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建設業界をおこす(興す)!挑戦と想いを体現した手土産の制作現場に潜入

今回は「トヨコーおこし」を作ってくださった、丸文製菓さんに見学にきました!丸文製菓の細谷誠様に工場を案内していただきました。

「トヨコーおこし」制作秘話についてはこちら「社員のアイディアから誕生!ミッションを込めたオリジナル手土産制作秘話」

丸文製菓さんは創業55年。細谷さんは3代目にあたるそうです。現在は細谷さんの叔父様・叔母様ご夫婦と、細谷さんの3名で切り盛りされています。


まず入ると、「おこしだね」というおこしの原料がたくさん置いてありました。おこしだねは、小麦・うるち米・玄米の3種類があり、加熱してつくられます。丸文製菓さんでは主に小麦を使っているそう。ちなみにトヨコーおこしには、3種類がブレンドされており、歯ごたえが楽しいものになっています。

次に置いてあったのは、包装の機械。ギアを変えて袋のサイズを変えられるそうです。動かすと、見覚えのあるプラ袋が完成!なるほど、こういう風に作られているのか、ととても勉強になりました。


伺った日は、酒かす味のおこしを包装したものがあり、味見させていただきました。甘酒のような味わいで、甘すぎずおいしくいただきました!こちらは300年続く酒蔵から依頼があり生産したものだそうです。これまでは和菓子屋さんからの発注が主でしたが、最近はこのような食品メーカーからの依頼も増えてきており、酒かす以外にも、ソース焼きそば味などの依頼もあるそうです。

工場の奥では、叔母様がものすごいスピードでひな祭り用のおこしを包んでいました。手巻きとは思えない、すごくきれいな仕上がりです!これぞ職人技!

続いておこしの作り方を教えていただきました。まず、お鍋をあたためて、おこしだね・水あめ・味付けやアーモンドなどの具材を入れてまぜます。パウダー状のものであれば味付けとして使えるそうで、丸文製菓さんでは、あっと驚くような味(たとえば)を開発されています。のんべえの私は、ビール味やワイン味はどうですか?と伺ってみたのですが、においが飛んでしまうので再現が難しいそうです。細谷さん、開発に期待しています!また着色料は天然のものしか使わないというこだわりもあるそうです。

水あめは、おこしを固めるために入れるのですが、昔は水あめが多かったのでおこしは硬いものでした。というのも、昔は㎏単位で取引していたので、重いおこしをつくるために水あめをたくさん使っていたという背景があるそうです。丸文製菓さんでは水あめをあまり多くせず、食べやすいものにされています。

その後は、型に流し、プレス機にかけて裁断します。型には、四角のような普通のものから、招き猫型やパンダ型、だるま型といった変わったものもあるそうです。全行程はなんと10分もかからず終わってしまうというスピード生産!シンプルな分、味付けに挑戦できるお菓子なのだなと実感しました。

おこしは昔は日本全国で食べられていたそうですが、現在は浅草の雷おこし、関西の岩おこしと著名なものは主に2か所にしか残っていないそうです。生産している工場も、日本全国で30工場程度しか残っておらず、後継者不足などで廃業も相次いでいます。

細谷さんは、元々人材の業界で働かれていましたが、一念発起し、実家の事業を継ぎ3代目としておこしをリブランディングして日本全国、そして世界中に発信するために奔走されています。以前の記事でおこしの由来が「興す」ということから来ているというのをお話していただきましたが、まさに細谷さんの挑戦そのものだなと感じました。

そして、建設業界を変革しようとしているトヨコーにピッタリなお菓子であるとより強く感じました。細谷さん、ありがとうございました!


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