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【社員紹介】建築設計から企画にも挑戦。流行り廃りに乗らずに、本当に良いものを創る。

UDSでは、個性を活かし“自由に”働いているメンバーが多い。何がきっかけで自由を求め、どう自由を表現しているのか。

今回紹介するのは、プロジェクトデザイン事業部 の佐藤文香(さとう あやか)。入社して約一年半が経ち、現在は四つのプロジェクトを担当しながら、設計に留まらず企画にも挑戦しています。仕事に対する思いやUDSの魅力、強みを活かしながら未経験業務を学べる環境について聞きました。



建築設計を諦めきれずに


──建築設計の基礎知識は学生時代に学ぶイメージがありますが、どんなことがきっかけで興味をもつようになったんですか?

親が実家を建てる時に、モデルルームにたくさん連れていってくれたのがきっかけです。それで建築やインテリアに興味を持ち、建築に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。

高校卒業後は、行きたかった建築インテリア系の大学に落ちてしまったので、地元のホスピタリティマネジメント系の大学に進学しました。滑り止めの学校だったこともあり、サークルに行って遊んでいるような毎日で、やりたいことをちゃんとやらなきゃと思って、半年くらいで辞めています。

その後、建築インテリアや空間デザインを学べる専門学校に入学。1年目の時は建築の基礎や構造を学び、2年目から建築設計、インテリアコーディネート、商業空間デザインなどそれぞれ枝分かれして学びます。そこで私は商業空間デザインを選択しました。



──設計にも、建築やインテリアなどいろいろあるんですね。

そうです。建築設計は建物を作り、インテリアコーディネートや商業空間デザインは建物の内装やインテリアを担当するイメージですね。2年間で卒業して、一度地元から出てみたかったし、店舗の設計やデザインやるんだったらやっぱ東京だろうと思って、東京の会社に就職しました。

その会社は、小さいけど業界では長く活躍している歴史のある会社で、訪問すると社長自らが設計してきた物件を話してくれたんです。社長が前に出て、学生の私に一つ一つ丁寧に説明してくれたことが嬉しかったし、何より多くの実績と幅広い業態を手がけている会社で基礎を学びたいと思い、働くことを決めました。


──具体的にどんな業務をしていたんですか。

会社としては商業系の建物に強かったので、飲食や大きな商業施設の商環境デザインをメインにやってました。商環境デザインとは、商業施設のテナント部分ではなく、全体の廊下や共用部のことをいいます。

そこでは社長が主にデザインやコンセプトの大枠を担当していて私たちはそれらのイメージを深掘りしながら、設計やデザインに落とし込んでいっていました。約6年間働くなかで、様々なことを学ばせてもらったし量もこなせて、入社して良かったなと思っています。



企画・設計・運営で、コンセプトに統一感を


──そこからなぜUDSへ? 

1社目では、最初のプレゼンから最後の竣工まで、プロジェクトマネジメント経験も積ませてもらいました。ただ、あくまで設計の会社なので、空間を作ってクライアントに引き渡してからは、運営にはほぼノータッチなんです。

空間を作ってデザインしてもクライアントによっては当初のイメージと違うモノを置かれていたり、開業後にお店に行くと想定と違う雰囲気になっていたこともありました。それならば全体のトータルプロデュースをしたいなと思うようになり、企画から運営までやっているUDSに応募しました。



──UDSの中でも、プロジェクトデザイン事業部を選んだ理由はありますか。

一つの事業部で企画・設計・運営をやっているのが魅力的でしたね。企画の経験はほとんどなかったので、これまで培ってきた設計のスキルを活かしつつ、企画やブランディングも学んでいきたいと面接の際にお伝えしました。


──たしかに企画から設計・運営までできる環境は、珍しいかもしれないですね。入社前に思い描いていた企画の部分は学べていますか。

入社後は実際にインテリア設計の仕事を担当し、強みを活かしながら企画も学ばせてもらっています。

前の会社でも企画はやっていたつもりだったんですけど、UDSに入社してから改めて奥が深いなと。前の会社では、デザインのコンセプトを考えるくらいなものだったことに対して、UDSでは、事業企画と呼ばれる事業の立ち上げや収支計画の部分から、コンセプトを体験に落とし込む商品企画まで様々あります。

現在担当している大きな案件は、歴史ある文化財の中の料亭旅館の改修とホテルの新規開業の2つ。元々学びたかったブランディングについて、新規ホテルのネーミングからwebサイトのデザインなど、企画メンバーと並走しながらやらせてもらっています。UDSに入って企画の種類がたくさんあるのも知れましたし、運よく開業のタイミングにも携われて、すごく楽しいです。



