こんにちは!株式会社バカンのもっちです。
今回は、メディア事業本部のPMとして働くやりがいや面白さについて、本部長の鈴木さんと長(おさ)さんにお話を伺いました。
トイレを起点にしたBtoBtoCサービスのメディア・ソリューション事業や、toCサービスで地域SNS×ポイ活を事業としている「noma」など、バカンならではのプロダクトをどう育て世の中に広めているのか。PdMとPjMを横断しながら、どこまでの裁量を持って、どんな人が活躍しているのか。実際のエピソードも交えながら、メディア事業本部のPMのリアルに迫ります。
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プロフィール
鈴木慎介(写真右)
北海道出身。大手SIerにて、コンサルティング部門に所属。多数のAccounting関連の業務改革、システム改善コンサルティングに従事。大手IT企業にて、グローバル経営管理の基盤構築を行ったのち、新規Webサービス事業立ち上げのプロダクト企画、マーケティングをリード。その後、ベンチャー企業に参画し、アライアンスを主とした事業開発、及び、e-commerce関連のプロダクト企画など幅広く推進。2018年10月よりバカンに参画。
長恭平(写真左)
東京都出身。新卒でゲーム会社に就職し、10年以上複数社でゲーム開発に関わる。
モバイルやコンソール機向けゲームの企画、ディレクションを経験したのち、もっと人々の生活を豊かにするような仕事にチャレンジしたいという想いが強くなる。
そういった状況でバカンに出会い、2025年9月入社。
まずはじめにメディア事業本部がやっていることを教えてください。
鈴木:メディア事業本部は、主にトイレにセンサーを設置して混雑状況を可視化する「Throne」や、トイレの個室内に設置したタブレットに混雑状況や利用状況を配信することで個室の長時間利用の抑制する「AirKnock」、AirKnock導入時にトイレの個室内に設置するタブレットへの広告を表示する「アンベール」の事業をしております。これらのトイレを中心としたプロダクト群は、トイレ空間を広告メディアとして活用する新たな広告市場を開拓し、スポンサーからの広告費を得ることで、Throne・AirKnockの 導入障壁となる設置に掛かるオフィスビルや商業施設のイニシャルコストを抑える形でサービスを展開しています。
また昨年、メディア事業本部では、toC向けに、より身近で街の有益な情報を地域SNS上に投稿・閲覧できて、移動や滞在・投稿に対するいいねでポイントがたまる「noma」というサービスも立ち上げました。toCならではのユーザーの行動や反応が見えやすい環境を活かし、新たな価値として成立させるための挑戦を進めています。
トイレ空間の広告市場としての価値提供と地域SNS×ポイ活という新しいコンセプトのサービスを提供しているんですね。今回はそんなメディア事業本部のPMのお仕事についてのお話を聞かせてください!まずは、AirKnock、アンベール、nomaそれぞれのプロダクトの"面白さ"はどこですか?
鈴木:AirKnockやアンベールの面白さは、そもそもまだ世の中にない市場を、自分たちが先陣を切って市場自体をつくっているところだと思います。トイレという空間は、日本発で世界に広がっていったプロダクトや文化も多い領域です(ウォシュレット等)。そう考えると、AirKnockやアンベールも、今後世界に広がっていく可能性を十分に持っていると思っています。
現在は立ち上げ期を経て、次のフェーズに進んでいます。単にメディアとしての目新しさだけではなく、トイレ空間を使った広告の強みも明確になってきています。今後はニッチな広告メディアという扱いから、メディア面を更に拡張していくことで、「世の中で当たり前に目にする状態」をつくり、誰もが知っているプロダクトにスケールアップさせていく面白さがあると思います。
長:私が担当しているnomaは、現状のバカンの中では特殊な立ち位置のプロダクトです。BtoBやBtoBtoCのプロダクトが多い中で、nomaは純粋なtoC向けのサービスで、利用者の声や行動がダイレクトにわかります。改善した時のユーザーの反応がわかりやすく数字にも表れます。その手触り感のある開発環境はプロダクトとしてすごく魅力的です。
