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夢を見ない人生で本当にいいの?自分に素直になれる、目標を見つける3つの方法

◆夢を見ない人生で、本当にいいの?

私たちはみな周囲の期待に応えようとして生きています。

特に日本で生活していると、両親が求める「良い子供」、つきあっている相手の「理想の彼氏・彼女」、同期の認める「恥ずかしくないキャリア」職場で求められる「○○役」を卒なくこなしてゆくことが求められ、それらがうまく満たせている自分の柔軟性にもひそかな自負など持ちながら、周囲の期待に自分の人生の舵を預けがちです。

でも、それでいいんでしょうか。
受験戦争を戦い、就職を乗り越えると、ふと自分には「失うもの」があるのではないかと錯覚します。
優秀で、周囲をがっかりさせたくないと思う優しい人ほど、既定路線を踏み外したら「失うもの」があるように感じるようです。

そうこうしているうちに年収が上がってきて、同時にライフスタイルもインフレを起こし、
「ゴールデン・ハンドカフ(金の手錠)」、つまり年収や生活水準が下がることへの恐怖から、
仕事内容を優先して職業選択ができなくなってしまう現象が広く生じてしまいます。

でも、実は、そういう人ほど、特に20代でどんなに失敗しても、挽回できないことなんてないんです。
例えば、極端に起業で大失敗したって、家族を不幸にしたり、首をつらないといけないほどの
借金なんて、そもそも20代では銀行に貸してもらえません(笑)

最大のリスクは、一度きりで、他の誰のものでもない人生において、自分が心底意義を感じ、
人の役に立てて満ち足りた気持ちになったり、死ぬときに「ああ、おもしろかった」と思える仕事に、
一度もチャレンジしないことのほうではないでしょうか。

私は「本当にやりたい仕事」を求めてもがき、
「子供に勉強を教えながら寄り添いたい」という自分の夢に素直になれなかったのですが、
できれば、慧眼なるWantedly読者のみなさまには、もうちょっとスマートに自己発見をしてもらいたいと思います(笑)

◆自分に素直になれる目標をみつける3つの方法

1)「怖くなかったら」何をするか

 「私は○○がしたい」と思った瞬間、頭の中にあふれてくる声があります。
 「そんなの無理だ」「難しいだろう」「どう思われるか」「わたしはそういう特別な人じゃない」
 脳が発するそのとめどないネガティブなおしゃべりは、失敗しないように、
 また「やったらできるかもしれない」という可能性がもろくも崩れるのを
 目の当たりにしなくて済むように、私たちが進化の過程で獲得した優秀な自己防衛本能です。

 でも、一度考えてみてください。もし、怖くなかったら。
 「こんなことが起きたらどうしよう」を一旦棚に上げて、
 体調がよい日なんかに、「こんなことができたら楽しいな、幸せだな」だけを考えてみてください。

 わくわくし満足を感じる気持ちの方は、合理的には説明できない部分が大きいものです。 
 それが定まってから、リスクを考えましょう。こちらは、感情的には怖くても、
 最終的には合理的に評価し、冷静に分解して、ひとつひとつ対処できるもののことが多いのです。

2)世界中のリソースがあなたのもので、一つだけ問題を解決できるとしたら、何をするか

 世界中のどんな秀才や有名人もが喜んであなたの夢に手を貸してくれて、
 お金も、時間も、情報も好きなだけ使えたとして、
 一つだけ「ある問題」を解決していいと言われたら、どんな問題を選びますか。

 ハーバード/スタンフォードの合格祝いをして頂く食事の席で、
 憧れの先輩社長に「答えるまで帰さん」と言われて面くらった質問です。

 世界平和…?貧困撲滅…?と壮大なテーマを思い浮かべても、
 自分自身があまりワクワクしていないことに気づきました。

 人は、自分が感じたことのある痛み、自分が経験した幸せによって定義されるもかもしれません。
 私の場合は、子供時代に辛かった「バイリンガル教育」にこそ血が騒ぎ、
 寝食を忘れて仕事ができると思えることに気づきました。

 それが定まったら、あとは足りないものを合理的に獲得してゆくのみです。
 例えば、情報が足りないのだったら、「どうしたら情報が得られるだろう?」と考えれば建設的です。

3)「ボーナスライフ」があったら、何をするか

 任天堂のマリオシリーズのゲームで緑のキノコを食べると、「ボーナスライフ」がもらえます。
 一回死んでも、なかったことにしてもらえる便利なアレです。

 日本では優秀な人こそ大企業に就職する風習が色濃く残っていますが、
 そういうキャリアを経て、鍛えられ、まだ若い人こそが、
 リスキーと呼ばれる起業にチャレンジする新しい風潮を感じます。

日本のように失敗を極端に忌避する社会の場合、一旦は社会の慣例に従って、
 「ボーナスライフ」を獲得した若い人が起業に 挑戦すべきという発想があります。
 学歴・職歴が優秀だったり、経済的社会的資本があったり…
 一回失敗しても、今まで築いた資本で挽回をはかれるからです。    

 そうでなくても、もしボーナスライフがあったら何をしたいか、と考えるのは、
 自分がわくわくできるテーマを探すうえで有用かもしれません。
 挽回しないといけない事態なんて、大きな会社にいたってあるんです。
 せっかくだったら、努力も、苦労も、自分が大義を感じるもののためにしませんか。

 いかがでしたでしょうか。
 
 いわゆる「課題の分離」をする三つの方法、つまり
 わくわくと、リスク管理はごっちゃにしても何もおきまへんで!
 というのを3通りの方法でお伝えしたような内容ですが、よかったらぜひ、
 試してみてください!

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