【新入社員×面接官】 販路開拓を担う営業のホープを採用した理由 | 株式会社VARK
こんにちは!VARK採用担当です! 「採用される人ってどんな人?」「面接に必要な準備は?」「面接官は応募者のどんなところを見ているの?」就職を考えている以上、こういった点は気になりますよね? ...
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インターンからの入社以外では新卒生を採用したことのないVARKに、この春から新卒のデザイナーが入社しました。
彼女の名は『あんどらん』。
なぜ前例の無い新卒生を採用したのか?そして、あんどらんとは何者なのか?
気になるストーリーをご覧ください。
新入社員(左):あんどらん
この春美術大学を卒業し、4月に正社員として入社したばかりの新卒デザイナー。
面接官(右):桑代 剛史(くわしろ たけし)
VARKのデザイン全般を統括するアートマネージャー。中国への留学やフリーランス、起業など、多彩な経歴を持つ。
ぼくらの採用STORY#1はコチラから!
桑代の多彩な経歴が分かるコチラの記事にも注目!
−−あんどらんさんは新卒入社ということですが、VARKで新卒って珍しいですよね?
桑代:そうですね。VARKではインターンシップを通しての入社以外、基本的に新卒採用は行っていません。あんどらんさんの場合は、xR転職合同相談会での自己PRを見て、こちらからスカウトしたんです。その時はまだ大学生だとは知らず、スカウト後に知って驚きました(笑)。
−−優秀な人材をスカウトしたら、たまたま新卒生だったんですね。あんどらんさんは新卒ながら、なぜ“転職”相談会に参加されたんですか?
あんどらん:数年前から、VRアバターを作成してTwitter上で発表したり、作成したアバターの販売を行なったりしていたんですが、趣味にとどめるのではなく、VRの道に進みたいと思ったんです。でも、まだこの業界は新卒には門戸が狭い状態で…。どうしようかと思っていたところ、かねてより参加していたVR制作のプロやアマチュアが集まる交流会で、xR転職合同相談会に参加してみたらどうかと声を掛けていただいたので参加しました。
−−アバター制作をされていたんですね。VRに関わるようになったきっかけは何だったんですか?
あんどらん:大学2年生の頃にVtuberが流行り始めたことでVRに興味を持ちました。最初は自分もVtuberになろうと思ってVR機材を買ったんですが、VRChatでアバターを作り始めたら、そこから帰れなくなっちゃいました(笑)
VR制作をしている方々とTwitterで繋がって、交流会に参加するようになったのも、VRにハマった理由の1つです。交流会に参加する度に顔見知りも増えていって、技術を教えてもらったり、作品の進捗を報告しあったりしていました。みんなで切磋琢磨する環境や、ただ作るだけでなく販売できるという点がモチベーションになって、活動を続けていくことができたんだと思います。
−−スカウトされた時はどのように感じましたか?
あんどらん:正直あまり期待していなかったので、「本当に(スカウトが)来るんだ」と驚きました(笑)。転職相談会には本当に素晴らしい方ばかりが参加されていて、しかもモデラー枠は私1人だったので不安だったんです。そんな中でスカウトしていただいたので、本当に嬉しかったですね。
−−周りが実務経験者ばかりの中、学生の身で自己PRをするのはすごく勇気が要りますよね。そんな挑戦とも言える自己PRを、桑代さんはどのように評価されたんですか?
桑代:あんどらんさんはかわいいアバターをアウトプットできているだけでなく、データ構造まで綺麗でした。モデラー(3Dモデル製作者)さんの中には、3Dモデルの見た目は綺麗でも、中身の構造が整っていない方も少なくありません。見た目も構造も綺麗に作成できているあんどらんさんは非常に能力が高いと、転職相談会に参加していた当社のメンバー陣も評価しました。
−−丁寧な技術とデザインのセンスを評価されたんですね。前例のない新卒採用に踏み切った決め手は何だったんでしょうか?
