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TVISION INSIGHTS USチームがニューヨークタイムズ紙の一面に紹介されました

こんにちは、TVisionの後藤です。先日、TVISION INSIGHTSのUSチームが、ニューヨークタイムズ紙(2017年2月26日付)の1面に紹介されました!シェアさせて頂きます!


For Marketers, TV Sets Are an Invaluable Pair of Eyes
TVision - which has worked with the Weather Channel, NBC and the Disney ABC Television Group - is one of several companies that have entered living rooms in recent years, emerging with new, granular ways for marketers to understand how people are watching
https://www.nytimes.com/2017/02/25/business/media/tv-viewers-tracking-tools.html?_r=2

下記は原文を日本語訳したものです。(※原文が優先されます)

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マーケティング担当者にとって、テレビセットは大変有用な目である

2017年2月25日(オンライン掲載日は25日となります)

Ellen Milz夫人と彼女の家族が昨年の夏にオリンピックを観ていたが、その間、実はそのテレビは彼女たちを観ていた・・・。

夫と子供3人とシカゴで住んでいるMilz夫人(48歳)は、TVision Insightsという会社のパネリストになることに同意した。それはパネリストの視聴習慣を測定するものであり、そのパネリストの視線がCM中に電話に移されたかどうか、あるいはテレビの上のデバイスを通じて笑顔を向けられたかどうかをみるものである。

「このデバイスを家に置いてテレビに接続することで、どのようにオリンピックを楽しみ、どのスポーツを観戦しているのか、またその観ているときの表情や誰と一緒に観ているのかを含め観察させてもらうことをパネリストにお願いしています」とマーケティング会社は言う。

そして、彼女は「構いません。何も隠すことはありませんから。」と答えた。 Milz夫人は当初、このアイディアが奇妙と感じていたが、そのような感覚はすぐに消え去ったと認めた。 「目につかないので、心配していない」と自宅のNestセキュリティカメラと比較して彼女は言う。そして、そのパネリストとしての参加費として当初は60米ドル、4~6カ月後にはさらに230米ドルを受け取った。

ウェザーチャンネル、NBC、ディズニーABCテレビグループと協力してきたTVision Insightsは、近年各リビングルームに進出してきた企業のうちのひとつであり、一般視聴者がテレビ番組や特にCMをどのように見ているのかをマーケティング担当者が理解するための新しく細かい方法が登場してきている。

テレビはもちろん、スマートフォン、ラップトップやRoku boxなどの多様なデバイスにより、初回放送後数週間あるいは数カ月のストリーミング数は増え続け、視聴者の習慣が急速に変化している現在、この情報の魅力は増すばかりである。 Xboxビデオゲームで通常使用されるMicrosoft のKinectデバイス(パネリスト参加者のテレビの上に設置)をインストールすることで、 TVision Insightsはテレビとの関係で人々の視線がどのように動くのかを追跡する。このデバイスのセンサーにより、屋内のすべての人の細かい動きを記録できる。その後、テレビ放送を音声認識技術を用い、それらの視聴パターンをテレビ番組やCMに照合させるのである。

「テレビ広告主やキー局にとって重要事項は、実際に視聴者がテレビ画面をみているのかどうかなんです」

とTVision(ティービジョンと発音)のDan Schiffman氏は言う。

「あなたが見ていたものは確かに面白いのですが、あなたが目をそらしたという事実はほぼ間違いなく最も興味深いんです。」

Schiffman氏はMITスローン経営大学院の同級生と共に社員30名のスタートアップ企業TVision Insightsを設立した。

米国では、各企業はテレビ広告に年間約690億米ドルを費やしており、このメディア環境においてその資金をどのように投下させるのが最適かということを知りたがっている。ニールセンとその42,500パネル世帯により、米国でどのようにテレビ広告に費用を費やすかを長期に渡り決定づけられてきた。番組の評価が高いほど、そのキー局はそのテレビ広告に高額に請求できた。

しかし業界幹部の一部には、ニールセンの手法を時代遅れと批判している。ニールセンは、国内の視聴者代表としてランダムに世帯をピックアップし、誰が何を観ているのかを測定する。それは主に、テレビ機器に接続されたメーターや特定のマーケットの日記、タブレットや携帯電話の特定された広告サポートプログラムのデジタル追跡を通じてされている。 同社は最近、プラットフォームやデバイス間で視聴を測定する新しいシステムの導入を遅らせた。その機能は、TVision Insightsのようなスタートアップ企業のコアなセールスポイントとまさに同様なものであった。人々がどのように例えばNetflixやAmazonで番組を観ているかということをより的確に測るものである。 NBC Universalの顧問アドバイザー、元研究責任者のAlan Wurtzel 氏は、「ニールセンは誰もが使うものであるがために当面はその企業価値を維持するであろう。がしかし、世界が今後より複雑になれば、補助的あるいは補完的な測定方法といったものがますます関与してくることになろう。」と述べた。

