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【新卒】採用・離職の実態とその要因とは?

人事の方はつい先日ようやく内定式がおわり一息ついて、2019年新卒採用に向けて準備を進められるタイミングだと思います。2019年新卒の面接が開始されると同時に2018年新卒が現場に配属され、先日まで学生時代を過ごしていた新入社員がそれぞれの思いを抱えて社会人としての一歩を踏み出します。

新卒離職状況の実態

新卒は“3年3割”と言われています。これは、1年目で約1割、2年目で約2割、3年目で約3割の人が離職することを意味しています。

この状況、どうお考えになりますか?実は、早期離職に歯止めをかけなければ大変なことになるんです。

新卒採用難時代に突入し、離職防止が注目されています

新卒の採用業務に携わっている方でしたら、この章は重々お分かり頂いている内容だと思いますが、新卒採用マーケットは非常に競争率が高くなっており、それに伴って採用費も年々高騰しています。

FACT① 新卒募集企業の増加による採用難

今の採用市場では、アルバイトや中途の採用も厳しくなっています。そこで、採用が難しいエリアや不人気職種の労働力確保として新卒採用に乗り出す企業も少なくありません。実際、マイナビ新卒では2015年~2018年までの間で毎年116%ずつ掲載企業の件数が伸びています。人気メディア内での競争は激化している状況といえるでしょう。

FACT② 大学入学者人口の減少による採用難

大学受験ナビ360によると、2015年~2025年までの間に大学入学者人口は約6.5万人減少するといわれています。(大学進学率が2015年と同様と仮定した場合)

なぜ新卒は離職するのでしょうか?


上記を見ると、就業期間によって離職理由が異なることがわかります。では、具体的にどのようなことをストレスに感じているのでしょうか。「テガラみる」を通じて新人の心のコンディションを見ていくと、以下のような問題が具体的に見えてきました。

①仕事内容が合わない

仕事内容に対するストレスを分類すると、肉体的な面と精神的な面があります。たとえばこれまでと異なる生活リズムになるような仕事(夜勤など)だったり、体力の必要な仕事だったりと、想像を超える負荷がある場合です。精神的な面だと、ミスに対する反省や自責の念からくるストレスが多くみられます。特に学生時代に接しない業界(BtoB、BtoCでも消費者になりにくい保育介護業界など)では、働くイメージがつかみにくくギャップが生じやすいため、入社前職場見学や働き方研修など業務への十分な理解が必要です。

②労働時間・休日など

選考や募集記事では書きにくく、実態と合わない表現をしている企業様は要注意です。休日出勤やサービス残業などに対して新入社員は会社に言いにくく、友人や家族に相談し、退職を促されるケースもあります。もしそのような理由で退職が多い現場があれば、業務量や制度の見直しが必要です。

③人間関係

人間関係と一口に言っても、対社内と対社外では悩みも異なります。社内では上司や先輩の態度についての疑問が多くみられます。その場合、誰が影響を与えやすいキーマンなのかを特定して再教育を促したり、配置転換をすることが必要です。また社外の人間関係に対してストレスを感じている場合、その対象は取引先の担当者やカスタマーに向く場合があります。不満や疑問をぶつけにくい相手でもあるので、マネージメント担当者が率先して話を聞き、間に立って守ってあげると会社に対して信頼感を醸成することができるでしょう。

上記のように人によっても就業期間によっても悩みはさまざまですが、総じて申し上げると、配属先の人間関係・仕事内容・ワークスタイルを極力具体的に伝え期待値調整を図ることがもっとも重要だと言えます。

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