桑代:クオリティの高さはもちろん評価しましたが、あんどらんさんの場合は制作だけにとどまらず、自ら販売まで行なっていたアグレッシブさを評価しました。
新しい分野であるこの業界にチャレンジする点だけでも評価に値しますが、「ただ作るだけ」の人なら少なくはありません。ですが、そこから更に販売し、きちんと評価を得ているクリエイターを見つけるのは難しいんです。そういった点から、「この子を取り逃がしてはいけない」と、チーム全員が判断しました。
これまで新卒を採用していなかったので、きちんと働いてもらえるのかという不安はありましたが、彼女なら今後の成長が期待できると思いましたし、会社として色々と試していこうと考え、採用を決めました。
−−入社されてからのあんどらんさんを、どのように評価されていますか?
桑代:在学中だった2月から、研修のため業務委託として勤務してもらっていたんですが、彼女が入社したタイミングはちょうどハードな案件が始まった時期だったので、あんどらんさんにも結構重い作業をやっていただいたんです。
入社直後で分からないことが多いにも関わらず、難易度の高い案件に対し、彼女は非常に努力してくれました。新しい技術にも挑戦し、要求通りのものをきちんと作成してくれたので、根性があると思いましたね。
−−あんどらんさんはVARKで働いてみて、どのように感じましたか?
あんどらん:新卒だと簡単な仕事しか任せてもらえないと思っていたので、入社してすぐに難しい案件を任せて頂いて驚きました。大変ではありましたが、交流会の仲間たちにも、「新卒でそんなに任せてもらえる会社なんてなかなか無いから羨ましい」と言われて、恵まれた環境に入社できたんだなと思いました。
桑代:あんどらんさんなら、多少難しい案件でも対応できる力を持っていると判断したのでお任せしました。対応できない案件に対しては基本的には振る事はありません。結局作り直しが発生したりと、他のメンバーの工数を圧迫してしまうためです。見込んだ通り良い物を作ってくれたので、任せて良かったと思っています。
−−あんどらんさんに対する期待値が高いようですが、どのような活躍を期待していますか?
桑代:VARKは今後もVRライブとメタバースの2つの主軸のもと、新しいライブ方式やメタバースのコンテンツなどをどんどん増やしていく予定ですが、そうしたコンテンツのクリエイティブな部分で打席に立ちヒットを打ち続けるデザイナーは多くありません。しっかりフルスイングをする良いデザイナーとして頑張って欲しいです。
−−ヒットを飛ばせる実力者として期待されているんですね。
桑代:そうですね。ただ、一口に3Dデザインと言っても、キャラクターモデルから背景モデル、エフェクトの作成まで多岐に亘ります。得意不得意は今後出てくると思いますので、適正を見ながら、様々な技術を身につけてもらえるように会社として長期的にサポートしていきたいと考えています。
キャラクターでもエフェクトでも、どんな制作にも対応できる包括的な技術力を持った人を、業界では“3Dゼネラリスト”と呼んでいるんですが、最終的にはゼネラリストになってもらえたらいいですね。
−−高い期待を寄せられていますが、あんどらんさんは今後、VARKでどのような活躍をしていきたいと考えていますか?
あんどらん:ゼネラリストは以前から目標にしていたので、そこを目指していきたいですね。元々やってきたVRアバター販売の道も、最終的にはゼネラリストに行き着くと思うんです。VARKでの仕事も頑張りたいし、モデラーとしてもまだまだ活躍していきたいと思っているので、両方頑張って、両方勉強していきたいですね。
プロも集う交流会に積極的に参加して技術を磨き、作成から販売まで行うアグレッシブさと、学生ながらxR転職合同相談会に登壇する勇気。そして、新しい技術にも果敢に挑み、クオリティの高い作品を作り上げる誠実さと技術力。異例の新卒入社を果たしたあんどらんは、様々な魅力に溢れた人物でした。
VARKは今、あんどらんのような魅力的なメンバーが続々と増え、日々パワーアップしています!「最高の体験」を提供するコンテンツを生み出し続けるため、VARKはこれからも新しい技術や企画にチャレンジしていきます。