「長期インターンって、実際どこまで任せてもらえるんだろう」
募集ページには「裁量があります」と書いてある。でもそれを読んでも、自分が何をすることになるのかは結局わからない。私も同じでした。そのため、この記事は実際に任された仕事の中身で書きます。
私がブルーツで担当しているのは、この会社のWantedly採用広報そのものです。いま画面に並んでいるストーリー記事は、私たちインターン生が企画して書いたものです。
最初の指示は「記事を書いて」ではなかった
6月末、与えられた指示は「記事を書いて」ではなく、「目標とKPIから立てて」。何本書くかの前に、何PV集めれば何件応募が来て、何人採用できるのかという逆算を自分で作れ、ということです。
学生の自分に相場観はありません。社員の方に壁打ちしてもらいながら、仮でいいから数字を置く、という形で組み立てました。このとき覚えたのは、仮でも目標を置かないと、良い記事を書けたのかどうかが永遠にわからないということです。
一番調べて書いた記事が、一番読まれなかった
以来2ヶ月半で、チームで14本を公開しました。そして毎週、全記事のPVを記録しています。総PVだけでは早く出した記事が有利なので、公開からの日数で割って「1日あたり何人に読まれたか」で並べています。
一番読まれた記事と、一番読まれなかった記事の差は約1.9倍。一番読まれたのは「面接で何が見られているのか」を書いた選考の記事でした。
こたえたのは、自分の記事どうしを比べたときです。8月のある週、私は4本出しました。奥渋でのランチの日記、オフィスの紹介、タイフェアに行った日記、そして「応募したくなる求人と、スルーする求人の決定的な違い」。求人票を何十件も読み比べて自分の基準を言語化した、断然いちばん時間をかけた記事です。
1日あたりで並べたら、その記事が4本中一番下でした。気負わずに書いたランチの日記のほうが、読まれていたんです。
「役に立つ記事」と「読まれる記事」は違う
考えた末に、多分こういうことだと思っています。
求人の記事は役には立つけれど、どの会社を受ける人にも当てはまる一般論です。ランチやオフィスの記事は、情報としては大したことがない代わりに、この会社の話でした。
ストーリーを開く人は、役立つ知識を探しに来ているのではなく、自分がここで働く姿を想像しに来ている。言われてみれば当たり前です。でも自分の記事の結果として突きつけられるまで、本気では理解していませんでした。企画の良し悪しを、自分の感覚ではなく読者の行動で判定される経験は、学校ではなかなかできません。
手を挙げたぶんだけ、任される
ブルーツには、職種の線があまり引かれていません。
私は採用広報の担当ですが、LPの作成や競合調査をしたり、新規事業の営業資料も作りました。手作業が面倒だった記事PV数の記録も、AIエージェント(Claude Code)に任せる形へ作り替えました。
「それはあなたの仕事じゃない」と止められたことは、一度もありません。学生が作ったものが、そのまま会社の仕組みになる環境です。
失敗を、そのまま書ける
ここまで書いたのは、全部自分の企画が上手くいかなかった話です。そしてこれを、会社の採用ページに書いています。
仮説を立てて、外して、なぜ外れたかを説明して、次の手を自分で決める。この挑戦のサイクルは、失敗してもいいと言われている環境でしか回りません。この記事が公開されていること自体が、その証拠だと思っています。
最後に
毎週数えているPVは、ただの数字ではありません。この先にあるのは、障害のある方を支えている現場です。私が1PV増やすことは、その現場で一緒に働く人が増える可能性が1つ増えることでもある。自分が追いかけている数字が誰のためのものかはっきりしているのは、続けられている理由の一つです。
「インターンでどこまでやれるのか知りたい」と思っている方へ。企画も、記事も、記録の仕組みも、全部学生が作っています。何を任されるかは、あなた次第です。