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【社員インタビュー】「VARKの魅力をより多くの人に広めていきたい」インターンから正社員に登用された、社会人2年目の鈴木が語るこれまでとこれから

こんにちは、VARK採用担当です。現在弊社では、新卒採用は実施していません。しかし過去には、インターンから正社員に登用されたメンバーもいます。今回はその中の一人、鈴木達也をご紹介します。入社後、マーケティング部門配属となった鈴木に、生い立ちからVARK参画までの経緯、今後の展望について聞きました。

父の口癖は「死にゃーせん」。その言葉通り、自由に伸び伸びと過ごした子ども時代。常識や評価ではなく「自分が楽しいと思うこと」を全力で楽しんだ

―― どのような幼少期を過ごしてきましたか?

広島県東広島市というところで生まれ育ちました。山に囲まれた自然豊かな場所で、人情味のある街です。父の教育方針は、いい意味での自由放任で、口癖は「死にゃーせん」という言葉でした。これは、「大体のことは失敗したところで死にはしないのだから、失敗を恐れるな」という意味で、その言葉の通りなんでも自由にやらせてくれましたし、父もまたその生き様を貫いているような人です。地方都市ゆえ、保守的な考えが主流な環境でしたが、物心ついた時には、常識や一般論よりも自分がおもしろいと思う道を選択をするようになっていました。高校生になっても、試験のための勉強ではなく自分の興味に従って勉強していました。これは社会人になった今でも同じかもしれません。

ーー 高校生の段階で、常識に染まらず、自分の意志で行動できるのはすごいですね! 一方で、それは合理的ではなく、非合理的な判断になっていることもあったと思います。それでも己を貫くことに何かこだわりはありましたか?

こだわりは特になかったですね。純粋に自分が楽しいと思ったことをやった結果の積み重ねでした。大学進学がゴールだと思っていなかったですし、進学校でしたが、大学に行けなかったらそれでもいいやと思っていました。だから、ずっと「自分が楽しい」と思っていたことをやっていたんだと思います。

ーー 人生を豊かにする生き方をされていますね! 大学の話をお聞かせください

受験では、運よく国際基督教大学(ICU)に拾ってもらいました。今でこそ連日ニュースに取り上げられるようになって知名度も上がっているかもしれませんが、僕が中学生、高校生だったころは、広島だと語学に興味がある生徒しかほとんど知らないような大学だったんじゃないかと思います。僕も中学生まで知らなかったのですが、姉が英語に強い大学を片っ端から受けていたようで、その中の一つにICUが含まれていたことで知りました。特に語学系の大学に進みたいという意思はなかったのですが、ウェブサイトには文理の枠をこえて学ぶことができると書いてあり、好きに勉強していた自分に合っているのではと思ったのが進学のきっかけです。あと、田舎で育った人間なので、三鷹の森と呼ばれるような自然に囲まれた環境も魅力的でした。

自由に学びたいと思って入学したICUですが、想像以上に自由に過ごさせてもらいました。他大学と比べると特殊な履修方式ということもあり、2年生以降は必修もほとんどなく、たくさんのことを学べましたね。主専攻は経営学だったのでマーケティングや組織論を中心に学びましたが、それ以外にも法学、美術、生物、情報科学…本当に多岐にわたる講義を受講していました。また、模擬国連というサークルに入り、国際関係学を学んだり、大学1年生の夏には短期留学したりもしました。

面接を重ねるごとに大きくなる違和感…自分を取り繕えなかった。就職活動中に出会ったXRの世界に魅了される

―― 精力的に活動されている学生時代だったんですね。就職活動はどのような会社にエントリーしたのですか?

就活は大学3年生の春から始めました。当初はコンサル志望で、選考の序盤は順調に進みましたね。ただ、面接を重ねて仕事への解像度が上がるごとに、違和感がどんどん大きくなっていったんですよね。この会社で新卒として働いた時に、自分はワクワクしながら働けるだろうか、と考え始めるようになって何か違うな、と。子どものころから安定や常識よりも「自分が楽しいと思うことができるか」が判断基準となってきたので、いまさら上手く取り繕うことができなかったんですよね。そんな状態で選考を受けているので、もちろん面接官にも見透かされてしまって。コンサル以外にもおもしろそうだなと思った業界や会社を色々受けてみましたが、どこも同じような感覚でした。時には握手するだけと言われているような最終面接で不採用になることもありましたし、次第に自分でも時間の無駄かなと思うようになりました最終的に、「新卒就活向いてないなー」と思って、どこの内定も取らないまま、就活自体を終了。これが大学3年生の1月頃の話です。

―― 1社も内定を取らずに就活終了したんですか!? 「とりあえず1社くらいは内定取っておこう」とは思うのが普通だと思うのですが…?

