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VRスタートアップに飛び込んだ「物理大好きな」エンジニア

入社当時はVRエンジニアとしての経験が「ゼロ」でしたが、今では持ち前の「物理学の知識」を活かし、「NEUTRANS」のコアとなる設計や実装を担う主力メンバーとして大活躍している、VRエンジニア 渡辺匡城さんに、Wantedly応募の経緯や今後の展望まで、根掘り葉掘り聞いてきました。

取材・文:西村洋  撮影:西村洋  素材提供:渡辺匡城

シュレディンガー方程式を解明するために「大学」へ

ー まずは、大学に進学した理由から伺いたいです。そもそも渡辺さんは何がきっかけで「物理学」を専攻したんですか?

高校2年生のときに、図書館で勉強していました。そのとき、色んな本を読んでいて、新しい本をちょうど探していたとき「天文学」とか難しい本がありました。その中でも一番意味不明だったのが「量子力学」でした。中身をサッと読んでみたんですけど、シュレディンガー方程式だとか、波動関数とか、さっぱり理解ができない内容ばかりでした。大学で勉強すれば、理解できるかもしれないという「知的好奇心」から、千葉大学を受験し、入学することにしました。


ー「シュレディンガー方程式」は理解できました?

はい、シュレディンガー方程式は理解できました。家庭教師のアルバイト以外のほとんどを、物理の勉強に費やしていたので。それよりも「相対性理論」の方が難しいですね。普通であれば大学院で勉強する内容なのですが、大学1年生の冬に本を手に取り、2年生の時に大学院の授業に潜り込んで、単位を取りましたけど。実はシュレディンガー方程式や相対性理論は物理学を専攻している人からすれば、イージモード寄りの内容で、超ハードモードの「超弦理論」などがあるので、極めるとなると奥は深いです。物理学以外にも株を勉強したり、イラスト書いたりしましたけど、やっぱ「プログラミング」の勉強が一番楽しかったですね。


VRのベースとなる技術開発に惹かれ、Synamonの門を叩く

ープログラミングが好きであれば、他の選択肢もありそうですね。その中でも「VR」に興味を持ったのはなぜですか?

大学4年生の春に、Wantedlyで色々と調べているときに見つけました。漠然と就職は「IT」を考えていましたが、調べているうちに「どうせやるなら面白そうなことをやりたい」と思い、それで「VR」に興味を持つようになりました。


ー 私が質問するのもなんですが、VRはエンタメなどの分野もあるのに、なぜ「Synamon」を選んだのですか?

私は「物事のコア」に携りたいという想いが強くあります。コアな部分に携われる会社という軸で、「VR」に取り組む企業を片っ端から調べました。その中でもビジネス向けに「VRのベースとなる技術を手掛ける」Synamonの取り組みや方針に惹かれ、Wantedlyで応募しました。実際に代表の武樋さんや、共同創業者の西口さん話してみて、会社の雰囲気や仕事の仕方も自分の性に合っていたこともあり、働くことになりました。


「物理学」と「VR」は赤い糸で結ばれていた

ー 最初の仕事は何ですか?

「Image Viewer」というVR空間で「JPEG」や「PNG」形式のファイルを読み込んで、表示する機能です。当時はVR開発に必要な「Unity」や「C#」の知識がなかったので、書籍などの勉強に加え、CDO(開発責任者)の西口さんに色々と教わりながら、だいたい1か月ぐらいで仕上げました。これは個人的に思っているところですが、気軽に質問しやすく、「WebRTC」や「Shader」に詳しい人など社内に様々な専門性を持った人がいるので、開発が非常にしやすいです。お互いに助け合う文化は気に入っています。



ー なるほど。私もチームのコミュニケーションが上手く取れているように思います。話は変わりますが、VR開発のやりがいとかあったら、教えてもらえませんか?

VRの技術開発では、3Dを扱うため、数学や物理などが重要になる場面が多いです。例えば、物体の角度を計算するために「Quaternion(クォータニオン/四元数)」の定義や原理を応用し、VR空間で持ったオブジェクトの拡大や縮小、アバターの移動をプログラミングで制御したりします。こういった領域は自分が得意とする「物理学」がとても活きます。そしてその一つ一つの積み重ねがユーザの「操作感」に反映されます。自分が想像したことが反映され、世界が構築されていく様に醍醐味を感じます。


「デジタル世界」と「アナログ世界」をリンクさせる

ー そろそろ、時間も迫ってきましたね。今後作っていきたい機能とか、展望があれば、教えてもらえませんか?

私は、コアな部分の設計が好きなので、「NEUTRANS」に人工知能も組み合わせて、議事録を会話の音声データから自動で生成する機能とか、ジェスチャー的な入力方法を研究したいですね。VRでは「入力のインタフェース」の最適解はまだないので、そういったことに着手していきたい。また、Unityは3Dの物理シミュレーションを自動的にしてくれていますが、そのデータを機械学習させることで、新しいこともできると思っています。


ー 機械学習とVRを組み合わたときに、例えばどんなことができます?

そうですね。巨大な工場を設立する前に、最適なレイアウトを検討するプロセスがあると思います。そのときに、A案、B案、C案とかを比べて検討するのではなく、利用するロボットとか、生産する製品のCADデータとかを入れるだけで、生産性が高いレイアウトを自動で生成して、その空間をVRで見れたりするようなこともできる可能性はあります。もちろん難易度は高いです。


ー それでは、最後にこの記事を見ている方にメッセージをお願いします。

これは自分が「VR開発経験」が「ゼロ」だったから言えることですが、「やる気」や「情熱」さえあれば、「Unity」とか「C#」などのVR開発に必要な技術は身につきます。やっぱり「やる気」が大事だなと。あと、「これは負けない」という自分の得意分野がある方は、Synamonに合うと思います。かなり裁量が大きいので、「自分に任せてくれ」と言えば、コアな設計部分から最後の実装まで携われます。


ー本日はありがとうございました。

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