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前編にて一度、テラグループを抜けた過去をもつ南米支社長の鈴木。後半ではグループに戻ってきた理由と改めて感じた、テラで働くことのやりがいと魅力について、聞いてみました!
テラグループを一度抜けた後どのようなことをされていたのですか。
転職先では、その会社が初めて取り組んだ海外M&A事業の担当者をしていました。提携先企業の調査も自ら担当し、M&A締結後は子会社のCFOとして活動しました。
CFOとして、その会社の財務管理に時間を割いた一方で、売上や収益を上げることについては部下に任せっきりであったり、買収先企業と組織・文化を一つに纏めることができなかったりと、経営者としての役割としては果たせませんでした。そのことがきっかけで、あらためて自分が築いてきたキャリアをについて見つめ直した際に、相談に乗ってくれたいただいたのがテラグループ社長の徳重でした。私自身のキャリアパスや、海外で経営する心構えこと等、様々な点でアドバイスをもらう中で、改めて徳重からドローン事業として再チャレンジオファーを受けました。最後の最後まで悩みましたが、2年のブランクを経てこの会社に後戻ることを決めました。
テラグループに再度入社しチャレンジをするとは、大きな決断でしたね
そうですね。道半ばでテラを退職した身にも関わらず、転職先で悩んでいた自分を徳重は再度受け入れました。感謝してもしきれないというのが率直な思いです。
テラに戻ってからはそうした地位や役職へのこだわりはなくなり、今は商品やサービスの提供を通じて社会に対してどうやって貢献していくかを考えてばかりいます。特に生活必需品を作り出したり社会をより前に進めたりといった仕事に興味を持つようになりました。
2年間で新たなご自身への気づきはありましたか
まず、仕事に対しての考え方です。以前は、会社のポジションに強いこだわりがありました。現在は、社会に対して商品やサービスを通じてどうやって貢献していくかについて考えるようになり、特に生活必需品や社会をより前向きに進める仕事について興味を持つようになりました。
外から見たテラへの気づきはありましたか
大きく二つあります。
まず、テラがなぜ「現場を最重要視しているか」を理解することができました。正直に申し上げると、転職前にテラにいたときは、現場レベルのことばかりで企業戦略や経営戦略を学ぶ機会が少ないように感じていました。しかし現場こそ経営戦略の肝であると強く思うようになりました。トップである徳重自らが現場の最前線で行動しながら、経営戦略を立て続ける理由が理解できるようになりました。
次に、日本のベンチャー企業で最初から世界をすべて巻き込んだビジネスを展開している点が、改めて魅力的だと気づきました。シャオミやUberをベンチマークとしていますが、世界各地のマーケットを同時に抑えていくようなビジネス展開をしているという点では、彼らに負けていないと思っています。
今はどんなことをされているんですか
南米の責任者を任されています。南米各国でJVを設立しドローン事業の拡大を目指し、活動をしています。ブラジル、アルゼンチンではCo-CEOの立場として、新規開拓営業、ファイナンス、オペレーションなどを担当しています。チリでは有望なJV先が見つかりいま交渉を進めている最中です。その他、ペルー、コロンビア、エクアドル、ボリビア等では、各地のパートナーと各国の情勢を踏まえたビジネスプランを構築しているところです。
今、複数のJVを経営していますが、成功の秘訣についてどう考えていますか?
まだ、実績が出ておらず成功したと言えないので、模索しながらやってます。JVが成功する秘訣として、販路と技術の二つをJV先パートナーと我々が別々に持つことが重要ではないかと思っています。お金を出すだけで、パートナーが販路も技術も持っている場合だと、我々が事業貢献をしづらい場合が多いからです。営業と技術のシナジーを両社で持つことこそが、事業拡大や社内運営においてもかなり重要だと思います。
加えて、契約締結後のPMI(Post Merger Integrationの略。M&A後の具体的な経営統合)も重要なキーです。買収して終わりではなく、2-3カ月で、会社の風土を変えなければなりません。異国のJV先にしっかりとテラドローンのカルチャーを浸透させるのは本当に苦労が絶えません。
確かに投資金額も重要ですが、スタートアップへの投資が盛んに行われ、調達側も多様な手段で調達できる環境になりつつあるので、お金だけで対等な関係で事業を持ちかけても難しいのが今までの経験から感じていることです。
複数国で事業が始まった段階でかなりでお忙しいそうですね
正直厳しい出来事が多いです。それでもテラグループにいられるのは、日の丸を背負っている実感と、現場を信じて任せてくれる寛容さがあるからですります。
特に新規事業を成功させるためには、設立初期は細かい数字計画に囚われるよりも、現場の声をしっかり組み取り、細かく修正細かく軌道修正していくことの方が大事だと思っています。特に海外だと、最初に立てたプランではうまくいかないことの方が多いです。テラはPDCAサイクルが速いので、細かく軌道修正しながらビジネスを展開させてもらえるのは本当に感謝しています。また、それを一番理解している社長がいるからこそ海外で新規事業を作っていけるのだと思っています。
なぜ海外×経営者にこだわるのでしょうか?
海外で使われているプロダクトに、日本企業の製品の面影がないことが悔しいからです。今リオデジャネイロにいますが、街中の広告は中国、韓国企業のメーカーのものしかありません。しかし日本企業が忘れ去られてしまったのかと言うと、決してそんなことはありません。テラで仕事をしていると現地の人の心には相変わらず「日本ブランド」が存在し、日本企業だからこそ我々を信頼して話を聞いてくれる会社は多いと感じていました。だからこそ、日本からもう一度SONYやホンダのような世界で通じる企業を創りたい。そのためには海外で経営者として活躍しなければならないと思っています。
今後チャレンジしてみたいことは?
直近のチャレンジは、南米で10億円を売り上げることです。また将来的には、テラが世界一のドローンサービスプロバイダーになることです。テラの持つスピードを最大限活かし、テラが生み出したテクノロジーを南米で、事業化していきたいです。
最後に学生のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
一秒でも早く海外に行くことだと思います。私の場合は、24歳まで「海外」や「経営」することなど考えていませんでしたが、初めて海外に出たことで、キャリア観が大きく変わりました。
また、あきらめないことも重要です。今まで失敗をたくさんしてきました。それでも自分自身で決断して、頑張る、この繰り返しで乗り越えてきました。人に何か言われても、最後は後悔しない道を自分自身で選んでいただきたいです。ベトナムの時もインターン生が活躍していました。挑戦したい学生や若手の皆様、お待ちしてます。
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