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大分から弊社のデザイナーになりたくて上京した彼が、書類選考で落ちた後の話

今回は、NEW STANDARD社での仕事とキャリアに焦点を当て、フォトグラファーの山崎に迫ります。常に体当たりで仕事の領域を拡張してきた山崎が自身のキャリアを振り返りつつ、NEW STANDARD社らしい写真のあり方を語りました。

上京後、
書類落ちから入社

──山崎さんはいまフォトグラファーとして働いていますが、最初はデザイナー志望だったんですよね? どんな経緯でNEW STANDARD社に入社されたんですか?

はい。もともとは大分のメーカー企業で働いていたのですが、遊びに明け暮れる生活で人間が腐りそうだなという危機感を覚えていました。子どもが生まれたときに何も教えられない親父にはなりたくないな、と。そのとき、たまたま見つけたサイトが『TABI LABO』でした。さまざまな記事を読むなかで、こんなにかっこいいウェブサイトを見たこともなかったですし、世界観に憧れを抱きました。いつしか「TABILABOで働きたい」と強く思うようになり、身一つで思い切って上京したんです。

──いきなり上京したんですか?

そうです。でも、上京後に応募をしたら書類審査で落ちました(笑)。

──え! その後はどう過ごしてたんですか?

関連するスキルをつけてリベンジしようと思い、ECサービスをつくる会社に入社しました。ソリューションチームという横断組織でさまざまな業務に関わりながらデザインや写真のレタッチ業務を学びました。半年後、TABILABOの募集が再度出たタイミングで、もう一度応募しました。

──それで合格されたと。

創業初期から在籍していたデザイナーが、僕のこの突拍子のない行動力や性格を面白がってくれて、アシスタントとして採用されました。

アシスタントデザイナーからフォトグラファーへの転身

──入社してみて、いかがでしたか?

入社当時は常に悩んでいました。周りの全員がスターのように見えたんです。自分より年下でも、資料をきれいにまとめて自発的・積極的に仕事を進めていて、みんなレベルが高いなって。上京したばかりで頼る友だちもいなかったので、親に電話しては弱音を吐いていましたね。

──アシスタントデザイナーとしての業務はどのような内容だったんですか?

メディア『TABI LABO』の記事のビジュアル選定やレタッチ、広告案件のPOPやカタログ、リーフレット制作の手伝いなどが主な業務でした。いまでも覚えているのが、紀里谷和明監督と弊社代表の久志の対談記事のビジュアル制作です。

制作したビジュアルを上司に見せたときに「フォントの使い方や、その一文字にもデザイナーの意図や思いが込められているのに、お前はどんな適当な使い方をしてるんだ!」とひどく怒られたんです。結局、修正を入れてもらってなんとか公開に至ったのですが、それ以来上司とは交換日記を通じて日々フィードバックをもらい、基礎から学び始めました。

──なにをきっかけにフォトグラファーに転身したんですか?

入社して3年が経ち、広告業務に携わりながらメディアで得た知見を活かしカメラマンへのディレクションなどもしていました。しかし、当時の上司の下で働いていても、美大卒でキャリアも豊富な彼らは優秀すぎるのでいつまで経っても僕が追い抜くことはできないという葛藤が常にありました。彼らがしていないことを始めなければ自分の価値を出せない、と考えたときに「カメラだ!」と思い立ち、フォトグラファーへの道を探るようになりました。

──自分にしか出せない価値を追求していたんですね。

はい。とりあえずカメラをすぐに買いに行きました。『TABI LABO』編集者のトニーさんに初めにこの話を相談したときに「カメラで仕事をしようとしている人間が、仕事道具をもっていなくてどうするの?高い投資だとしても自分の道具を持たないと始まらないよ。足りなければ僕がお金を貸してあげてもいいから今すぐ買った方が良い。」と言ってくれて、当時のなけなしの給料でカメラを買いました。

──すごい行動力ですよね。業務として写真を撮れるようになったのは、どのような経緯からですか?

