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自己表現ができない東大生がユニアドで働く理由

ユニアドでは24卒・25卒・26卒の学生インターンを募集しています。
※インターン実績校:東京大学 / 一橋大学 / 慶應義塾大学 / 早稲田大学 / 上智大学 / 明治大学 / 青山学院大学 / 中央大学 etc.
24卒・25卒・26卒の新卒採用は弊社で長期インターンを通過した学生のみを対象とする予定です。

初めまして。この度ユニアドでインターン生として働くこととなった、東京大学2年生の伊藤です。

初仕事としてこのブログを書かせていただいております。

今回の記事では私がユニアドで働くことになった経緯を書いていきます。

どうしてこのタイミングで、どうしてユニアドをインターン先として選んだのか、自己紹介がてら高校時代から私の人生を軽く振り返って(苦労話ばかりになってしまいますが)、お伝えできればと思います。


上京したくて頑張った高校時代

今私は東京大学の2年生なのですが、生まれてから大学に入るまではずっと名古屋にいました。

私が通っていた高校は学力的には県内で10番手に入るか入らないかくらいの学校で、地元名古屋の大学に進学する人が多数派でした。

将来の夢などが特になかった当時の私は、高1の時点で卒業後の進路に漠然とした不安がありました。このままなんとなく高校生活を過ごして、なんとなく周りの人と同じ様に地元の大学に進学したら、おそらく付き合う人間はあまり変わらないし、自分の凝り固まった価値観は変わらないまま大人になってしまうのではないかと危機感がありました。

そこで、東京に出て、人間関係をゼロからスタートすれば付き合う人間もガラリと変わるし、何か自分の根本的な部分も変わって、将来やりたいことや目標も見えてくるのではないかと思い、東京の大学に行きたいと思うようになりました。その中でも東京大学を選んだのは、どうせなら1番入るのが難しいところに挑戦しようと思ったからです。

こうして私の勉強漬けの生活が始まりました。朝6時に起きて、電車で1時間かけて通学する間にひたすら英単語を覚え、早めに学校についてHRまで数学の問題集を解き、授業と部活が終われば塾に直行して映像授業を聞いて、休みの日は朝から塾に行って1日中自習をして帰るという生活を3年間繰り返しました。幸いこんな勉強ばかりの私を見て、馬鹿にするような人は周りにいませんでしたが、周りの人が遊んでいる中で我慢して勉強しなくてはならないのはやはり辛かったです。

そんな苦労も虚しく、大学受験に失敗しました。3年間人よりこんなに努力してきたのにダメなのかと、自分ってやっぱり大したことないなと、打ちひしがれましたが、そんなことを悩んでいる暇もなく、浪人生活が始まりました。


高校の陸上部の引退式で最後の挨拶をしている私です

1年の全てをかけた浪人時代

浪人生活が始まって、まずメンタル面で苦労しました。勉強よりもしんどかったかもしれません。朝一で予備校に行って、授業を夕方まで受けて、夜まで自習して帰るということ自体は高校の受験勉強とあまり変わりませんでしたが、確かな環境の変化は感じました。浪人経験者あるあるかもしれませんが、例えば、

・朝電車に乗って参考書を読んでいると隣に同じものを読んでいる高校生を見かけると、はたから見て私服姿の自分が浪人しているのが丸わかりだなと感じる。
・同じ高校の浪人仲間がいなくて、予備校でいつもボッチ飯

こういうことに悩みながら1年を過ごしました。それでも、本当に全てを受験に捧げる1年なんだと思ってやるしかないと思いました。

勉強の話です。

自分が大したことがないなら、それを埋めて、しかもお釣りが出てくるくらいの努力をしないと確実に東大に受かることはないだろうと考えました。もちろん受験は1年に1回しかないので確実に受からなければならない訳ですが、お金が特にかかる浪人をしていたので、10回受験しても10回とも受かるような、流石にそれは難しいので、9回、9.5回は受かるような勉強をしなければならないと思いました。

実際に過去問を10回くらい解いて分析してみた結果、当然よくできた時と良くない時があるのですが、本番ではこの「よくできた」を持ってこなければならないのです。大学入試問題の範囲は膨大で、試験によく出るようなものだけをやっていては毎回「よくできた」を持ってくるのは不可能なので、自分が1回でも目にした問題や単語は隈なく暗記することにしました。

自分が持っている参考書の問題は4周も5周もして、問題文さえも覚えてしまうくらい徹底して暗記をし、受験直前になるとセンター試験と東大の2次試験の過去問を引っ張り出して、20年分くらいの問題を「解く」のではなく全て「読み」、出題された事項はすべて頭に叩き込みました。

ここまでの苦労をしてようやく10回中の9回、9.5回を無事引き当てることができ、念願だった東大に合格しました。今でも、正午に合格発表がされた時の、その時食べていたスタ丼の味と「おめでとう」と言ってくれた母の涙は忘れられません。