nomaはプロダクトのフェーズとしてはまだ立ち上げ期で伸びしろが大きく、改めて見ると「ありそうでなかった発想のプロダクト」だなと思いました。私が入社する前からプロダクトの方向性は決まっていましたが、地域SNSとポイ活を掛け合わせたコンセプトをプロダクトにして価値として成立させていく段階で、そこを自分の裁量で前に進められるのは、挑戦しがいがありますし、ワクワクしているポイントです。
前職では、開発しているプロダクトとユーザーの間にもう一社入っている状態だったので、nomaのようにユーザーの反応がダイレクトに返ってくるのは大きな違いです。改善した結果が見えたり、ユーザーの声が届いたりすると、「作っていてよかったな」と強く感じます。
鈴木:nomaに限らず私が感じているバカンのプロダクトの面白さは、リアルな生活に紐づいていることだと思います。PdMとしての作業自体は、例えばゲームをはじめとするソフトウェア開発と大きくは変わらないかもしれません。しかし、デジタル領域内のみで完結するのか、それとも実際にユーザーにどこかへ行ってもらう、誰かとつながってもらう、などといったリアルな生活空間の中での「行動変容」までサービスの力で起こせるのかでは、感じられる意義や手応えがまったく違うなと思っています。
バカンのミッションとして掲げる、「人」と「空間」を優しくつなぐプロダクトそのものだと思っています。
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PMの具体的なお仕事についてのお話を聞かせてください!
鈴木:メディア事業本部のPMの仕事は一般的なPjMとPdMの役割をあわせ持った仕事だと思います。プロダクトによってPjMとPdMの割合は異なりますが、新規プロダクトであればPdM要素が強くなります。実際に新規プロダクトのnomaのPMを担当している長さんはどうですか?
長:私は新規プロダクトのtoCサービスを担当していますので、PdM要素が強いと思います。KPI設計・開発機能の優先順位付け・仮説検証を軸にプロダクトを前に進めています。機能開発や改修の進め方としては、スクラム型で行っているので、アイディア段階でプロダクトチームのメンバーと細かなコミュニケーションをとり、目指している方向性をすり合わせることを重視しています。私自身ゲーム業界での経験が長く、新機能リリース後のユーザーの反応を数字で見て開発をしていたので、そういった数字分析の強みを活かしつつ、ユーザーのリアルな行動変容までつなげたいと考えています。
トイレ関連の「Airknock」や「アンベール」のPMの難しいポイントはどこでしょうか?
鈴木:トイレ領域ではセンサやタブレットといったハードウェアが絡むため、PMがコントロールすべき範囲はソフトウェア中心のプロダクトよりも広くなります。ユーザーの行動変容に繋げるためにどのようにハードウェアを活用するかを考えることもPdMの役割で、ソフトウェアだけでは扱いきれない人流や空間の条件まで含めて設計していく必要があります。具体的には、「やりたいこと」を実現するために、どのセンサーを使い、どんなデータを取り、どう実装につなげるかといった“設計”そのものもPMの重要な役割になります。
ソフトウェアには無い、ハードウェアの難しさとして、設置環境(温度・湿度・取り付け材質など)の現場影響を強く受けることです。現地で起きている問題を社内で、実際に再現・検証しようと思ってもできないことがある、など“現場起点”の難しさがあります。
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裁量がかなり大きいと伺いました。実際、どこまでの範囲を任されていますか?
長:入社してすぐの段階から、月単位の売上達成やKPIの設計といった、プロダクトの責任全般となるかなり幅広い領域に関わっています。
「この役職だからここまで」「この役割だからここまで」といった形で、関われる範囲を区切られているわけではないんです。必要であれば、かなり広いところまで裁量がある感覚があります。
鈴木:役職や肩書きで線を引いているわけでは、まったくないですね。もちろん最終的な責任は本部長である私が持つ前提ですが、本人が必要性を感じて積極的に役割を取りに来るのであれば、責任範囲を存分に広げてもらって構わない、と私は考えています。
裁量を最初から決めているというよりは、その人がどれだけ考えて動けるかやどこまで任せられるかによって広がっていくイメージです。
信頼があるからこそ任せられると思うのですが、その信頼関係はどのように築いていますか?
