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0勝2敗。27歳元コンサルの事業開発記。

「立ち上げは本当に大変でしたけど、一つひとつ壁を乗り越え、どうにか大きな事業に成長しました」

…みたいな話、よくありますよね。書店のビジネスコーナーやGoogleさんに聞けば、多くの事業開発サクセスストーリーが世の中に溢れていることがわかります。ああいうのは最高にカッコいいし、人々を熱狂させます。

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トモノカイは2000年の会社設立以来様々な教育領域の事業にチャレンジをし、今では5つの事業部が存在します。(家庭教師部門、講師求人部門、学生メディア部門、留学生支援部門、学習デザイン部門)

そして私は、第六の骨太事業作りを狙う「経営投資部門」に所属。コンセプト作り、事業企画、ビジネスモデル作りなどといった一連の新規事業開発を日々行っています。

「新規事業開発」という言葉にはクールな一面があるため、この手の仕事は多くのビジネスパーソンや大学生が憧れる対象になっていますよね。まさに私もその一人でした。

でも私はまだ、結果を出していない「"カッコよくない系"事業開発者」です。

もしカッコ良さを求める読者がいらっしゃったら申し訳ありませんが、ご期待には添えません。
まだ成功を手にしていない事業開発担当者がどんなことを考えているのか。実はそういった「言いたくない/恥ずかしいこと」を世の中に発信することにも価値があるのではないかと思い、つらつらと書いていきます。

◎4年間のコンサル、ときどき教育生活

大学3年生のある日、某ベンチャー企業の経営者の方がゲストスピーカーとして登壇していた大学の講義でビビッときた私は、「貧困削減を実現する学園都市を将来創ろう」と志します。就活では「経営者の視点を身につけたい」とコンサル系を中心に受け、IT系の大手コンサルに4年間勤めることになりました。

ITコンサルでは計画系SCMのスクラッチシステム導入というニッチな領域で勝負をする傍ら、大学生をはじめとする若者への教育に関心を持ち、社内で企画会議を何度も実施。紆余曲折を経て会社の看板を借りることを諦めた後、入社同期をはじめとした仲間に協力してもらってプライベートでセミナーを3回開催(東京、大阪、インドネシア)。

セミナーを通じて自分の中の教育への想いが止められなくなり、転職を決意。社会的ミッションとビジネスの両輪を回しているトモノカイへ、2016年4月にジョインしました。

写真:インドネシアでも貧困層の子どもが集まる学校でセミナーを開催

◎入社3ヶ月目、2つの新規事業のリーダーになる

入社後すぐに新規事業開発を担当することになったものの、コンサル時代とは違う仕事の進め方に最初は戸惑いがありました。幸運なことにチームにコンサル出身が私一人だったため、その希少価値を活かそうと、前職で得たプロジェクトマネジメントの手法を導入。どうにか新天地に慣れていきます。

そんな「新人」の時期が過ぎると、ひょんなことからいきなり2つの事業を私が引き継いでリーダーに就任。長期インターンの学生を含む7名のメンバーと共に、忙しい毎日を送ります。

◎2つの事業、両方クローズに

事業が終わりを迎える時、その予感は十二分にあるものです。

 ・超えるのに時間もお金もかかる壁が現れた
 ・この壁を超えたとしても、またすぐ次の大きな壁が来ることが目に見えている
 ・そもそもこの先に目指すべき世界は広がっているのか

そんなことに頭を悩ませていた昨年末、会社から事業のクローズが告げられました。

私にとっての初めてのビジネスは、あっという間になくなりました。
何もできなかった。それが第一の感想でした。

なぜ事業が失敗に終わったのか。振り返ると以下のようなことが挙げられます。

 ・組織のリソース(10万以上の大学生会員DB)の表面のみを見て頼りにしすぎていた
 ・急増した「競合」との差別化ポイントを作り出せなかった
 ・市場としての「伸び」が期待ハズレだった

なんか、こう書くとそれっぽいですよね。間違ってはいないですから。
でも、事業のトップとして見ていた私には違和感があるんです。

つまるところ、結局まだまだ「本気」になれていなかったんだと。
「情熱」を注げていなかったんだと。

◎2年目の新規事業開発の今

前任から引き継いだ上述の2事業とは違い、その後は完全にゼロの状態からの事業開発を行っており、11月中に1事業のサービスインを予定しています。コンセプトは「教育と他産業を接続させる」こと。「"興養"プロジェクト」と命名し、メンバーと共に今後の事業立ち上げを準備しています。

いつか、冒頭のようなクールなセリフを言えるように、そして事業の価値が教育界をポジティブな方向へ一歩進められるよう、若輩者の27歳は今日もせっせと仕込みを続けます。

写真:「学校での学び」と「人生の幸福」の間にある社会や物事への「興味・関心」を養う「"興養"プロジェクト」

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次回のトモノカイリレーブログは、学習デザイン部門の河合さんにバトンを渡します!
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株式会社トモノカイでは一緒に働く仲間を募集しています

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