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オーガニック食材を当たり前に口にできるかは、ドローン技術とC2C事業の進展次第だ

オーガニックってなんでこんなに少なくて高いんだ!


皆さんはこう疑問に思ったことはありませんか?




私は大学に入りシェアハウスで自炊を始めたばかりの時、
スーパーのオーガニック食材の高いお値段と少ない品揃えを見てこの疑問を抱きました。



いつも実家では当たり前に食べていられたはずの安全な食材。
それが、食材のこだわりに回せるほどのお金の余裕がないと、生活からなくなっていく。


献立を減らしてまで切り詰めて、安全で高価な食材を選ぶ日々の中悲しく思いました。



このことをきっかけに、農業のこれからの可能性と現状の課題に興味を持ちました。







初めまして、今日から株式会社ビビットガーデンでインターンを始める大学2年の中川と申します。


私は、

農作物の生産過程(主にドローン技術専門)から

流通(農家直送サービス)までの現場を知り

農家も消費者も安心して暮らせる選択肢を作っていきたい

という想いで大学生活を過ごしています。



大学では、趣味のドローン空撮によるドローンの知識を活かし、今学期からドローンとオーガニックの「精密農業」という分野で勉強をしています。



精密農業とは


精密農業とは、農林水産省のレポートによると「情報を駆使して作物生産にかかわるデータを取得・解析し、要因間の関係性を科学的に解明しながら意思決定を支援する営農戦略体系である(全米研究協議会)*1」と定義されています。


つまりこの分野では、
ドローンを飛行させ空から農地の状態を記録し分析ツールにかけることによって、
有機栽培特有の"成長ムラ"にどう対応するべきかなどを、早く正確に知るためのツールとして使用するということです。


また散布機械の一つとして、ドローンの使用は効率的な散布が労力とコストの削減につながります。

将来的に、有機農薬が当たり前のようにドローン散布で使用することが可能になるのではないかと楽しみにしております。







しかし、あくまでここまでは農地で完結する話です。



実際に私がオーガニックをもっと手軽に口にするためには、「流通」という壁があることに気がつきました。



オーガニックの国内流通の実態


早速オーガニック農作物の流通について調べて見ると、ある衝撃的な記事に出会いました。


それは、弊社ビビッドガーデンの代表取締役秋元の

農業の抱える、こだわるほど儲かりづらい矛盾~ビビッドガーデン創業秘話~』


という記事です。


タイトルにある"こだわるほど儲かりづらい"という言葉に引っかかり、内容を読んでみて目を疑いました。



こだわってオーガニックの食材を育てても、流通の時点で農家さん側が損をする仕組み。



生産側のコストを変えるだけじゃ意味がない。そう思いました。




秋元は小規模な農家さんには「販路がない」という問題に着目しました。例えば昔ながらの品種を代々受け継いで生産されている農家さんの作物は、こだわって生産されているにも関わらず、販路の確保が難しいのが現状です。なぜなら、野菜や果物を一般流通に乗せるためには、形や大きさに「規格」があるからです。(内容一部引用)




私も実際の流通の現場で何が起こっているのかを知りたい、流通にC2Cでどのような変革が起ころうとしているのか、聞いてみたい。


代表に会い、想いをぶつけ、意気投合し、流通の変革を起こすビビッドガーデンの仲間として加わることが決まりました。



私がこれから先、オーガニック食材を当たり前に食べていけるかどうかは、

ドローン技術や自動運転、人工知能の進展による農業分野の変革と、C2C流通の進展次第です。




今日はインターン初日ですが、小さなところから提携農家様とユーザー様の本音を拾い、満足につなげられるような仕事ができるようこれから頑張っていきます!




*1

農林水産省ホームページ

日本型精密農業を目指した技術開発、3ページ目

http://www.affrc.maff.go.jp/docs/report/report24/no24_p3.htm

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