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~「課題の分離」とは?代表・中野による研修内容をシェアします!~

こんにちは。坪田塾オンライン校の岡本と申します!

坪田塾では、代表の中野から毎日のようにメールが届ききます。
業務に関するTIPSだったり、坪田塾で働く上でのマインドだったり、内容は様々です。
一貫しているのは、それらが全て「研修」だということ!
代表から毎日「研修」を受けられる会社はとても珍しいのではないでしょうか?

この記事では、そんな毎日の「研修」の中から抜粋した、アドラーの「課題の分離」についての内容をみなさんにもお伝えしたいと思います!

坪田塾では「人間力」を上げましょう、と言っています。
(「学力」よりもむしろ大事だとすら言っています)

「人間力を上げよう」とは、言い換えると「人から好かれる人になろう」ということです。

一方で、だからといって「万人に好かれる」ことは不可能ですし、逆にそれを目指してはいけません。
それに、別に誰かが自分を嫌おうが、そのことで傷つく必要はありません。
人は「意味づける主体」なので、訓練次第でこれはできるようになります。
誰かに嫌われることを怖がる必要もないし、怒りや無関心(無視)で反撃する必要もないです。
なぜなら、誰かに嫌われても、あなた自体に「具体的な危害」はないからです。

繰り返しになりますが、100人いて100人全員に自分を好きにさせることは「どう考えても不可能」ですし、みなさんも、「100人全員から好かれたい」などと本気で思っているわけでもないと思います。
自分自身も、好きな人も嫌いな人もいるはずですし、それならば、他の人もみんなそう。
ということは、自分だけ「万人から好かれたい」と要求する方がおかしいことがわかります。

たとえば、あなたが好きじゃない誰かから、「なんで私のことが好きじゃないんですか?あなたに嫌われたら私は傷つきます」なんて言われて泣かれても、困るでしょう。
だって、誰かのことを好きになるか嫌いになるかは、「あなたが決める」ことですし、誰かに「私を好きになれ」と言われて好きになることなんてできないですよ!って、言いたくなると思います。

「課題の分離」とはこういうことだと思います。

この究極が、恋愛です。
あなたが誰かのことを恋愛対象として好きになっても、その子のことを好きになるのは「あなたの課題」であって、相手があなたのことを同じように好きになるかどうかは、「その人の課題」なんです。
なので、「僕はこんなに君のことが好きなのになんで振り向いてくれないんだ!!」とか「人生はなんて不条理なんだ!」なんて叫んでいる方がおかしいのであって笑
(課題の分離ができていない人です)
「若きウェルテル」ならともかく、まあ大人になるとだいたいその辺は気づいています。
あなたがその子を好きな事と、その子があなたを好きになるかどうかの間には因果関係なんてないにきまってるし、そんなことは冷静になってチョット考えたら、当たり前にわかるはずなんです。
けど、この「冷静にチョット考える」が、恋愛時には難しかったり、場合によって不可能になります。
皆さんもこういう経験、懐かしくないですか?
あ、今その渦中の人もいるかもですね。

「課題の分離」とは、上に書いたように、「考えてみれば当たり前の事」だったりします。

ただ、ここがやっかいなんですが、人間は本能的に「他者からどう思われるか」が(考える前に)気になってしまう動物です(気になる人の方が、気にならない人より生き延びて子孫を残す確率が高かったから、気になる人がより多く生き延びたわけです)
だから僕たちの大半は、人から嫌われる(と思う)と「心中穏やかじゃなくなる」ようにできているんです。

アドラーが言う「課題の分離」とは、この人間の生存本能(嫌われることが気になる)に真っ向から立ち向かう考え方で、だから理解や習得が難しいんじゃないかと思っています。
アドラー自身、アドラー心理学(特に「共同体意識」という概念)をマスターするためには、これまで生きてきた人生と同じ時間が必要だと言ったそうです。
つまり、30歳の人がアドラー心理学を知ったら、マスターするのは60歳になった時ということです。
これを聞いた時点で大半の人が離れていくのもわかります笑

でも、だからと言って「学んでも無駄」なわけではないでしょう。
アドラー心理学に限らず、学問だろうが芸事だろうが、あらゆるArtをマスターするには(「達人」になるには)、30年くらいかかるんじゃないでしょうか。

何事においても、ほとんどすべての人が「道半ば」のはずです。
そして、「千里の道も一歩から」です。
まずは、「一歩を踏み出せたこと」を幸いとすべきだと思います。

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