こんにちは。株式会社FRONTEO 行動情報科学研究所の門前です。
今回は行動情報科学研究所、市川 瑶子さんに研究所についてお話いただきました。
市川さんにとって行動情報科学研究所はどんな存在で、研究所の人達はどんな風に見えますか?
研究所はFRONTEOの新しいテクノロジーを生み出す場であって欲しいですね。
また、研究所のメンバーは個性が強く面白い人が多いと思います。
それぞれ、自分の得意な分野があって、その分野で突き抜けている方たちが集まっていますね。
市川さんの役割を教えてください
私のポジションは、研究所のメンバーをサポートしていく立場だと思いますが、文系社員である私が、研究所にとってどうあるべきか考える時があります。
各分野の尖った人達だけだと、コミュニケーション等を含め、なかなか上手く仕事が回らないので、経営層や他の事業部とやり取りする際に、いい意味で通訳する人が必要だと思っています。自分自身、AIや機械学習に関する知識を身に着けて、架け橋になれればいいなと思っています。
また、研究や開発担当のメンバーが本来業務に集中できるよう、予算周りや事務処理といった部分でフォローして、プロジェクトを成功に導いていければいいと考えています。
昨年の秋ぐらいから、AIについて猛勉強されていますよね。経緯を教えてください
自分の仕事について考えたときに、あまり強みが無いと感じていたのですが、機械学習のイベントであるMachine Learning 15minutes!に参加して、AIって面白そうだなと思ったことがきっかけです。
自分自身、技術的な知識がなければ、技術者達が使っている言葉もわからないし、意思の疎通も苦労するので、最低限の知識を身に着けたいと思っていたのですが、なかなか一歩を踏み出す機会がありませんでした。
実際、勉強会に参加してみると、洪水のように情報があふれていて、知らない用語がたくさんありましたが、AIの業界やAIの面白さを改めて感じることが出来ました。いったん技術的な情報を意識し始めたら、自分の周りの環境は、そういった情報であふれていて、興味を持てば、どこまででも入っていけるんだ、と感じました。
あと、面白いなと感じるのは、AIや機械学習の分野は、理系の人達のものだと思っていたのですが、実際、どうやって機械が知識や知能を持つのかという根本的な話は哲学的な要素が強くて面白いです。自分の子供の頃を振り返ってどうやって学習したんだろうとか、こういった環境下だったら、どういう風に学習するんだろうとか、あれこれ考えるのは文系の私でも興味を持ちやすくて面白いと思います。理系の研究者じゃないとわからないこともあると思うのですが、今後、最新の研究がどう発展していくのかは気になるし面白いですね。
技術的な興味では、Deep Learningブームが終わったあと、業界がどうなっていくのか、Deep Learningの先に何があるのかに興味があります。知能ってなんだろうとか、Deep Learningの後の次のステップはどうなるんだろうと想像するのは面白いし、夢があると思いますね。人間に関して興味がある人はAIにも興味を持つんじゃないかって思います。
最後に、これから研究所にどんな人が来てもらいたいですか?
今後、インターネットが普及したようにAIが普及すると思います。
遅かれ早かれそういう時代が来ると思うので、文系・理系に関係なく、AIや新しい技術に興味のある人に来て欲しいです。新しい事を楽しんでくれる人がいいですね。