新しい会社に入社したばかりの時は、戸惑うこともたくさんありますよね。分からないことだらけだけど、誰に聞けばよいのかも分からなかったり、そもそも「こんなこと聞いていいのかな?」と迷ったり。
こんにちは!株式会社タンバリン採用・広報チームの荻田です。かつての僕もそうやって悩んだひとりでした。
今はその経験も活かして、新しい仲間が1日でも早くタンバリンに馴染めるような体制づくりをしています。そこで今回は「やって良かった」オンボーディングの工夫を5つ紹介したいと思います。
目次
- 【1】バディ制度
- 【2】入社後ふりかえり会
- 【3】Meet the Team!
- 【4】リーンコーヒー
- 【5】勤怠管理のリマインドメッセージ
- 終わりに
【1】バディ制度
中途入社のメンバーに入社後3ヵ月間、先輩メンバーと「業務に直接関わらないことでも、困ったらこの人に何でも聞いてね」という関係性のバディを組んでもらっています。
バディ相手となる先輩は、新メンバーと性別や年齢、職種が近いなど、ある程度共通点があり、かつ自身も社歴1〜2年以内で入社時の記憶が新しい人に依頼しています。その方が近い目線でアドバイスできるからです。
そして週に2〜3回定期的にオンラインMTGを実施してもらい、随時、疑問や不安を解消してもらっています。
バディ期間は基本的に3ヵ月ですが、2人で話し合い自由に短縮や延長することが可能です。実際に「良い関係を築けたから、今後も2人で話す機会を定期的に設けたい」と延長しているバディもいます。
この制度を始めたのは2020年6月で、タンバリンが基本リモートワークになったタイミング。
きっかけは、制度が始まる前の同年4月に入社したエンジニアの井上さんと、彼のチームリーダーだった長家さんの関係でした。長家さんが積極的にコミュニケーションをとって井上さんの不安を取り除こうとしてくれているのが、すごく良いなと思ったんです。
会社として必要な体制だと感じたので、メンバーの自主性に任せるのではなくオフィシャルの制度として設けました。
【2】入社後ふりかえり会
入社1〜2ヵ月のメンバーを対象に実施している、オンボーディングのためのオンラインイベントです。実際に働き始めて感じたことをざっくばらんに話してもらっています。
良いことだけではなくモヤッとしたことも話し合ってもらうことで、社歴が近いメンバー同士の交流にもなっています。また「ふりかえり」は、タンバリンが推進しているスクラムイベントのひとつです。それを体験してもらうという意味合いもあります。
この会で出たアイデアは、日々の中で困ったことやモヤっとしたことをメンバーが随時追加している「改善リスト」に追加し、全体MTGで確認していっています。
【3】Meet the Team!
実はこれ、僕が入社した時に他部署が具体的にどんなことをしているのかが分からなくて「教えてほしい」と声を上げた時に、開催してもらったイベントなんです。以降レギュラー化しました(笑)。
3ヵ月ごとに2時間で開催し、各部門のマネージャーが15分ずつ部門紹介し、残りの時間で中尾さんが今後について話をします。会社理解を深めてもらうとともに、中尾さんとコミュニケーションをとってもらう時間にもなっています。
【4】リーンコーヒー
こちらは、社内コミュニケーションの活性化を目的とした一般的なワークショップです。リモートワークが始まったばかりの4月に、コミュニケーションの補完としてやってみたら良かったので、オンボーディングに取り入れました。
当日は入社したばかりのメンバーが有志で集まり、テーマもそこで話し合って決めています。1チームは6〜7名程度で、参加人数に応じて複数のチームを作り実施します。
【テーマ例】
・入社後の仕事の流れが分からない
・作業に集中できない時の切り替え方
・入社後、気になってたけど聞くに聞けない話
・Trailheadや資格取得の勉強が進まない
・実務で関わらない人とのコミュニケーションどうする?
【参加したメンバーからの声(一部抜粋)】
・他の人がどのような悩みを持っているのか聞けて良かった
・誰かに共有することで自分の考えを整理できた
・今後のコミュニケーションに役立ちそう
・息抜きにもなった
ディスカッションの内容は、随時ドキュメントに書き込んでもらいます。その後、全チームのドキュメントをひとつにまとめ、参加者に共有しています。
【5】勤怠管理のリマインドメッセージ
僕は人事にも関わっており、勤怠管理も仕事のひとつです。
オフィスに出社していた頃は、出勤時と退勤時に社員カードを入口の機械にかざせば打刻されていましたが、基本リモートワークになった今は、Slackを使って自分で打刻しないといけません。すると退勤報告が漏れるメンバーが出てきました。
以前は管理部から「打刻してください」など事務的なリマインドメッセージを送っていましたが、なかなか改善されず……。体調も報告してもらっているので極力ちゃんとやってもらいたいのですが、うまくいかなくて悩んでいたんです。
そのことをDiscordでメンバーと雑談中に相談してみたら、エンジニアの名護さんが「遊び心があるリマインダーにしてみたら」と提案してくれ、しかも作ってくれたんです!
▲名護さんが作ってくれたリマインダー
今は「ダーン」スタンプを押すことに達成感があるのか、漏れがかなり減りました。
終わりに
採用・広報チームと応募者の関わりは、入社で終わりではありません。入社したあとは「一緒に働く仲間」になるからこそ、その仲間のために何ができるかを考え続けます。
また新しく入ってきたメンバーだからこそ見える、タンバリンの課題もあることでしょう。馴染んでもらうのも大事ですが、同じくらい課題感を積極的にシェアしてもらえるような環境&関係性づくりも大事だと僕は考えています。
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