TRUSTDOCKの海外展開の中心人物であるジェフへのインタビューは、本日で第3回目となります。テーマは「ジェフから見たTRUSTDOCKメンバーです。参画して6ヶ月ということもあり、新鮮な視点で話してくれるでしょう。
ケニア、ニューヨークでスタートアップの勤務経験やスタートアップを自ら立ち上げた経験を持ちます。そんな世界のスタートアップの人材と一緒に働いてきたジェフから見て、TRUSTDOCKはどのように映るのでしょうか。
プロダクトファーストの社風が、仕事に集中させてくれる
――今日はこれまでのインタビューよりも、リラックスしてる感じがしますね。
ジェフ:これまでずっと私自身のことを話して緊張してましたからね(笑)。今日はメンバーのことを話せて嬉しいです。私にとって仕事は、単に成果を出せばいいものではなく、メンバーと一緒に働く幸せをつくることでもありますから。
――ジェフは働く人や社風を大切にしていますよね。TRUSTDOCKのメンバーと働いてみて、どんな会社だと感じていますか?
ジェフ:大好きですよ。お互いのことを敬っていることがよくわかります。社員と社員という関係性だけでなく、一人の人間と一人の人間として向き合っていると思います。
――どういった場面で「人間同士の付き合い」を感じますか?
ジェフ:私自身はまだ参画したばかりということもあり、仕事を離れた付き合いを深められていない部分もありますが、TRUSTDOCKのメンバーはユーモアのセンスが高いんですよ!それは、食事や飲み会を通じて思いました(笑)。
カジュアルな話もできるし、好奇心を刺激してくれる話もしてくれます。きっと知識欲求が強いんでしょうね。私が知らない知識や技術のことをどんどん教えてくれます。
――働きやすさはどうですか?例えばジェフは日本語よりも英語の方がコミュニケーションが楽だと思うのですが。
ジェフ:常に安心感を持って話すことができますよ。これは、プロダクトのことを第一に考える、プロダクトファーストの社風が根付いているからなのかなと思っています。何か問題を感じているときでも、「プロダクトを良いものにしよう」、「顧客が使いやすいサービスをつくろう」という意識が統一されているので、メンバーの誰かが困っていたらすぐに一緒に考えてくれるんです。
――どういう時に「プロダクトファースト」を感じられますか?
ジェフ:プロダクトに向き合っていると、どうしても「自分はこうしたい」という感情が湧き上がってきます。でも、その時に自分の意見だけを優先するのではなくて、プロダクト全体のことを優先する思考が全員に浸透しているんですよね。
――メンバー全員が何かのプロフェッショナルなので、意見をまとめるのが大変そうです。
ジェフ:同じ事象に対しても、視点が違うので意見が全く異なる場合もありますからね。でも、私たちは目指すゴールが統一されているんです。だから、感情的なぶつかり合いにはならずに、各メンバーの意見も尊重し合えるのだと思います。
――ただ優しい社風というよりも、仕事に対するゴールが一緒だから働きやすいんですね。
ジェフ:日本語がほとんどできない私を温かい目で見てくれているから、優しさもあるかもしれないですね。一緒に仕事する上で言葉の壁を感じたことはありません。全員がネイティブのように英語を話しているわけではないですが、会議の形式を工夫することで円滑なコミュニケーションが取れています。
家族の話が自然にできる。その安心感が仕事への集中力を高めてくれる
ジェフ:もう一つ、TRUSTDOCKのメンバーを好きになった点があります。それは自分の家族を大切にしている点です。仕事のときは仕事に集中して、それ以外の時間で自然と家族の会話が出てくるのは素敵なことですよね。
――「仕事だけをして、家族のことはパートナーに任せる」という姿勢ではないんですね。
ジェフ:仕事も家族も全力で向き合うのがTRUSTDOCKのメンバーの特徴なんじゃないでしょうか。
――家族でいうと、ジェフの奥さんは日本に来ることに不安を感じてはいませんでしたか?ケニアとは環境がまったく違うでしょうし。
ジェフ:そうそう、こうやって家族のことを気にしてくれるのも嬉しいんですよ。私は妻を愛していますから。妻も日本をとても気に入っているので、まったく問題はありませんでした。2017年に訪れたのが最初だったかな。
――家族が安心して暮らせないと、仕事にも集中できないですからね。日本にはどんな印象を持ちましたか?
ジェフ:出会った人たち、食べ物、自然の美しさ、効率的に整ったインフラ、すべてが素晴らしかったです。働くことと暮らすことを両立できる環境として最適です。そろそろケニアを離れて、日本のようにものが揃っていて、新しい言葉と文化を学べるような場所に引っ越したいと考えて、日本に来ました。
――日本にずっといると当たり前に感じてしまうけど、安心して仕事に集中できる環境は世界的には珍しいですよね。
ジェフ:そうなんですよ。これまでのスタートアップ勤務経験と立ち上げの経験から、自分の幸福度とゴール達成のためには、毎日一緒に仕事をする仲間がとても重要だということを学びました。スタートアップ企業は大企業と比べて既にあるリソースを使うというよりも、リソース自体をつくり出すことも仕事です。それはやはりチャレンジングであると同時に、困難なことでもあります。そんな課題を乗り越えていくには、尊敬できて気の合う人たちと一緒に仕事することが必須なんです。
――関係性を大切にするジェフらしい視点ですね。
ジェフ:TRUSTDOCKのメンバーには良い刺激をもらっています。本人確認の領域は法律的にも技術的にも難しい課題が多いのですが、その課題を解決しようとするときでも楽しんでいるように見えるのです。きっと「この課題を乗り越えたらプロダクトがまた成長する」であったり、「また新しいことを学ぶチャンスが来た」と前向きに捉えているんじゃないでしょうか。
編集後期
プロダクトファーストの社風があるから助け合える、家族を大切にするメンバーの空気が仕事への集中力を高めてくれる。ジェフがメンバーを好きな理由がよくわかりました。
実は今日のインタビューは少し不安もあったんです。日本語でのコミュニケーションを取っていないから、ジェフに寂しい思いをさせているんじゃないかと思っていたんですよね。でも、ジェフは日本に来てからも仕事に集中できて、家族も大切にできているようです。
TRUSTDOCKは仕事も家族も大切にしたいメンバーが多いことも特徴のひとつですね。
次回でジェフへのインタビューは最終回です。世界のスタートアップ企業で働き、「誰と働くかは自分の幸せにもプロダクトの成長にも大きな影響を与える」と体感しているジェフから見て、「スタートアップ企業に適性のある人の条件とは」を聞いてみます。
お楽しみに!
【ジェフのインタビューはこちら】
◆TRUSTDOCKは世界スタートアップだ 「本人確認」という世界の社会問題の解決を目指している
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◆テクノロジーの力で「人とサービスの関係」を変えたい〜世界のスタートアップ経験者が、TRUSTDOCKに参画した理由〜
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【TRUSTDOCKのメンバーインタビューはこちら】
◆チームで決めて、納得感のあるプロダクトを作る~TRUSTDOCKのチーム文化~
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◆出会った瞬間、衝撃が走ったKYCサービス、TRUSTDOCKの未来に惚れた。~大手金融、ベンチャーを経て私がTRUSTDOCKに入社した理由~
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◆「TRUSTDOCKを社会インフラにしたい」~新CTO・荘野が語るプロダクトファーストへの思い~
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◆TRUSTDOCKはプロダクトファーストな考えが根付く少数精鋭チーム~女性エンジニアから見た社内は「プロダクトの成長」に時間を割いていた~
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