任者の西口が公演した内容が公開されておりますので、そちらを見ていただくとよいかと思います!(※こうしたこだわりを持ってVR開発したいというエンジニアも絶賛募集中です笑)

【Unite Tokyo 2018】VR空間構築ソリューション『NEUTRANS』開発の裏側

・まとめ:百聞は一体験に如かず

いかがでしたでしょうか? この記事を通じて、弊社が開発した『NEUTRANS BIZ』の可能性や面白さを少しでも感じていただいていたら幸いです。

ただ、ここまでの話を全部ひっくり返すようなことをあえて言いますが、VRは「実際に自分で体験してないのにわかったつもりになる」のが一番もったいない状態だったりもします。VRについてのテキストを読んだり、動画を見て、何ができるかなんとなくわかったとしても、実際にそれを自分でVR空間で体験すると全く違った印象を持つ、というのがVRなのです。

ここまで読んでくださった方はきっとVRに興味があって、『NEUTRANS BIZ』に少しでも可能性を感じてくださっている方だと思うので、もしまだ『NEUTRANS BIZ』を未体験なのであればぜひ一度ご体験いただきたいです! ご興味があれば弊社オフィスに来てご体験いただくことも可能ですし、ご連絡いただければこちらからお伺いしてデモを体験いただくことも可能です。

大事なことなので何度もいいますが、VRは本当に「百聞は一体験に如かず」なので、興味がある方はぜひ気軽にお問い合わせください!

また『NEUTRANS BIZ』は今後実現したいビジョンに向けて絶賛アップデート中なので、もしVRで世の中を変えるようなプロダクトを生み出したいというアツい想いを持った方がいれば、ぜひご連絡ください!

それでは今後とも『NEUTRANS BIZ』をよろしくお願いいたします。

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