ユナイテッドで人事と広報を担当している兼田です。

今回は、当社広告プラットフォームのDSP「Bypass（バイパス」とSSP「AdStir（アドステア）」の開発に携わっているエンジニアのTさんにインタビューをしました。

===============================

〈SSPとは〉

複数の広告案件を一元管理し、配信を最適化（イールドオプティマイズ機能など）する事で収益の最大化を狙う、サプライサイド（媒体側）の広告管理プラットフォームのこと。

〈DSPとは〉

設定した配信ロジックに従って、最適なユーザーへ広告を配信し広告効果の最大化を狙う、デマンドサイド（広告主側）の広告管理プラットフォームのこと。

===============================

ユナイテッドに入社する前

兼田：ユナイテッドに入社する前はどんな仕事をしていましたか？

T：新卒で外資系のメーカーに就職し、システムの提案から導入、 そしてサポートまでを行うエンジニアとして働いていました。 いわゆるセールスエンジニアやアプリケーションエンジニアのような立ち位置でした。

5年目の終わり頃に、提案から携わっていた大きな案件が無事終了し、 きちんとした形で実績を残すことが出来たので、次のキャリアに進むことを決意しました。

2社目では、主に研究者向けの受託開発を行っていました。 前職では研究機関向けにシステムを導入することが多く、 引き続き研究者のサポートをしたいと考えたからです。

プログラミングの実務経験がなく、迷惑をかけてしまった点も多々あるのですが、 会社やお客様の協力もあり、何とかやっていけました。 そんな中、業務でWebシステムを構築するようになり、その面白さに惹かれていきました。 中でも自分の行動によって表示内容が変わるWeb広告に興味を持ち、 その仕組みを調べるうちに広告業界で働きたいと思うようになりました。

約2年働いたのち、ユナイテッドに転職することを決め、 挑戦したいと思っていた広告業界のエンジニアとしてのキャリアをスタートする事ができました。

ユナイテッドに入社してからの仕事

兼田：今ユナイテッドではどんな仕事をされていますか？

T：当社広告プラットフォームであるDSP「Bypass」とSSP「AdStir」の開発に携わっています。 DSPとSSPの両方に関わっている社内でも珍しい立ち位置です。

広告業界自体が未経験だったため不安もありましたが、 先輩方のサポートもあり、楽しく仕事ができています。 あまり経験のない部分の開発も任せてくれるので、日々の勉強には事欠きません（笑） 開発スケジュールは各々のスキルを考慮して決めているので、 未経験だった私でも安心して業務に専念できています。

Bypass、AdStirそれぞれでやっている仕事

兼田：DSP「Bypass」とSSP「AdStir」に関わっている珍しいポジションとのことですが、具体的にはどんなことをやっていますか？

T：Bypassでは、効果測定ツールとの連携が主なミッションになります。

今まで知らなかった効果測定の方法が徐々に理解できてきたので面白いですね。 開発仕様の策定から携わっており、大変な部分はありますが良い経験が出来ていると感じます。

AdStirでは、東南アジアでのオフショア開発のリーダーとしてプロジェクトを進めています。

文化の異なる海外の方とお互い効率よく仕事をするためにどのようにしたらよいか、 現地のスタッフが成長するためにはどのように仕事を割り振ればいいかを 日々考えながら仕事をしています。 現地の方とお互いに良好な関係を築き、1つの開発拠点として成立させることが大きな目標です。

ユナイテッドについて

兼田：これまで合計3つの会社を経験してきたTさんから見て、ユナイテッドはどんな会社ですか？

T：変化に対して柔軟な会社だなと思います。

その時々で最高のパフォーマンスが発揮できるよう組織体制も変わりますし、 注力するプロダクトも短いスパンで見直していたります。 また、社員一人一人のモチベーションも高く、全社一丸となって事業の拡大に尽力しているなと感じます。

業績も上向いており、会社の成長を肌で感じることが出来るのは大きな魅力ですね。 実際に私が入社した1年前と比べても社員数は増えていますし、フロアも増床しています。 その分席替えも頻繁にありますが(笑)

エンジニア部隊としても今まさに新しい文化を創ろうとしているところなので、面白い時期だと思います。

今後挑戦したいこと

兼田：今後挑戦していきたいことはありますか？

T：広告サービスの核となる「配信サーバ」や「データ解析」などの業務に携わってみたいですね。

また、DSPとSSP両方見ている珍しいポジションという強みを活かして、 偏りのない視点で新しいプロダクトの提案を行っていきたいです。

プライベートではVJ（Video Jockey）として活動

兼田：最後にプライベートのことも聞かせてください！

T：VJ（Video Jockey）活動をしています。

今まではQuartzComposer（※1）を使って素材を作ることが多かったのですが、 もっと自由に開発できるようopenFrameworks（※2）に移行中です。 スクリプト言語（※3）ばかり使っていると、たまにコンパイラ言語（※4）を書きたくなりますし。

6月から映像チームとしてとあるバンドに所属しており、ライブ活動も行っています。 ユナイテッドの音楽好きのメンバーもたまに遊びに来てくれるので嬉しい限りです。

Tさん、ありがとうございました！

今後も定期的にユナイテッド社員のインタビューを掲載していきます。

※1 QuartzComposer

ノードベースのビジュアルプログラミング言語で、グラフィックデータ処理のためにMac OS Xの開発環境の一部として提供されている。

※2 openFrameworks

「創造的なコーディング」のためのC++のオープンソースツールキット。一般的な用語で言うとソフトウェアフレームワーク。

※3 スクリプト言語

プログラミング言語のうち、プログラムの記述や実行を比較的簡易に行うことができる言語の総称。

※4 コンパイラ言語

高水準プログラミング言語の分類の一つで、公式の、あるいは主要な実行環境がコンパイラ（compiler）であるような言語のこと。

DSP「Bypass」

SSP「AdStir」