鈴木:当然、最初から意見が全部ぴったり合うことはないです。
コンセプトレベルでは同じ方向を向いていても、具体的な手段や戦略になると少しずつズレることもありますが、そこは自然なことだと思っています。
そのズレをすり合わせていくことで、「この人はこう考えているんだな」とお互いに理解できるようになり、安心して任せられるようになっていきます。
特に入社直後は目に見えるアウトプット以上にこうしたすり合わせの時間が大事だと思います。
長:お互いに信頼があるため、最近では、まだ固まりきっていない“アイディア段階”で相談してみることがあります。アイディアを頭ごなしに否定されることはなく、合意できる部分は受け止めてもらいながら、方向性を揃えています。進め方としてすごくやりやすさを感じています。
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どんな人がメディア事業本部のPMとして活躍してくれそうですか?
鈴木:自走したい人ですね。
自分の担当領域を決めずに動ける人のほうが、メディア事業本部のPMには合っていると思います。成長途中の事業や組織では、「自分の役割をきっちり果たせばそれでいい」というスタンスだけでは、うまくいかない場面が出てきます。もちろん役割分担は必要ですが、それ以上に、事業やプロダクト全体に当事者意識を持って向き合えるかが大事です。
自分の担当範囲に閉じず、プロダクト全体を良くするために何が必要かを考えて、責任を持って行動できる人が活躍しやすいと思います。
長:「やったことがないから難しい」とか、「自分にはできないかもしれない」と感じた時に、そこで自分の限界を決めてしまわない人が活躍すると思います。
まだまだ成長している組織なので、どうしてもイレギュラーなことは起こります。その時にできないと決めるのではなく、「じゃあ、どうやったらできるか」を考えて、自分の中の常識を乗り越えられる人ですね。
新しいことを乗り越える中で、今まで知らなかった自分の強みや可能性を見つけることを、前向きに楽しめる人だと、よりこの環境を楽しんで成長・活躍できると思います。
今ジョインする魅力はどこにありますか?
鈴木:トイレのメディア事業の観点でいうと、サービスがまさに“世の中の当たり前”になっていくフェーズにあることだと思います。
誰もが知っていて、自然に使われるサービスに成長させていくフェーズですし、それを実現できるかどうかは、関わる自分次第と思える環境は大きな魅力だと思います。
目指す場所が見えているからといって、そこまでの道のりが決まっているわけではありません。何を乗り越えなければいけないのか、どういう順番で進むのか、どこに次の壁があるのか。そういった山の登り方そのものを決めていく内容のダイナミックさも、今のフェーズにはあると思っています。
長:前職までの経験では、コンセプトが途中でブレてしまって、「結局何を作っているのかわからない」というプロジェクトもたくさん見てきました。
その点、nomaは実現したい状態がはっきりしています。だからこそ、そのために何をやるのかを決めて、解像度高く、一歩ずつ進めていけるところが魅力です。やりたいことが曖昧なまま進むのではなく、目指す状態を見据えながら、自分たちで道筋をつくっていける。そこに関われるのは、大きな魅力だと思います。
鈴木:サービス開発は、どのタイミングで花が咲くか、本当にわからないんですよね。振り返りは重要だし、撤退基準があるのも当たり前です。ただ一方で、本当の意味でサービスが終わる瞬間は、オーナーの心が折れたときだと思っています。
大概のものは折れずに続けられれば、ある程度サービスがスケールしていくところまでは必ず行けると信じています。その点においては、代表の河野も同じ感覚を持っていて、オーナーが折れていない限りは、基本的に挑戦を続けさせたいと思ってくれています。会社としてのこのスタンスは、挑戦する側にとってすごく大きな応援になりますし、安心して挑戦できる環境でもあります。
単に「事業がグロースするフェーズ」「新規事業だから面白い」というだけではなく、目指す場所があり、そのための試行錯誤を続けることが許される環境がある。
そこが、今ジョインすることの魅力だと思います。
最後に…
メディア事業本部のPMは、決まった正解をなぞる仕事ではありません。
目指す場所は見えていても、そこにたどり着くまでの道のりは自分たちで考え、つくっていく必要があります。
だからこそ、役割にとらわれず、プロダクトや事業そのものに向き合いながら、次の一歩を描いていける人にとっては、とても面白い環境だと思います。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひバカンのメディア事業本部の話を聞きに来てください。