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【CEO登壇レポート】飲食店のDXによって「おもてなし」は失われると思いますか?

こんにちは、CEO室の中山です。

突然ですが、みなさんに質問です。ここ数年よく耳にする「DX(ディーエックス/デジタルトランスフォーメーション)」を進めると、「おもてなし」がより手厚く実施できると感じますか?それとも、その精神が失われてしまいそうな気がしますか?

先日、トレタCEOの中村が登壇したイベント「FOODIT LIVE!」では、漠然とした印象のこの問題に切り込むべく「"DXはおもてなしが失われる”ってホント?!」というテーマに対して事例紹介やディスカッションが行われました。

この「FOODIT LIVE!」は「外食の未来が生まれる場所を作ろう」という理念でスタートしたFOODIT TOKYO」というカンファレンスのスピンアウト版で、外食産業によってタイムリーな話題をタイムリーに取り扱うオンラインイベントです。

なお今回の登壇者は以下の通りでした。

●遠山 啓之 氏
株式会社LEAD LIVE COMPANY 取締役副社長

●畑 達彦 氏
ソフトバンクロボティクス株式会社
プロジェクト推進本部 FoodDX事業統括部 統括部長

アイリスオーヤマ株式会社
FOODDX推進部 エンタープライズチーム部長

●中村 仁
株式会社トレタ 代表取締役CEO

FOODIT TOKYO 実行委員長

遠山氏は飲食店の現場で接客の向上を目指して日々活動されており、また配畑氏は飲食業界のDX化をロボット導入で後押しされています。


イベントでは、飲食店DXの中でも特にホールスタッフの働き方に大きな影響を与えそうな「配膳ロボット」と「モバイルオーダー」についてフォーカスし、中村からはこの「モバイルオーダー」について、「トレタ O/X」の導入事例を元に、人件費が2割を切ってもホスピタリティは担保された事例などを紹介しました。

せっかくですのでスライドの一部をご紹介します。

まずは店舗運営に占める人件費が32%→19%に下降した例。これは、モバイルオーダーによってスタッフがオーダー理由にお客さんから呼ばれる回数が減り、スタッフの作業効率が上がった結果、少ないスタッフで店舗を回せるようになったことが理由です。スタッフが減ったぶん疲弊して・・・ということはなく、笑顔で接客できるほど余裕があったというのが印象的でした。


スタッフを呼ばなくても良いということは、お客さんがモバイルオーダーを通じて、好きなタイミングで好きなものを注文できるということでもあります。その結果、客単価が7%アップする効果もありました。


少ない人数で客単価がアップできたところ、結果として人事生産性が12%向上した事例なども紹介されました。

ほか、DXの一助になるサービスとして、イベント内で当社の「トレタ OX」を紹介しました。改めてコンセプトムービーをのせますので、是非そのイメージや効果をご確認ください。


「DX」によっておもてなしは向上する!

飲食店のスタッフにとって従来の接客は、コミュニケーションのタイミングをお客様と合わせる「同期型」でした。「すいません」と呼ばれれば、自分の作業を一旦中止して、お客様の元へ急ぐ。お客様と会話中でも、料理の提供があればテーブルを離れざるを得ない。そんな接客が主だったのではないでしょうか。

しかし、配膳ロボットやモバイルオーダーによるDXを導入することで、こういったものをできる限り「非同期型」にすることができます。モバイルオーダーが成立すれば、お客様から「すいません」と呼ばれる頻度は限りなく減りますし、配膳ロボットがキッチンからテーブルまで料理を運んでくれるならば、お客様との会話や料理の説明に集中することができます。

このようにDXを進めることによって、「スタッフにしかできない作業=おもてなし」にかけられる時間が増加し、結果としてお客様の満足度が向上するというパターンは再現度が高そうに思えます。

結論としては、DXを導入すると、おもてなしはより手厚く実施できそうだ!ということがなんとなく見えてきたイベントでした。

トレタでは一緒に働いてくれるメンバーを募集中です。

トレタでは飲食店DXに一緒に取り組んでいただける開発メンバーを募集中です。動画をご覧になって、「こういったプロダクトを一緒に作りたい!」と思った方はぜひお気軽にお問合せくださいませ。
たくさんの方のご応募をお待ちしております。

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