TVisionのような企業が収集した情報は、規模の大きい視聴者層だけではなく、最も関与している視聴者層を取り込む番組に向けたマーケティングに役立てることが出来る。そして、キー局にとっては、より関与し、忠実な視聴者層同様に貴重である、より大規模かつ日和見な視聴者層に向けた番組づくりが可能になるかもしれない。

TVision Insightsは、ボストン、シカゴ、ダラスーフォートワース地域に2,000世帯、あるいは約7,500人をリクルートしている。当企業は、画像映像や録画はそのままでは保存されずにあくまでもデータ情報として送信され、匿名で収集していると言う。 Schiffman氏によると、例えば、「世帯No.6の人No.124はこの秒のときに注視していたが、次の瞬間やこの某番組や広告には注意を引かれていなかった」というようなデータが表示されるという。

Symphony Advanced Mediaは、米国内にMedia Insidersモバイルアプリを主にAndroid端末携帯にインストールした17,000人のパネリストを用意した。月額約5米ドルから12米ドルを支払う代わりに、そのアプリにより、携帯電話をどのように人々が利用しているかを受動的に追跡し、デバイスのマイク機能を用いて彼らが何を見ているかを聴き、アンケート調査を完了してもらう。このアプリによって、バスに乗っている間にヘッドホンを使って番組がストリーミングされたのか、スポーツバーでCMが見られたのかといったことがわかる。 SymphonyとTVision Insightsは双方ともに、コンテンツに含まれるオーディオタグもしくはデジタルタグを使って番組と広告bothを認識できる技術を用いている。個々の消費者にとっては、この種の技術に関しては、楽曲認識アプリであるShazamにおそらく馴染みがあるのではないか。

RealityMineという格付け会社は、米国においてパネリストを5,000人ほど集めている。年間90米ドル支払われ、彼らはその該当アプリHome meterを持つか、それがインターネット・ネットワークに接続されているか、もしくはその両方である。場合によっては、タブレット、携帯電話、Xbox、Wii、Apple TVやGoogle Chromecastなどの家庭内の25ものデバイスを通じて動作を計測する。 「目標は、今日のメディアと消費者生活がどういうものかを理解することにある」とNBC Universalを含む企業と協賛してきたSymphonyのチーフ・エクゼクティブであるCharlie Buchwalter 氏は言う。 Schiffman氏によると、なかにはTVisionの技術を懸念していた人々もいたが、画像や動画を保存するものではないことを知った後はおおよそ落ち着いていたとのことだった。

オリンピック期間中、どのように自身の心拍数が変化していたかをNBCがみられるようにMilz夫人はFitbitを装着していたそうだ。 「人々が実際どこにいるのか、何をしているのか、何を見ているのか、どのように相互作用しているのか、というのも理想的にはその行動がどのように変化しているのか、あるいはその行動にどのように影響しているのかを我々は把握しようとしているだけなのです」と、広告主のメディア購入を監督しているOmnicom Media Group のチーフ・リサーチ・オフィサーであるJonathan Steuer氏は述べた。

それでも、依然としてプライバシーが懸念され得る。今月、インターネット接続テレビの最大メーカーVizioは、テレビセットの所有者の認知なしに、また同意なしに、数百万ものスマートTVから視聴データを収集して販売していたという代償金として22億米ドルを支払うことに同意したばかりである。

TVision Insightsは、特定の番組に向けている注意のレベルを測定することで、ニッチな番組や小規模なテレビ局を強化することができると考えている。例えば、Schiffman氏は同社がFOXのシリーズ「Lucifer」がCBSの「The Big Bang Theory」より視聴者の注視度が高いことがわかったと言う。「The Big Bang Theory」がニールセンによって最も高い評価がされている番組のひとつであるにもかかわらず、である。 さらに、「人々は「Lucifer」にただ注意を払うだけでなく、録画し、帰宅したらそれを観るんです。そうすると、視聴者はその番組に集中し、その間室内にとどまる傾向にあります。」と言う。

ウェザーチャンネルは、昨年の秋にTVision Insightsのデータを用い、そのニュースの優位性を高めたことで、人々の生活様式は通常広告主によって比較されていることを示したのである。このチャンネルでリサーチを監督するIndira Venkat 氏は「気象ニュースの視聴者は比較的前のめりになりやすく、何かに傾倒しやすい視聴者のようだ」と述べた。

Venkat氏はニールセンの視聴データに対して、「しばしば欠けているものは、視聴者の質です。」と言う。

「はい、では、こう言い換えましょう。確かに一般の視聴者自体は獲得できているかもしれません・・・が、今日のようなマルチタスクの時代において、その人々が実際何をしていると言えるのでしょう?」

※原文が優先されます。​

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