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【ディレクター育成研修レポート】 先輩が講師となり、若手に知識・スキルを伝授 Vol.3「ユーザーシナリオ作成」

研修の目的

戦略プロデュースグループの先輩が講師となり、若手に知識・スキ物事ルを伝授。研修を通してディレクターに必要な一通りの基本スキルを習得し、一人立ちすることを一緒に目指します。

フェーズ「企画立案」

Webサイトを制作する際、顧客・競合・自社を正しく捉えた上で目的やゴールを定め、どのような導線やコンテンツが必要になるか具体的に企画を進めていきます。

今回のテーマ「ユーザーシナリオ作成」

「企業」「ユーザー」の「インサイト(真実)」を捉え、ユーザー体験を描く、プランニングの醍醐味ともいえる作業。

目指すところ

「企業」「ユーザー」のインサイトを捉えられる「洞察力」を身に着ける!

  • 自身で「企業」「ユーザー」の考察ができるようになる
  • 将来、「ユーザーシナリオ作成」も担えるよう、概念・手法を理解する

調査結果から見えてきた「事実」に、今回見えてきた「インサイト(真実)」を突き合わせた上で、「理想的なユーザー体験」を描いていきます。次の工程「導線・コンテンツ設計」の指針にもつながる重要な作業です。

多くの人が、ごく自然に「洞察力」を発揮しています

「洞察」と聞くと、とても高度なスキルに感じるかもしれませんが、実は、多くの人が、ごく自然にこの力を発揮しています。普段、人とコミュニケーションするとき、特別な意識を持つことなく、相手(家族、友人、恋人、仲間など)が、「何を思っているのか?」「どんなことを望んでいるか?」考えながら、行動していると思います。この行為そのものが、洞察にあたります。

個人ワークとグループワークの組み合わせ

今回のセッションは、「個人ワーク」と「グループワーク」の組み合わせで実施しました。
仲間と積極的に意見交換することもでき、楽しく、活気あるワークショップとなりました。

  • 「個人ワーク(事前)」で自身の考えを持つ
  • 「グループワーク(当日)」で、お互いの意見を交換し、十分に議論する
  • この2つを行うことで、導出する内容をより「真実」に近付けていく


研修の概要

「与件」「ターゲットユーザー」の確認を行った上で、「企業」と「ユーザー」の考察を進め、「理想的なユーザー体験」を描いていきました。


ユーザーシナリオとは?

  • 「理想的なユーザー体験」を描いたもの
  • ユーザーに企業のサービスを受けてもらうにあたり、「最初の接点」から「ゴール」までどのように進んで欲しいかを描きます
  • 下記、1~3のワークを行いながら仕上げていきます

何につながるの?

  • 導線設計
  • コンテンツ企画
  • 指標設計(KPI・KGI) など


ワークの流れ

1. 与件の確認

クライアント: 外資系のカーディーラー


2. ターゲットユーザーの確認


3. ユーザーシナリオ作成

ユーザーの行動ステップ毎に、以下1~3の考察を行いながら、整えていきました。
(今回の行動範囲は、WEBに絞って行っています)

【考察1】ユーザーインサイトの洗い出し

  • ユーザーの「考えていること」「したいこと」を洗い出す

【考察2】態度変容プロセス整理

  • 企業がユーザーに起こさせたい「感情の変化」「具体的な行動」を整理する

【考察3】必要な施策洗い出し

  • 1を満たし、2を実現させるために「必要な施策」を洗い出す


詳細


サマリ(要点を絞った状態)


ポイント

  • ユーザーの「インサイト(真実)」をどこまで捉えられるかが、シナリオの精度を大きく左右する
  • 「ユーザーの深層心理を考察する力」「クライアントの立場に立って考える力」が求められる
  • 普段から消費行動に関心を持ち、「消費者」「企業」を観察する習慣を身に付けておくことが重要


受講者の感想

  • グループワークを通して、じっくりすり合わせができたことで、密度の高い話し合いができました
  • ユーザーと企業の視点、意識していきます
  • このフレームワークがあれば自分でもできそう
  • 「ゼロから提案してください」となったときチャレンジしてみます!


次回は、「導線・コンテンツ設計」について詳細にワークしていきます。


インスタグラムをはじめました!!

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@unt_factory_official

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