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自由があって、適度に運動して、暇もあって、収入も多い、そんな会社にしたい

「仕事をもっと楽しく、クリエイティブに」というミッションに掲げるチュートリアル。パソコンでできる業務はロボットに任せ、人が本来するべきクリエイティブな業務に専念し、自由にな時間を手に入れることができる社会を目指すため、クラウド型RPA(SaaS)『Robotic Crowd(ロボティッククラウド)』を開発し大手企業などに提供しています。

今回は、チュートリアル代表の福田にインタビューをして、RPAや『Robotic Crowd』に込める想いなどを聞いていました。

何がきっかけでRPAに出会ったのですか?

独立し、初めはフリーのコンサルタントなどをしながら様々な案件を受けていましたが、大きな案件にも対応できるように法人化し、チュートリアルが誕生しました。その中で、クライアントから業務を改善をしたいという相談を何度かいただいて、当時各種あったSaaSを紹介したりしましたが、紹介しても企業内に導入して実際に回り始めるようになかなかならないというのを感じていました。そんな中、たまたま知り合いから聞いて知っていた、当時まだあまり知られていなかったRPAでなんとか問題解決できないかと考え始めました。

どのようにしてRPA導入支援をはじめましたか?

その頃、日本製のRPAはまだなく、いろんな会社に連絡をし、唯一返事をくれたのがルーマニアの「UiPath」だったので、UiPathを使った導入支援を始めました。「UiPath」は今では日本法人もありRPA業界ではトップ企業ですが、その頃は日本でも知っている人はかなり少なかったと思います。

なぜSaaS RPA『Robotic Crowd』を開発しようと思ったのですか?

その後も、クライアントの課題に応じてケースバイケースでいろんな製品の導入支援を行ってきました。安くて簡単だが拡張性がなく、単一業務くらいしかできないもの、カスタマイズまでできて拡張性は高いが、エンドユーザーが作成することができないものなどいろいろなRPAを使ってきました。

いわゆる大規模なものは、エンドユーザーが直接設定を変更するということはまずできません。ガバナンス上もそのようにするしかないという点もあります。カスタマイズ性を残しつつ、エンドユーザーが直接設定や変更することができるように、SaaSという提供方法にしてはどうだろうかと考え、『Robotic Crowd』を企画しました。

起業してからの苦労はありましたか?

起業自体は、フリーのコンサルタントをやっていたときを含めるとから結構長く今年で6年目になります。その中でもいろいろ細かい苦労はありましたが、人様に語れるほどの大きな苦労は特にありませんでした。

2年前に子供が生まれたのですが、この事業を立ち上げてからはかなり忙しくなり、家族には負荷をかけてしまっているかなと思っています。代表なので代わりに誰かやってくれという訳にもいかないので、その辺が大変といえば大変です。

経営する際に特に意識していることはなんですか?

社員のキャリアは意識しています。どうせ仕事するならスキルアップしたいと思うのが当然だと思うので、例えばカスタマーサポートを対応する場合、これをやってどんな専門性が身について将来どうなるんだっけ?というところが見えるようにしてあげたいなと思っています。

例えば、カスタマーサポートから、自分の担当顧客を持ったアカウントエグゼクティブになったり、もしくは、導入時の支援をするコンサルタントになったりと、将来どうしていきたいのかはいつも聞くようにしています。社員はまだすごく少ないんですけど。。

会社のフェーズと、今の課題はどういったところだと思いますか?

『Robotic Crowd』を正式リリースしてまだ間もないですが、有難いことに現在とても忙しい状態です。これまではサービスの開発に注力していましたが、資金調達もし、今はサービス内容を充実させていきながら、会社を拡大していくフェーズに来ています。
しかし、まだまだ社内の分業や仕組み化がまだ進んでおらず、僕も含め技術者はインフラからフロントエンドまで全部見ていますし、もちろん、仕様の検討などもやっています。

営業もカスタマーサクセスから請求書発行まで幅広くこなしています。また、マーケティングも電話営業を兼ねていたり、展示会や販促用コンテンツの作成とみんなできることは何でもしています。スタートアップは大体どこもこういう感じだと思いますが、今は採用も積極的に行い、仲間を増やしていっているところです。

バックオフィス業務は、SaaSである程度自動化して、全てをアウトソーシングしたところです。今後は、バックオフィス業務はほぼ無くなります。社内の自動化もかなり進めています。

また、細々しているが気が利いていないとできないこと、好みの問題が発生する業務などは秘書を採用する予定です。働く側からみるとと、エンジニアのカバー領域はかなり広範囲になり様々なことを学べますし、プロダクトに反映されていきます。営業・マーケもシステム導入のところから体験できる機会はほとんどないのではないでしょうか。

会社はどんな雰囲気ですか?

会社の雰囲気は、簡単に言うとわりと低体温というか、鼻息が荒くないというかそんな感じです。嘘や隠し事もないですし、お客さんに対しても嘘や隠し事をしないです。飲み会とかのイベントはかなり少ない方だと思います。というのも、好きなときに好きな人と飲んだり、休日も好きな人と好きなところに行くとかでいいと僕は思っています。合宿とかを会社で企画することは今後も無いんじゃないでしょうかね。ただ、メンバー起案のイベントは会社からも支援しています。

ミッションにはどんな想いが込められていますか?

チュートリアルでは、「仕事をもっと楽しく、クリエイティブに」というミッションを掲げています。

現代社会は計算機が発達しており、ほとんど作業机の前に座ったままで仕事ができるようになっています。情報システムによりかなり効率化されているのですが、仕事から運動や暇がなくなってきました。運動や暇がなくなるとクリエイティビティが失われてしまうのです。システムの要求する情報を探す、入力する、システムが出力した情報を別のシステムに入力する、資料に移す、整形する。この作業も適度な運動があれば楽しさもあると思うのですが、マウスとキーボードだけで作業していると本当にしんどいと思います。まさに労働という感じです。

僕らは仕事を仕事と感じなくするというか、楽しいからやっているという風にしたいと考えています。そのためには、机の前に拘束されて自由のない仕事、運動を伴わない作業、忙しすぎて暇がないこと、収入が少ないことを世の中からなくしていきたいと考えています。

そうすると自然にクリエイティブになってくると思うのです。この考えはデスクワークにとどまりません。スーパーを見てください。今でこそセルフレジがかなり普及してきましたが、店員さんの殆どはレジ打ちの業務をやっていると思います。レジを完全に自動にして、店員さんはフロアを歩き回ってお年寄りや子連れの買い物客のサポートをしたり、おすすめの商品をご案内したりするなどコミュニケーションをとることで、ロボットにはできない価値をお客様に提供し、その結果売り上げやブランド価値が上がり、適度な運動も伴う、更に店員さんの収入も上がればより良いと思うのです。完全に話が脱線しましたが、当社の社内の業務も単純作業をできるだけ排除して、お客さんとのコミュニケーションに時間を使えるように工夫していきたいです。

まだまだ小さい会社なので仕組み化が進んでいませんが、自由があって、適度に運動して、暇もあって、収入も多い。そんな会社にしていきたいと思っています。

今後の展望をお聞かせください

将来IPOを目指していますが、まずはクラウド型RPA『Robotic Crowd』の導入社数を増やして行くことが目下の目標です。具体的な数値目標は、お越し頂いた際にお話させていただければと思いますので、当社に興味をお持ちの方は、ぜひエントリーお待ちしております。

また、個人的には量子コンピューターにも注目しています。もし自分が何か関われるなら是非やってみたいと思っています。

クラウド型(SaaS)RPA『Robotic Crowd』
https://roboticcrowd.com/

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