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現場系ヘルメット女子がアパート大家さんをはじめてツクルバに行き着いたワケ

社員紹介ブログ第2弾。今回はユニークな経歴を持つ、カウカモ事業部エージェント兼再販事業者向け商品開発担当の長谷川莉実(2017年中途入社)に話を聞きました。

彼女は新卒で大手ゼネコンに技術職として入社し、建築の現場監督を担当、その後一大決心をしてアパート経営を始め、昨年ツクルバに転職したという異色の経歴の持ち主です。どんな想いでツクルバに転職したのか、またツクルバでどのようなことを経験しているのか聞きました。

建物を作りたい!新卒で大手ゼネコンへ入社

▲現場監督時代。毎朝8時の朝礼から夕方の作業終了まで、指示や確認・職人さんたちとの打合せでずっと現場に出ずっぱりなことも。

大学、大学院は建築を専攻していましたが、建築学生は中々実際の建物を作るところには関われません。そんな中、周りにいた、プロダクトデザイン、UI・UXデザインなど自分達でモノゴトを生み出している友人を見ていて、「早く私もハード(実空間)を作りたい!!!」と思うようになり、建設業界に入ることにしました。入社した大手ゼネコンでは、建築主さんの「こんなビルが建てたい」「こんなマンションが建てたい」という想いを、1点ものの建物として形にしていく事業の中で、施工管理、現場監督を主に担当していました。

実際の建築物をつくるのは大変でしたが楽しかったですね。新卒の頃は仕事を覚えるためにも、なるべく現場に出て職人さんに話を聞いたり、一緒になって穴を掘ったり、時には指示が悪くて怒鳴られたり...笑

沢山のメーカーさんや職人さん達と一緒に、1つの目標に向かっていくので、チーム感がありましたし、マンションを一棟建てるのには2,3年かかるのですが、完成した時は本当に嬉しかったです。

アパート経営を始め、そしてツクルバへ

▲2017年6月、ツクルバに入社したての全体会にて。まだこのころは50人くらいだったのが一年足らずで100人超えに。ツクルバの本が発売したタイミングでもあったので、みんなで本と一緒に撮影。

新卒入社したゼネコンでは4年ほど働いたのですが、その間にマンションや結婚式場、ショピングモールなど様々なプロジェクトをやらせてもらいました。ただ、段々と自分が本当に興味のあるところは、建物を引き渡した後の暮らしや使われ方、そこで起こるコトも含めたところまでなんだなとわかってきました。そこで、箱としてのモノ(ハード)だけでなくその中で起こすコト(ソフト)も一緒に触れるような仕事がしたいと思うようになりました。

また、20代後半になって、結婚したこともあり、自分の家族も踏まえた自分のキャリアプランや心からやりたいことを改めて考え始めました。自分や自分の家族・子供の周りに、やりたいことに挑戦し続けている面白い大人がたくさんいる状況を作りたいけど、それだけでは仕事にならない……半年間くらい悩み続けたある日、「そうだ、自分が大家になって、そんな状況を作ればいいんだ!」と気づいて不動産投資の本を買って勉強し、ゼネコンで働きながら、アパートの大家さんを始めたんです。

思い描いているのは、自分の経営しているアパートで入居者同士がコミュニケーションを図り、お互い刺激を与え合いながら、内外の人も含めて一つのコミュニティが育まれること。やりたいことを突き通すのってかなり摩擦もありますし、初めは金銭的にもきつい時期があると思うんですね。でも自分に向き合ってそうやって頑張っている人同士が集まって日々の暮らしや生き方を自分たちでデザインしていく、うちの代表の中村が言うところの「自然林みたいなコミュニティ」を作り、自分たち家族もその中に入って日々化学反応を起こしていきたいと思っています。そんな大人に囲まれて育った子供って、「自分が本当に望めば何にでもなれる」みたいに、いい意味で自由に物事を考えられるようになるんじゃないかな、なんて思っています。

ただ、そんな理想はあれど今はまだ駆け出しなので、アパートの経営を学んでいるという段階です。自分の理想に近づけるためには、コミュニティ形成の方法を色々改善していかなくちゃいけないと思いました。個人で色々と試すには体力も資本も足りなかったですし、コミュニティ形成の実績がある企業で実践して学びたいと思い、ツクルバへの転職を決めました。

なので今は、大家さんとしての理想に向けた経験を積んでいるところですね。社内での “自然林コミュニティ” の作り方や、co-baでのチャレンジする大人の場づくり、そして働いているメンバーも暮らしの領域で色々と実験をしてきた人が多かったりと、様々な知見がツクルバに散らばっています。みんな私の大家業も応援してくれますし、色々とアドバイスをくれます。

