【CEOインタビューVol.1】海外留学など刺激に満ちた子供時代――外資コンサル時代に経験した「大量解雇」プロジェクトがキャリアのターニングポイントに――

こんにちは。株式会社UsideU(ユーサイドユー)の採用広報担当です。今回は当社創業者で代表取締役CEO 高岡淳二のインタビューを2回に渡ってお届けします。

東京大学法学部出身の高岡は、中国でHRテック分野の起業に参画後、ブーズ・アレン・ハミルトンでコンサルティングに従事。その後、アリババで日本事業の立ち上げに携わり、MBA取得のために渡米。Draper Nexus Ventures(現:DNX Ventures)を経て、2017年6月、UsideUを創業しました。

第1回のインタビューでは、そのような経歴を持つ高岡に、幼少期の原体験から、UsideUの創業に至るまでの社会人歴について話を聞きました。

■高校生のときのアメリカ留学で、強い自立心が芽生える

――どのような幼少期を過ごしていましたか?

小学生、中学生の頃はテレビゲームばかりしていましたね。私は1981年生まれなのですが、当時は「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」など、今でも著名なゲームタイトルがどんどん生まれていた。今思えば「シリコンバレー」の日本版のようで、いまだに当時を思い出すと鳥肌が立ちますね。テレビゲームの創成期は、何よりのスタートアップストーリーだと感じていますね。

そもそも私は新しいものが好きなんです。千葉県浦安市の出身なのですが、あそこは元々は埋立地なんですよ。幼少期に住んでいた頃は、草が生い茂っていて本当に周りに何もなかった(笑)。ある意味のコンプレックスとして、自分には生まれ故郷がないものと感じていましたが、その後、浦安にはディズニーランドだったり、ダイエーだったり、新しいものがどんどん建設されていって。そんな体験から新しいものに対する興味関心が強くなっていったのだと思います。



――その後の学生時代のエピソードを教えていただけますか?

高校1年生の半ばから2年生の半ばまで、1年間アメリカに留学していました。当時は「新しい世界を見てみたい」と思い、もう行きたくて行きたくて仕方がなかったんです。中学2年生のときに、一人で留学エージェント10社くらいに飛び込んで、そのうち両親に資料を見せて「ここに決めた」と言って。高校に入学してから校長先生に「帰国するまでに、単位互換制度を作っておいてください」と頼んで留学しました。

アメリカでは、ケンタッキー州の公立高校に通っていましたが、言ってみれば「ディープ・アメリカ」なんですよね。毎週、教会にも通っていましたし、深くて濃いアメリカン・カルチャーのなかで過ごしました。そこで「自分は何者か」「自分は何をやりたいのか」ということをすごく考えさせられて。「自分自身の力で生きなければ」という気持ちが強くなったのは、この頃からですね。

■バンド活動に熱中した東京大学法学部時代、プロを目指すも……

――帰国後は、東京大学の法学部に進学されたんですよね?

私の父親はエンジニアで、火力発電に携わっていたんです。その父親が家で科学発展の話ばかりするので、それに対する反骨精神というか、真逆の道に進もうと思って大学は法学部を選びました。ただ、私は文系学部の出身ではあるのですが、元々の「脳みそ」の資質としては理系なんじゃないかと思います。父親が携わっていた火力発電は当時でいうと「最先端の科学技術」なんですよね。新しいものをいち早く取り入れたいという気持ちは、そういった父親の影響もあるかもしれません。

――大学生活はいかがでしたか?

東京大学の法学部でしたので、周りはみんな官僚や弁護士、検事、金融を目指すことが当たり前でした。「我々が日本を作っていくんだ!」という意識を持って、日本国憲法の話とかをしてましたね。一方で、私の大学生活はめちゃくちゃでした(笑)。音楽が好きでバンドをやっていたので、1年留年もしましたし、在学中の5年間で本も10冊読んだかな?という程度でした。だから、卒業するのが大変でしたよ。

――在学中は、将来についてどのように考えていましたか?

