筆者：松本 直樹(代表取締役社長)

面接や面談、各所でよく聞くお話ですが、「～ということをやりたいです」「どうすれば希望するポジションにいけますか」というお話です。

この答えは割と単純で「目の前の仕事に一生懸命取り組むことが一番の近道です」となります。

どういうことか。当然ながら、個人ごとのやりたい仕事が、常にプロジェクト内や社内にあるわけではありません。むしろそうしたタイミングはごく僅かで、基本的には自身の希望する仕事がある瞬間にその仕事を担当するメンバーに「選ばれる」ことが必要になります。※難易度は超高いですが他の手として、その仕事を「作り出す」ことも手段ではあります。

その上でメンバー選抜の際に、周囲から見て「アイツが選ばれるだろうな」とみんなが納得するような状況になっていることが必要です。それはタスクをこなす専門知識もそうですが、勤怠やコミュニケーションなどの基本的な部分ももちろん含まれてきます。たとえば皆さんが上司やPMだったとしたとき、「どういうメンバーに新しい仕事を任せたいか」という観点で想像してもらえると分かりやすいかと思います。

「やりたいことは一人前に主張するけど、普段の仕事への取り組みがイマイチ」という人に貴重な、そして大切な新しい仕事を任せたいですか？ということです。日頃からしっかり勉強している人、勤怠や業務姿勢も含めて信頼できる人、そして何より、一生懸命やってくれる人に頼みたいですよね？

特に若い皆さんは、仕事の好き嫌いをせずどんなミッションに対しても「前向きに」かつ「積極的に」取り組んでみてください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

そうすれば必ずその仕事は自身のプラスになり、皆さんのキャリアの厚みとなっていきます。結果的にやりたい仕事に最速でたどり着くことができると思いますよ。