──楽しそうなのは伝わってました!逆に苦労したこととかありますか。

プロジェクトデザイン事業部は、良くも悪くも主担当としてクライアントと直接お話しすることになります。すぐにプレゼンで喋ることになった時は、びっくりしましたね。

大変だけど、それがないと成長できないとも感じています。貴重な経験を積ませてもらってありがたいと思いつつ、クライアントからの質問に臨機応変に対応できず、プレゼン後に反省することばかり。でもUDSのみなさんは人がいいので、働いていて精神的にきつかったことはないです。



自分が行きたい場所を提案するから、説得力がある


──実際に働いてみて、UDSの強みってどこに感じますか。

クライアントと直接お話しできるのもあって、担当者レベルで主体的に提案ができるのは強みだと思います。言われたことを形にするだけじゃなく、本当に自分達が行きたい場所や作りたいものをつくるから魅力的になる。だからこそ、プレゼンも自分の言葉でしないといけない。自分が行きたい場所をちゃんと考えて提案するから、説得力がうまれると思っています。

また、運営目線でお店や空間の作り方を意識するようになりました。以前に比べて、「自分が実際にそこで働くんだったら、そこで過ごすんだったら」を深く考えて設計をしています。



──設計者としてもレベルアップしていってるんですね。

多くの運営施設を見れたり、そこで働く運営メンバーから課題を聞けるのは恵まれているなと思いますね。


──まちづくりの文脈で、その土地の工芸品を置いて「地域の施設です!」というところはよくある。ただ、いわゆる地域を発信する施設とUDSの施設では違う雰囲気を感じます。何が違うんですかね?

今ちょうど、九州の歴史ある文化財の中の料亭旅館の改修を担当しています。約400年続く料亭旅館を、さらに次の100年につなげていくお手伝いをさせてもらっています。その中で意識しているのは、そのものの良さだけを表に出しすぎずに、さりげなく支えていくこと

九州には長い歴史や文化をもった素晴らしい職人さんがたくさんいます。地域柄なのか、あまり表に出て営業をするような人は少なく、粛々とものづくりをされている方が多いイメージです。そんなシャイな職人さんたちの工場を訪問し、ヒアリングしながら、みんなで理解しリスペクトをもった上で、参画してもらえるように進めていきたいです。目新しい奇抜さや、ただ伝統を前面に押し出す、といったことではない関わり方を目指しています。



──たしかに、深さや本質みたいなものは感じます。ちなみに、100年先につなげていくにはどうしたらいいんですか。

流行り廃りに乗らないことかな。その九州の職人さんたちも、なんで長年続いているかというとやっぱり良いものを作ってるからだと思う。本当にいいものを丁寧に取り入れることが、長く続く理由の一つだと思っています。



なんだか楽しそうな人たちが作り上げる会社


──UDSってどんな会社ですか。

なんだかみんな楽しそうですよね。建築や設計がメインの会社だと、かじりついて設計やってるような人が多いんですけど、UDSはみんな明るくてコミュニケーションが取りやすい。誰にでも提案しやすいし、フラットな組織だなと思います。

あとは、自分たちで会社を作っているイメージがあります。トップの人が動かしてるんじゃなくて、個々が動いて、個々が作り上げている感じがしますね。



──では、個として今後どんな場を企画したいですか。

人が集まる場所が好きなので、賑わってる場所をつくりたいです。ただかっこいい場所を作っても、そこに人がいなければ成功したとは言えないと思っています。


──かっこよさだけでは難しい中で、どうやったら賑わってる場所ってつくれるのでしょうか。

それもやっぱり、自分が本当に行きたい場所を想像してつくること。かっこよすぎても、一定数にしか刺さらなかったりする。老若男女みんなが行きやすい、ちょうどよさが大切なのかもしれないです。


──最後に、働く上でどんなことを大切にしていますか?

クライアントの前に出るようになって、人との付き合い方をより大切にするようになりました。社内はもちろん、施工会社や協力会社の人と、何かをつくりあげるときにどれだけ同じ気持ちで動いていけるかが大事だと思う。

あくまでも設計者という立場では、クライアントから依頼される側でもあり、協力会社を選定し監修する側でもありますが、同じ目標の上で何かをつくる上では、お互いが同じ方向を向いて、一緒に良いものをつくっていけたらと思っています。

それが今後の仕事にも繋がってくるだろうし、一担当者として「UDSの佐藤さんにお願いしたい」と言われる人になれたら嬉しいですね。



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