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総合商社からスタートアップベンチャー1ケタ社員へ。不安を乗り越えた先にあった62,208円の感動とは。

プロフィール

河上 寿岐。1989年大阪生まれ。同志社大学法学部を卒業後、神戸大学大学院国際協力研究科に入学。大学院在学中に中国上海の復旦大学大学院School of International Relations and Public Affairsに留学。双日株式会社を経て、株式会社タビナカ(旧Rising Asia)に入社(2018/01〜)。大学・大学院在学時はバックパッカーで合計20カ国以上を旅したほど旅行好き。

総合商社双日からの離脱、そしてタビナカ入社へのキッカケ

前職は総合商社の双日株式会社にて、投資案件のリスク管理に携わる仕事をしていました。新卒1年目で配属された部署がリスク管理部。周りからは「トレーディングの商売の経験も無く、いきなり投資案件のリスク管理に関わる部署に配属されて大変だね。」とか「1年目から配属される部署じゃないよね」とか言われてました。

具体的に何をするか想像しにくいと思うのですが、リスク管理部は例えばM&Aや新規出資など、投資案件のリスクを見極め、案件推進の可否を決定したり、営業部が持ってきた案件をどうすれば社内で進められるのかを相談しながら進めるような部署でした。案件にどのようなリスクがあるのかを考え、関係部署との橋渡しなども行っていたため、法務や会計など、幅広い知識が必要な部署でした。

正直、双日にいる時は関わっている案件の規模が大きすぎて、仕事が完全に自分のものと思えなかったんです。部署の特性上、直接表にでる営業部とは異なり、お客さんや取引先と直接お会いすることもない。リスク管理部が新規案件に表立って関わることも良しとされてなかったので、出張などもほとんどなかったです。自分が関わった案件が上手くいけば、無事終われば嬉しかったですが、それがめちゃくちゃ嬉しいとは思ったことはなかったです。そんな環境の中で自分の役割を見つけるのが難しく、なんだかモヤッとした日々が続いていました。

前職の恩師である上司に言われた、働く上で大事なこと

双日で働いていた時に非常にお世話になった恩師の上司が居ます。その人は何事に対しても一生懸命でいつも「当事者意識を持て」と言っていました。その案件に対して頑張ったところで自分に何の見返りも無いのに、真剣になって動いてる姿はとても格好よかった。だけど自分はどうしてもやっていることが他人事にしか思えず、その気持ちのギャップがどうももどかしかったんです。自分のものとして会社を捉え、自分の事業として働くってどういうことなのかを考えました。そこからベンチャーってどうなのかな…と思い始め、wantedlyに登録。色々なスタートアップ・ベンチャー企業を見るようになりました。

大手からベンチャーへ…決断に悩んだ数ヶ月

タビナカとの出会いはまさにwantedlyの中ででした。もともと旅行が好きでバックパッカー経験もあるし、面白そうと思って今野さん近森さんに話を伺いました。当時のタビナカはまだまだ小規模で社員も7人。事業のユーモアと自分の力で会社を変えていける可能性にわくわくしましたね。しかし、すぐには決断ができませんでした。

 タビナカへ同時期に入った他の社員は即決が多かったようですが、僕は数ヶ月悩みました。大企業からベンチャーへ移るのってリスクが大きい。うまく行く可能性もあるけど、悪くなる可能性もある。それに給料も全然違う。正直…一番の懸念はお金のことでしたね。下手すれば半分近くになるけど、それでもタビナカにジョインするのか。悩みに悩んだ数ヶ月でした。

それでもタビナカに入社した理由。当事者意識を持てる仕事とは?

それでも僕がタビナカに入社しようと思ったのは「今の給料よりも未来を見よう」と思ったからです。人生は一回きり、好きなことしないと損だなって思って。可能性が多様なタビナカで働いた方が楽しいなって思ったんです。もっと言えば、他にも悩んだベンチャー企業はありましたが、タビナカなら1ケタ社員になれるっていうのも決断するポイントの1つでした。

 自分で何かを動かせる喜び…タビナカに入って初めて当事者意識を持てるようになって恩師の言葉が染みるようになりました。やっぱり「当事者意識を持って働く」って大事だし、これからも大切にしていきたいと思います。

タビナカにジョインを決意。一番嬉しかった出来事

タビナカに入って今まで一番嬉しかったのは、自分の立ち上げたカンクンで実際に申し込みが入った時。今でも覚えてます、62,208円。本当に着金あったー!申し込みあったー!って感動しました。この時に自分で事業を動かす高揚感を感じて、面白いなぁって実感しましたね。双日時代から自分で売り上げを作るのに憧れてたんです。前職では自分の仕事はリスク回避だったし、何かを1から作ることはなかった。自分の立ち位置は会社にとってコストでしかなかった。けど、タビナカでは直接現地の人とやりとりして、地道に頑張って売り上げを作り上げて行く。だからこそ実際に申し込みが入ったときは単純に嬉しかった。自分が事業の中心に居て動かしている感覚は、今まででは経験できなかったやりがいを感じています。

入社に悩んでいる数ヶ月前の自分に言葉を投げかけるなら?

とりあえず「数ヶ月後の自分は後悔してないよ」って伝えたいです。色々迷ったけど、結局この会社に入って当事者意識を持って働く楽しさを感じてる。自分の力を試せる今の環境に感謝してます。責任を持って仕事をするからこそ、人は成長するんだと思うんですよね。タビナカってそういう会社だなって思います。

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