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オープン社内報 #41 心理的リアクタンス

Vponerのみなさん、お疲れ様です。暑い!ですね。今年はエルニーニョ現象でめっちゃ暑いみたいです。

社内報もアラフォー回数、年齢(43)に近づいて来ました。ヘッダー画像を変えてみました、フォントも。気分転換になります。オープン社内報なので今回からnote起点に書いてOutlookでも飛ばすという流れにしてみます。(過去記事も是非ご覧いただきたいです)

SHINO | Vpon代表|note篠原好孝(シノハラヨシタカ)、Vpon代表、海外展開&インバウンド観光DXでクールジャパンを世界に広げる活動してまnote.com

SNSでの発信がいつも後回しになってこれまでてきとうにやってきたので、本腰を入れてSNSを運用してみようと思ったのです。もしよろしければフォローとかイイねとかお願いしますって汗 (なんか今更感、いや!始めるのに遅すぎることなんてない!ですよね…)

さて。今回は心理学よりなことを共有してみます。

分かっちゃいるけど普段強めに言っちゃう時ありますよね。
「これやって」「あれやって」と。
自分が言われてムカッとくることが分かってるのについつい自分発信ではやってしまうわけです。
仕事の指示も。子供に対しても。
これがあまり効果がないと分かっていても言ってしまうわけです。

心理学に、「心理的リアクタンス」という言葉があります。
簡単に言うと、無意識抵抗スイッチです。人は無意識的に、選択の自由を制限されると、無意識が抵抗を覚えます。人は自分で決めたいのです。自分で決めたのだという感覚が必要なのです。
それが自分にとって有益なことであったとしても、人から強制されるようなことは好みません。気が進まないんです。

当たり前なのですが、これを知っておくだけでもコミュニケーションが変わります。
大事なことは、何かをやってほしい人、変えたい人に対するアプローチを変え、その人の意思、いわばWANT TOでやっている、選択した、という感覚を持ってもらうことです。
直接的な指示ではなく、参考情報として、アドバイスとして、アクションを促すような言葉が望ましいでしょう。

また、アクションを起こしてもらうために、長期的な働きかけをしていくことは、遠回りなようで長い目で見て効果を発揮します。関連情報やニュースを共有したり、他社や同僚のベストプラクティスを共有するなどは良いアプローチになり得ます。

これは、人に気持ちよく動いてもらうためだけでなく、自分自身に対してのセルフアクションにももちろん使えます。僕はどちらかというと他人に対してというよりは、自分自身をハックする意味で心理的リアクタンスの心理を応用します。

自分自身にと言う時も、言葉の向け先は二人称で、”意識的な自分”が”無意識の自分”に話しかけるイメージです。
先ほども書いた通り、心理的リアクタンスというのは、無意識の抵抗な訳です。やれ、やるべきだ、やらなければならない、という意識自分から、無意識自分に対しての言葉はほとんど効き目がありません。

相当な意志力の持ち主であればやり抜く力があるのでしょうが、僕にはありません。なので、無意識自分に気持ちよく動いてもらう必要があります。
一度、無意識自分を気持ちよく動かすことができれば、それはもう無限の可能性を開花させることにつながります。

無意識自分を気持ちよく働かせるためには、目の前のタスクレベルをお願いしてもあまり効果がありません。タスクはやはり強制的な意味合いをもつからです。
ではどうすれば良いのかというと、簡単です。ゴールを意識に上げる習慣を作れば良いだけです。
将来、TEDに出て、ネイティブばりの英語で大観衆を沸かせるプレゼンをする、が一つのゴールに向かう過程でのコンフォートゾーンであれば、そのイメージを常に意識に上げて実現している場面を想像すること。

これを習慣にすれば、そこに向かうステップやアイデアが湧いてきます。例えば、毎日30分英語スピーチの練習をする、というようなことがあるわけですが、一見面倒臭いタスクであり、これを意識自分が意志力の力で”やらなければ”と言っても、続きません。挫折します。
しかし、ゴールをイメージしWANT TOのステップだと考えられると無意識が習慣形成を働きます。WANT TOだから続きます。

例えば筋トレもそうです。健康のために体を鍛えなければ (=意識自分から無意識自分への命令)だと、続きません。きついし、やる意味が見出せないことは挫折します。
しかし、明確なゴールがあって、そこの手段で筋トレがイメージできると続きます。それはWANT TOへのステップだからです。

ちなみに、筋トレをして筋肉質であることの効能はあげればキリがないですが、見た目の好印象、生産性の向上、身体・心理的レジリエンスの向上、自信向上、などですが、漠然と健康のためじゃなく、効能に焦点を当てることも、目の前の”腕立てふせ”というステップもWANT TOとして無意識の心理的リアクタンスを回避できます。

心理的リアクタンスという心理作用をまずは知り、それを他人とのコミュニケーション、そしてなりより自分自身の無意識をハックする方法として使ってみるといいかもしれません。

今後もたまには心理学ぽい記事を書いていこうと思います。

引き続き週末しっかり休んで、遊んで、学んで、食べて、たのしく過ごしましょー^^

#オープン社内報 #SHINO #篠原好孝 #Vpon

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