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中小零細ベンチャーで働くということ

以前、大企業で働く方と話しをする機会がありました。

「大企業というのは何もかもが歯車として決まってて、それをどう組み合わせるか、また、自分がどの歯車になって働くかなんです」

まあザクッというとそんな感じです。

逆に中小零細ベンチャーは全くの逆です。何も決まっていない。それをどう決めていくか。何も揃っていない、それをどうやって揃えていくか。みんなで話し合って一体となって進んでいく感じです。

昔何かの医者のドラマか小説かだったと思いますが、一人一人患者を診て目の前の患者を診療する医者と、研究して学会で発表し、多くの命を救うのだ、という医者との葛藤、みたいなのがありました。強いて言うなら大企業は研究発表して多くの人を助ける医者、中小零細ベンチャーは一人一人を診て診療する医者の感覚に似ているかもしれません。

もう一つ例えてみます。「A列車でいこう」や「シムシティ」という箱庭型ゲームがありました。中小零細ベンチャーは何もない土地に線路を引いて道路を走らせ、新たにどんどん作っていく感じです。大企業はすでに大きくなった都市の問題や課題を解決していく感じです。

どちらが自分に向いているのかは性格にもよると思いますが、確実に言えるのは大企業で働いててこのままでいいんだろうか?と疑問に思う人は一度中小零細ベンチャーで働いてみれば良いのです。中小零細ベンチャーで働いてて、あ、大企業で働こう、って思っても中々出来ませんが。

歯車として、与えられた範囲の中で実力を発揮する人もいれば、人と人とが接することで実力を発揮する人もいます。これからはこういう価値基準で働く先を選んでみても面白いかもしれません。

ちなみに弊社はまだまだ線路が引かれていません。歯車も小さいのがそこら辺に転がってる感じです。しかし一人一人としっかり向き合っていろんな商品やサービスを提供し、世の中を少しでも面白くしていこう、レールをどこに引いて、歯車をどう作って組み上げていこうかと考えています。何もないからこそ自分の好きなように働けるというのは、こういうことを意味しています。

ただし、自分が好きなようにする分、責任ものしかかってくるのは誰もが分かっていることでしょう。その点において弊社は一番力を入れて組織づくりを行っています。蛇足ですが写真は私の知り合いで歌って踊れるコンサルタントが社歌を作ってて、それがNHKの取材にかかって、テレビ放送されたイチ場面です。面白そう!と思った人はぜひ一度遊びに来てください。

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