とにかく、ミュージシャンとしてプロになりたかったので、大学3年から4年のときは、バーで演奏してお金をもらったりしていて。でも、自分よりすごい人たちを目の当たりにして、自分が進むべきなのは音楽の道じゃないなと。だったら自分が一番優れていることを活かそう、ということで次第にビジネスをやりたいと考えるようになりました。自分のキャリアを本気で考え始めたのが、大学5年目のときだったので、就職活動はほとんどしませんでした。

また、英語が得意で、他国の事情にも敏感だったこともあり、日本での生活に閉塞感を感じていました。今、大手企業に入社しても、将来は廃れていくだけだろうと思っていたんです。大手企業に入社しても、偉くなるまでにとてつもない時間がかかりますし、それでは意味がないと感じていました。ただ当時は周りに「何を言ってるんだ」とバカにされていましたけど……。一応、大手銀行の内定はいただいていたのですが、話を聞けば聞くほど、自分の進むべき道ではないなと感じていました。

■中国でスタートアップ立ち上げ後、外資コンサルや事業開発などに従事

――では、大学卒業後はどうされたのですか?

やっぱり、グローバルという軸が自分の中にあったので、大学卒業後は、HR Tech企業のインターンで中国の上海に行きました。半年間ほど毎日、現地の日系企業に飛び込み営業をして、日本語ができる中国人の人材紹介をしたり、転職サイトを作ったりしていましたね。

そんな中、2005年に転職サイトを作るWebサービスの会社を共同で立ち上げるプロジェクトを推進することになりました。でも、当時の転職サイトは複雑でしたので、バグばかり出て、とにかく色々なことに苦労しました……。資金調達もできなかったので、マーケティング費用を出すことができませんでしたし、残念ながら結果的には上手くいきませんでした。

そして、このスタートアップの経験で、ビジネスのスキルがまったくないことを思い知りましたね。エクセルもパワーポイントも使ったことがなかったですし、ちゃんとしたビジネスミーティングもしたことがなくて。中国では100平方メートル級の広い家に住んで、移動はすべてタクシーを使うようなリッチな生活でしたが、全然ビジネスが分かっていませんでした。

――帰国後は、就職されたのですか?

はい。ビジネスというか、まずは基本的なビジネススキルを身につけたいと思い、米国に本社がある戦略コンサルティングファーム・ブーズ・アレン・ハミルトンに入社しました。そこで、とあるグローバルメーカーのマーケティングの統計解析を任され、やっとエクセルが一人前に使えるようになりました(笑)。

あとは、人材派遣会社の再編に関わるコンサルティングにも携わっていましたが、メインの業務は人員整理、要はクビ切りでした。中国では人材紹介いうポジティブな仕事をしていたのに、今度はクビ切りというネガティブな仕事になったため、だいぶ精神的にまいりました。

当時は本当に過酷な状況だったので、何をしたらいいのか、何が正しいのか、まったく分からなくなってしまいました。周りもどんどん辞めていきますし、悩みに悩んで、10日間ほどお寺で座禅したりしていました。ミャンマーで修行してお坊さんになろうかとか、当時流行っていた社会起業家になろうかとか、今後のキャリアについて悶々と考えていました。

■「もう一歩先に行かなければ」という思いで再渡米、MBAとMSを取得

――その後、Eコマースの中国企業・アリババに転職されたのですね

はい、そうですね。今、振り返ると、当時はアリババに行くか、お坊さんになるか、社会起業家になるかという、変わったキャリアの選択肢で迷ってました(笑)。アリババでは社長室で、日本法人の立ち上げやEコマース事業の開発など、何でもやりました。最初は中国のアリババの商品を日本に持ってくるために、単身で中国に乗り込んで、各省のサプライヤーのところに営業で回りました。他にもヤフーと「淘宝(タオバオ)」の提携をしたり、結局、6年近く働きましたね。

――その後、留学されたのはなぜですか?

アリババでは最先端のITを駆使したビジネスというよりは、インターネットを活用して顧客開拓をやっているようなビジネスモデルだったので、「もう一歩先に行かなければ」という思いがあったんです。また、それまでの私の経歴のほとんどが中国関連だったので、キャリアの軸が「中国」になりかけていました。今後、何をやろうとしても中国関連のビジネスしかできなくなることを危惧して、アメリカに留学することにしました。

アメリカでは、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院でMBAを、マコーミック工学大学院でMS(マスターサイエンス)を取得しました。ちょうどデザインシンキングが流行っていたころでしたので、面白いものにたくさん出会うことができました。その中でベンチャーキャピタルのDraper Nexus Ventures(現:DNX Ventures)と出会ったのが、起業を考えるようになったきっかけですね。

(つづく)


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