予備校の学生証です。


目標を失ってなんとなく日々を過ごす大学生活

念願叶って上京し、大学生活が始まりました。大学での私は授業を受け、陸上部の練習に行き、余った時間にバイトをするといういわゆる普通の大学生になりました。周りの友人もだいたいそういう感じだったので特に何も気にせず、ただ日々を過ごしていました。これは世間の東大生像とはズレるかもしれませんが、私の肌感覚では学業が優秀で、起業に成功して、メディアにバシバシ出て活躍している東大生はほんの一握りで、基本的には普通の大学生と変わらないというように感じています。そのような世間からの東大生像というのもあってか、会う人にはすごくもてはやされます。しかし自分はそんな一握りの東大生からは程遠いので、世間からの過大評価とのギャップに苦しみました。自分が東大であることはこの先切っても切れない肩書きになってしまうので、その悩みを解決するには、ちょっとでも世間の東大生像のようなすごい人にならざるを得ません。

では自分はどうしたらすごい人になれるのか考えるのですが、自分には将来やりたいことも、目標もないのでそもそも何をすればいいのかわからないということに気がつきました。

高校1年から東大に入るまでの4年間ずっと受験が目標だったので、東大に入った今の自分には夢も目標も特にないのです。そこでまず、思いついたことはとりあえずやってみるということにしました。具体的にはカンボジアでの教育支援のボランティアに同行したり、ニュージーランドに短期留学に行ったりしました。教育支援やニュージーランドに関する強い野望とかがあったわけではないのですが、挑戦するのに勇気が要ることって、やってみるだけで周りに一目おかれるんじゃないかという下心もあり、挑戦しました。確かにいろんな人と出会っていろんな価値観に触れることができた貴重な経験でしたが、自分の将来設計はまだ見えてきませんでした。


カンボジアへ教育支援のボランティアに同行した時の写真です。ペンやノートを配っています。

空白のコロナ時代

そうこうしているうちにコロナが流行し始めました、出入国の制限が厳しくなる前にニュージーランドから帰国でき、そのまま実家に帰って夏くらいまでいわゆる「コロナ疎開」の生活になりました。Zoomで大学の授業を受けるだけでそれ以外は何もない生活でした。人生で1番何も得られなかった半年間かもしれません。

特筆するようなことは無く、あっという間に4、5ヶ月が過ぎ去りました。夏になってコロナがある程度の収束をみせたので東京に戻り、その頃は外出などが比較的自由にできたのでまた普通の大学生活が再スタートしたのですが、今年になって2度目の緊急事態宣言が出たところで、これはまずいと思いました。現状のままだと、また去年の何もしなかった「コロナ疎開」のような生活が繰り返されてしまうという危機感が募りました。このまま大学3年、4年となって卒業してしまえば中身空っぽの大学生活になってしまいます。

何れにせよ、飲食店の時短営業で収入が激減してしまったので、ひとまず他の収入源を探さなければなりません。時短解除後にも他のバイトや授業と両立ができるようにと、リモートワークや、勤務スタイルにある程度の自由がある仕事を探し始めました。


自分に足りないもの、自己表現力を得るための挑戦

ユニアドには、完全リモートワークという点で興味を持ちました。リスティング広告に関しては完全に門外漢なので、「広告業界ってどういうところだろう」くらいの軽い気持ちで履歴書を送りました。要はカンボジアやニュージーランドに行くようなノリで、なんとなくの挑戦でした。

面接では昔の東大のすごいインターン生の話をされ、正直、なんだかすごくハードルが高いところに来てしまったというのが最初の感想でしたし、やっぱり辞退しようかなと日和った考えも頭によぎりました。それでも、今のこの挑戦はなんとなくの挑戦では終わらないような気がしていました。

ユニアドのブログやwantedlyを見ると、リスティング広告などの技術的な仕事面に関する記事も当然ありますが、社長やインターン生が自分の人生や考え方について語っているものに目が行きました。そういう記事を見て、自分ではこれを書けないなと思いました。自分にはこういう目標があって、普段こういうことを考えて生きていますというような自己表現をする力が自分には足りないなと思ったし、その力が足りないことはやはりまずいなと感じます。もしこれに挑戦できたら、自分の将来を決定的変えるどでかい挑戦になるんじゃないかと直観しました。

相変わらず自分の将来設計は未だ見えていませんが、今後就活をするにしろ、何かしらのビジネスを始めるにしろ、人の信頼を得られなければ何も始まらないです。他者から信頼を得ようとするにあたって自分の仕事の能力以外をアピールする重要な物差しが、このような自己表現だと私は考えています。「私はこういう人間で、日々こういうことを考えています。だからあなたの会社でこういう場面で貢献したいです。」というように言える人が社会に必要な人であり、必要だと思ってもらえる人だと思います。

今ここで私がこうして記事を執筆していることも、拙いですが自己表現です。何か1つでも、読んでくれた方の心の片隅に残れば幸いです。

最後までお目通しいただき、ありがとうございました。記事のいいね&ぜひフォローお願いします。ホームページは下記リンクか『ユニアド』で検索してください。

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