「ITエンジニアは自由であるべき」論と、コミットメントを求める会社・求めない会社。のあたりの構造。

肯定だ反対だいうても、個人や会社毎の考え方次第なので、良いも悪いもないんですけどね・・・。


近年【エンジニアは自由であるべき】論が過剰なところにすっ飛んでる気もするので、その影響を受けた価値観の違う方の入社ミスを避けるべく、フィードに上げておきます。また前提として、この話は天才レベルの人材を前提としていません。あくまで普通の素質と普通の努力量の方が前提です。


1.別に、コミットメントなど不要。論

フリーランスは現在のIT業界内において合理的な働き方です。
また、非常に簡単になれます。営業を代行してくれるエージェントに登録、あとは普通にSESです。自身のスキルシートがSES市場からそこそこ引きがある状態でしたら、あっさり独立できてしまうでしょう。


さて、エンジニアにとって最も厄介な問題が、年齢制限です。

自身の努力とは関わり無く自分が40代になったころに会社が潰れそう。リストラされそう。やめざるを得ない雰囲気。また、ビジョンの実現性や戦略に合理性もクソも無い会社であったり、完全な搾取型の仕組みの会社に雇用されているとします。

この社員の視点から見て、その会社の目的達成に中長期で貢献する動機は発生するでしょうか? 報酬面や何かしらの特権でもない限りは、投資した時間や労力にリターンが見合う事は無いと思います。

実際のところ、こういう会社は多いわけで、『せめて自分自身でリスク管理させろ』と、フリーランスの道を選ぶことは全くおかしくありません。将来に不安がある状況には変わりないので、目先の報酬の大きさや、自身で経歴を作り上げて、少しでも延命可能な状態を作ったり、信用を得て起業又は良い転職先を確保したり。と、行動するわけです。



ですので、フリーランスのエージェント系や、本来の派遣会社に近いところを目指す会社であったり、その会社を利用しているフリーランス・労働者が【エンジニアが会社にコミットする必要は無い】と発言するケースに違和感はありません。単に、個人の目的を重視する形態の会社と、そのサービスを利用する個人の関係になりますので、会社に対する帰属意識などは不要ですし、エンジニアは責任を伴う自由を得るべきです。

フリーのエージェント・個人の自由度を重視するタイプの会社の存在は、技術者個人から見て選択肢を増やし、逆に、法人側にとってもアンマッチを減らしてくれる存在です。有意義な存在と言えます。


ただし、個人の価値観も

【利益を追うのは技術の仕事じゃないし、リスクや責任も負わないが、すべての会社は選ばれし労働者であるエンジニア様に高い自由度と報酬を与えるべき。福利厚生もキラキラしてないといけない!】

まで来ると

『こいつはかなりの大物だな・・・』


って感じがしてきますし、その層のエンジニア様に合わせて社内制度作っておられる会社さんもきっとすごく儲かってらっしゃるハズで、とても結構なことだと思います。

ウチでは雇用しません。ちゃんと考え方が合う会社様へご応募・ご入社頂ければと思います。



2.コミットしてもらわんと困る 論

個人は、個人で提供可能な規模のビジネスしか実行できません。

それで生きれる能力があれば別ですが、普通のエンジニアが個人で生きるとなると【SES市場が永続する事を前提に、SES市場に依存し続ける】事になります。

ここで必ず問題になるのがやはり【年齢制限】だと思います。 業務SEやコンサルで55歳、回路や組込みで50歳、汎用機が45歳、Web・ゲームで40歳くらいから厳しくなる感じでしょうか・・・。 加齢で能力が下がる実例を見たわけではありませんが、この業界では加齢によって不利になると言う傾向が確実にあります。

【いずれ安定の会社へ転職する】と言ったゴールを目指して頑張るとして、ゴールの会社が問題のない会社である確率はいかほどでしょうか・・・。実際に入社してみるまではわかりませんし、やり直しが何発も効くわけではありません。年齢はさておき、そんなにいい会社ってコロコロ転がっていないと思います。

人並みな能力・努力量なのだとしたら、個人の力ではなく組織力で解決をはかると言う発想になるのが合理的です。そのために会社が作られ、育てられることがあります。会社は全体を守る前提がなければ総離職の憂き目に合いますし、社員も会社に寄生するだけの人間ばかりであれば、その会社は伸びず、やがて廃業へ至るでしょう。お互いに取れない選択肢です。(単に目先の利益や役員層の資産形成のみを目的とする搾取型の会社の事はさておくとして)



組織で実現するべき目的はミッションやビジョンと呼ばれ、さらに中長期目線で具体的な計画に落とし込まれたものが経営戦略と呼ばれます。その会社が普通の人たちによる普通の努力量をベースとしているのならば、その普通の人たちの戦略に対するコミットメントは、全員にとっての目標達成への必要条件となります。

このとき、目的や戦略、利害を共有できない構成員は、その他の構成員にとって日銭稼ぎ要員以上ではないはずです。自由志向の人間にとってこのような目的の会社は息苦しいはずですし、その人間が育成投資にフリーライドしてきてる状態だったりすると、社内の関係はよくないモノになります。会社の利益は従業員全体が稼いだものであり、そのメンバーへ投資されているカネはそこから拠出されているからです。


3.結局、どこでリスクを負うか。

つまるところ、この話は老後の安全確保をするための方法や、居心地の問題になってくるのだと思います。合わない考えに無理にあわせる必要もありません。個人・組織共に、ゴールを見据え、そこに至る戦略を実行しなくてはいけません。方法論は各個人・組織ごとに多種多様です。

個人の力で自身の人生を構築するとしたら、個人でリスクを。

組織の力で全員の人生を構築するとしたら、組織の構成員全員でリスクを。



どちらを選んでも、成功も失敗もありえる話。自分の頭でよく考え、理解して、なにを重視するか選べばいいのです。ただし、【社員にリスクだけ負わせてリターンは経営層が得る】と言う構造の会社に所属しているのだとしたら。それでいてスキルも伸びず、単に残り時間を浪費しているだけなのだとしたら、取り急ぎフリーランスとして独立する事は、得はあっても損は無い選択と言えるでしょう。


4.当社の戦略

これ。いちおうな。

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【ITの組織は『ゼロから』『外部資本はナシ』で、作ったほうが早いんじゃないかとおもうんだなー】

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