「取れなかった」の方が正確かなと思います。甘えかもしれませんが、僕にとってはその「1社の内定」を取るのが難しかったですね。それに、内定が無いまま大学を卒業して、いわゆる新卒カードを捨てることにも、不安はなかったです。これは父の言葉「死にゃーせん」があったかなと思います。一旦はニートになっても生きてはいけるだろうと思っていました。

ーー 就活を終了した後は、どのように過ごしていたのでしょうか?

少し話がさかのぼるのですが、まだ就活中だった大学3年の夏に、あるVTuberさんのVRライブを見たんです。その時「XRってすごくおもしろいな」と思い、それ以来その思いが心の片隅にずっとあって。漠然とですが「XRで作品を作ってみたい」とは思っていました。

就活を辞めた後にその時の熱を思い出して、クリエイターになりたいと思うようになり、何社かXR系の企業に対してインターンの応募をしたんです。VARKの前身であるActEvolveの演出クリエイターにも応募しましたし、他企業にもエントリーしました。でも、当時クリエイターという職種は、未経験者を採用していなかったんですよね。だから、すべてはじかれてしまって。

そういった背景もあり、まずはUnityや、モデリングを学ぼうと思って、ダブルスクールで専門学校に通い始めたんです。大学4年次にはICUで卒論を書きつつ、専門学校でスクリプトをいじっていました。

インターンとしてVARKに参画。希望していたクリエイター職ではなくビジネス職にコミットする道を自ら選ぶ

―― 卒論と並行しながら、専門的な勉強するのは大変だったと思います。卒業後、どのような経緯でVARKに入社することになったのですか?

2020年3月に大学を卒業すると、本当にニートになってしまいました。ニートになってからも、XR系企業で働きたいという思いは変わらず、いくつかの会社にエントリーを続けていて。そしてついに、2020年8月にVARKのインターンとして採用されました。もちろん、職種は演出クリエイターで応募していたのですが、選考担当だった代表の加藤に「ビジネス側ならポジション空いてるけど、どう? 」と言われて。さすがにこれ以上ニートを続けるのもなぁ…という気持ちと、いつかはクリエイターになれるだろうという気持ちで、参画を決意しました。

ーー 専門学校に通ってまで勉強したUnityを捨てることに未練や後悔はなかったですか?

実は、今から半年くらい前に会社から2つの道を提示されたんです。「演出クリエイターになりたいなら、その道を用意する」と。当時の僕の業務は、資金調達の資料作成だったり、労務経理だったり、バックオフィス系の業務を幅広くやっていました。さすがに即決はできなかったのですが、後日、代表の加藤から、「もっと幅広くキャリアを考えていいよ」と話をもらいました。「マーケティングやCS、演出もやっていいけどどれにしたい?」と。

結局、「自分がUnityでやりたいぐらいのことは休日に一人でもできるから」と今いるマーケティングの道を選びました。今は未練はないですね。こんなおもしろいステージで、ビジネス領域を背負って挑戦させてもらえる環境の方がワクワクします。

ーー そのワクワクの中身をもう少し詳しく教えて下さい

第一に「マーケットポテンシャルの高さ」にあります。VARKのバーチャルライブにお越しいただいているお客様の中には、「このライブのためだけにVRゴーグルを買いました」と言ってくださる方もいるんです。でも、日本中にその熱狂が伝わっているかというと、まったくそんなことはない。これを伝えていくのがマーケターの役割だと思っています。とにかく、もっともっとおもしろい、最高の空間を提供し続け、それを一人でも多くの方に届けていきたいという気持ちです。

第二に「裁量権の大きさ」です。もちろん、周りの先輩社員にも相談しますし、今まさにマーケティングの責任者を採用しているところでもありますが、僕一人にマーケティングの戦略立案と実行が任されるなど、本当に一人でマーケティングを任せてもらえるところにやりがいを感じますね。この裁量を新卒2年目で与えてもらえる環境って、このフェーズならではなんじゃないかなと思います。

ーー その責任の大きさをプレッシャーに感じることはないですか?

ありますね。でも、失敗しても死にゃーせんので。むしろ、勝ちパターンみたいなものが確立されていない手探りな市場なので、たくさん挑戦してたくさん失敗してこいと送り出されているように思います。そんな環境に心からワクワクします。

―― ここまでの話をお聞きしていると、鈴木さんがVARKに入社したのは、偶然のようで、必然であったように感じます。この先、どんなことをVARKでやってみたいですか?

とにかくVARKのマーケティングを伸ばし、より多くのお客様に広めていきたいです。バーチャルの感動と驚きを世界に届けることが、僕の使命だと思っています。

いかがでしたか? VARKでは新しい時代のエンターテインメントを創る仲間を大募集しています。少しでも興味がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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