ツクルバでは「贅沢なところ」を担当しています

ツクルバではカウカモ事業部のお客様向けの仲介エージェントと事業者様向けのサービス構築を担当しています。toCとtoBを体半分ずつやっているような状態ですね。

どんな仕事かというと、まず不動産業界には、不動産の買取再販事業の市場があるんですね。古くなった物件を仕入れてリノベーションをして再販する事業です。

カウカモでは、リノベーションによって既存住宅の価値をアップデートし、未来に残すべき良質な住まいのストックを増やし、いい循環を生み出していくことを目指しています。その上で大事なのが「お客様のニーズにあった物件を流通させる」ことです。私たちのサービスには日々お客様のニーズが蓄積されているので、それを事業者側に伝え、お客様が欲しい物件をつくることができるよう事業支援サービスを作っています。

またそうやって事業者様向けサービスを作っていくと、いち早く物件情報が集まってくるので、カウカモのお客様にも未公開の情報を届けたり、一部ニーズを反映したカスタマイズ可能販売などを提供して、住まいの選択肢を広げられるようにしています。

今の私の立ち位置は、事業者様向けもお客様向けもどちらにも手が伸ばせているので、とても贅沢なんです。「作った物件は本当に売れるのか?」という事業者様の疑問に対しても答えられるし、物件に対してのフィードバックもお客様からすぐにもらえる。「ここにこんな物件あったら....」というお客様の要望も直接聞けるのでリノベーションの企画や設計にもそれをどんどん活かせます。私自身、前職の経験から、「ちょっとここだけ直したい」といったお客様へ追加のリノベーション提案もできるんです。

ツクルバに入って思うこと

ツクルバではソフト面(関係性、仕組み作り)とハード面(実空間作り)ができています。自分のやりたいアパート経営のコミュニティ作りの知見が散らばっていたり、吸収する機会がたくさんあり、将来やりたいことに繋がっていますね。

この間ふと振り返ったら、日々の仕事に対するストレスが全くなくなりました。今やっている手元の仕事も、自分のやりたいことに確実に繋がっているとわかっているからだと思います。昔からの知り合いから見ると、ツクルバに入社してから自分が相当変わったみたいで、すごく楽しそうだよねって言われます。その代わり、大企業からベンチャーへきたからには仕事の仕方も変えなきゃいけないし、日々すごいスピードで成長していく会社や同僚に、追いつけ追い越せで頑張るので大変なことももちろんありますよ(笑)でも、前よりイキイキしてるって言われるし、良い変化だなと思っています。

転職にあたって

建築から不動産は似ているようで全く違います。表と裏みたいな関係なので、転職は初めての分野に行く感覚でした。せっかく大学院まで行って大手ゼネコンに入ったのに、また0からの挑戦になるんだなと思った時もありましたが、実際は前職で頑張ったものは自分の中に蓄えられていて、0になることは決してないと実感しました。

また私は、自分のキャリアを10年単位でコツコツ積み上げていきたいと言うよりは、2,3年単位で今自分のやりたいことに挑戦する方が合っていると思っています。女性は特に結婚や出産などを経験すると自分の考えが180度変わることもありますしね。

なので、私のように、自分のやりたいことに仕事を近づけていきたい人や、2,3年単位でキャリアを考えたい人、周りからいい刺激をもらいながらやりたいことを見つけたい人には、ツクルバはすごく良い場になってくれると思います。

住まい、暮らしのエージェント
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■カウカモとは カウカモは、中古リノベーション住宅に特化した流通プラットフォームです。 toC向けのサービスとしては、「メディア」「エージェント」「デザイン」の3つを通じて、暮らしの妄想から、不動産の購入、 そして理想の住まいをつくっていくまでの全てを一貫してサポートしています。 ●メディア: 中古リノベーション住宅の中から厳選した物件をご紹介するメディア「cowcamo.jp」、住みたい街や理想の暮らしを妄想する「街と暮らしの先輩マガジンーcowcamo MAGAZINE」を運営。 ●エージェント: 不動産のプロであるカウカモエージェントが、街選び・物件選び・リノベーション・資金計画など、理想の住まいを購入するまでのプロセスにお客様と並走しながら丁寧にサポート。 ●デザイン: カウカモでは、中古住宅のリノベーション住宅のプロデュースや購入予定の住宅に対するリノベーションデザインも行っています。 簡単なカスタマイズから、大掛かりなオーダーリノベーションまで、住まいに関するお客様のご希望を100%実現するために、デザイン面でもお手伝い。 また、toB向けのサービスとして、事業者向け支援プラットフォームも展開。 リノベーションマーケットの市場データのご提供、リノベーション住宅のご購入をご検討されているお客様のニーズに基づく企画・設計、カウカモ会員様向けの先行販売などにより、売主様の販売のパフォーマンスを最大化するためのサービスを提供しています。
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