最初から撮影した写真を使ってもらえるわけもなく、しばらく仕事の合間の時間を使ってがむしゃらに練習する日々が続きました。
そんななか、『TABI LABO』の『ビー!』というアイテムを紹介する企画で、編集者のトニーさんから外部のフォトグラファーに意図を伝えるための試し撮りを依頼されたんです。それで、これはチャンスだぞと。気合いを入れて何枚も撮影し、渾身のベストセレクトを彼に送りました。すると「これからは、やまちゃんに任せてみようかな」とチャンスをもらえたんです。そんな始まり方でした。

──ブツ撮りがメインだったんですか?

そうですね。人物写真を最初に撮ったのは、広告案件でモデルさんを撮影したときです。それまではずっとブツ撮りだったので、シャッターを1枚切ったら写真を確認してたんです。でも、モデルさんはポージングを一回一回変えるじゃないですか。せっかくポージングを変えてくれたのにカメラを下ろしてしまって、戸惑ったような顔をしている彼女と目が合ってしまい、すぐにカメラを構えて撮り始めるというタジタジっぶりでした(笑)。

体当たりで
仕事の領域を拡張していく

──つねに体当たりしながら仕事の領域を拡張していますね。撮影のなかでは何が好きなんですか?

今は、空間を装飾して世界観を作った上で写真を撮るのが一番好きですね。

印象深いのは、レクサスの「LIFEGENIC JOURNEY with LEXUS UX」という案件です。撮影だけではなく、空間の装飾もやってほしいと言われ、予算と時間がないなかで、本当に何もない宮崎のビーチに「LIFEGENIC」の世界観に沿った空間をつくらなければならなかったんです。

知り合いのスタイリストの方に相談すると「それは、いますぐできないと断ったほうがいい」とアドバイスされました(笑)。でも、なんとなくなんですけれど、ぼくのなかではイメージができていたし、挑戦してみたいと思いました。とはいえ、緊張やプレッシャーで夜も眠れず吐きまくり、本番3日前くらいはずっと寝ずに小物づくりに追われていました。

──結果として、どんな撮影になったんでしょう?

クライアントや関係者にも喜んでもらえて、大成功でした。その頃から空間装飾も含めた撮影の仕事が増えていきました。

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「PR with LOVE」という哲学

──山崎さんが仕事をするうえで大事にしていることって何でしょうか?

NEW STANDARD社が広告案件に携わるスタンスとして示している、「PR with LOVE」という言葉を大切にしています。クライアントの商品をクライアント以上に愛し、それをユーザーに届けるという意味なのですが、愛があるゆえにクライアントとぶつかりあうこともあるし、「ユーザーにはこれじゃ届かないですよ!」と伝えることも多々あります。極論を言えば、「これはターゲット層に合っていないので、違うメディアのほうがいいですよ」と伝えることも。そういう芯にあるものはずっとブレないですね。

──仕事のやりがいはどういうときに感じますか?

アーティストにならず、全体の目的に合わせて商品をどう見せるのか最善をつくすように心がけているので、やっぱりクライアントやユーザーが「いい写真だね」と言ってくれたときですかね。もちろん、一緒に働く社内の人たちにいいねと言われるのも嬉しいです。

──NEW STANDARD社内にフォトグラファーが在籍しているメリットは、どこにあると思いますか?

すぐに撮影ができるという可動性もですが、『TABI LABO』らしい視点を届けるときに、それに寄り添った写真を撮れることが一番大きいと思っています。それによって、ユーザーに新しい視点で情報を届けられたり、他のメディアにはできないような独自の切り口に合わせた記事のトーンで伝えられると思います。

──最後に、今後のキャリアの拡張をどのように考えていますか?

チームをつくりたいですね。もし自分がいなくなっても、NEW STANDARD社らしさを表現する写真をつくれるように、同じ動きができる人を社内に増やしていきたいと思っています。

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