私は今、大学を休学して、ベトナムダナンにてインターンシップを行なっています。最近では、休学をして留学や、インターンシップやボランティアを行う学生は増えてきていると思います。
今回は、私が休学をしてよかったと思えた理由についてお伝えしたいと思います。
新たな発見に出会い、考え、感じる
ベトナムでの小さな村で村人たちの暮らしを共に体験したり、週末には、ダナンからアクセスの良いマカオを訪れてカジノをプチ体験したり、日本語を勉強するベトナムの学生たちに日本語を教え、そして学生たちにローカルなベトナム料理を教えてもらったりしたこと。
想像もしなかった世界に入り込むことで、新たに考えられることがたくさんあります。
村の生活を見て、都市とはかけ離れた、ゆっくりと流れる時間のなかに身を置く生活から、自分がいかに効率的で、情報に溢れたところで生活をしていたことに気づかされ、一方で、マカオでのカジノで、一瞬で終わってしまうワンゲームにお金を賭けて、短い時間で儲けを期待する人たち、夢中になってしまう人たち、人の欲というものも間近に見ました。また、ベトナムの学生たちと過ごす時間と彼らのエネルギーは、そんなたくさん広がる世界で、自分たちがどこでどのように、得てきた知識や経験を社会に貢献するために発揮していくことができるのか、前向きに考えさせてくれます。
改めて気づく自分のいる世界
海外で暮らすこと、新しい世界に入り込むことで、コミュニケーションや文化の違い、制度の違いなどで様々な困難に遭うこともあります。しかし、そんなことから日本で育ってきた自分の考えや価値観を客観的に考えられることもあります。
多様なものを取り入れること
私は新しいもの、こと、人に出会うこと、それらのバックグラウンドを知ることで、自分の知識や経験とし、考える軸を広げてくれるものだと考えています。
人それぞれ、価値観や、自分の人生の中で、重きを置くものは違うと思いますが、一旦、今の生活から立ち止まって、自分の所属しているところから抜け出してみる。とても勇気のいることですが、今の自分の環境から抜け出してみると、想像よりも自分が小さな世界に生きていたことに気づかされます。また、今までに入ったことのないコミュニティに入りこむことで、知らなかった世界を知ることができるのです。
話は少し変わってしまいますが、高級なお店で食べるものも、下町のローカルな居酒屋でのお酒とおつまみの美味しさも両方知っている人は、本当の美味しいものを知っているように思います。ドレスコードがあるような高級なお店に入ることも、ちょっと汚くて、立ち飲みするようなところに入ってくことにも、お店の評判や雰囲気に惑わされず、いろんな味を知ることに躊躇をせず、自分で確かめて、味わっているからです。
いろんなところで味わってみることで、美味しいを知るように、いろんな世界を知って、自分のなかに取り入れていくことで、「多様性」を身につけていくことが、お金や時間ではない、私の人生の財産になること、また、その経験が私を豊かにしてくれるものと信じています。
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