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「会いたい人に会える価値」って、実はなかなか手に入らないんじゃないか。【つながる People #1】

「人は出会って、つながるものだ。」

そんな、身も蓋もない言葉から、この特集記事を始めてみたいと思います。

「出会い」が起こる場というのは多種多様です。例えば、あなたの机に置かれたたくさんの名刺たち。あなたと誰かの出会いの証とも言えるその一枚一枚は、フォーマルな商談の場から、カジュアルな立食パーティーまで、千差万別の場や機会において交換された名刺であるはず。

さらに言えば、「つながり」という言葉もまた、一元的に捉えるには多様すぎる意味を持っています。一度あいさつを交わした程度の関係から、一年にわたるプロジェクトを共にしたパートナーまで。100%ビジネスライクな関係から、プライベートの飲み仲間まで……世の中にあふれる人と人との「つながり」のあり方を観察してみれば、そこには色合いも濃淡も様々な人間模様が、まるで万華鏡のように広がっていることでしょう。

名刺アプリWantedly People、出張する。

私たちの提供する名刺アプリ「Wantedly People」は、そんな多様な〈出会い〉と〈つながり〉の記録を、この人生100年時代における資産として保持し、活用していく人たちを応援するアプリでありたいと思っています。

そして、そんなアプリにおける編集部「Wantedly People 話題部」ではこの度、出会いが生まれ、つながりが生起する場所として、「イベント」や「コミュニティ」を出張取材する特集企画「つながる People」を開始することになりました。

去る7月某日、その記念すべき第1回目として、それぞれ性格の異なる2つの「コミュニティ」による公開勉強会に参加。株式会社Wasei代表である鳥井氏の呼びかけの下に集まったメンバーが、公私を超えてつながるサロン「Wasei Salon」と、ウェブメディア「サイボウズ式」をおもしろくするための、読者を中心としたコミュニティ「サイボウズ式第2編集部」が合同で開催したトークイベントです。

そのトークテーマはずばり、「コミュニティという新しいチームのあり方について」。Wantedly Peopleが大切にする「つながりの価値」とも地続きの、貴重な話を聞くことができました。

会社の外に「居場所」ができる。「チーム」が育つ。

20代メンバー、30代メンバーそれぞれによるパネルディスカッションの形式で行われた本イベント。20代チームは「コミュニティとチームの違いとは?」というテーマでディスカッションをスタートします。

「伸び盛りの20代が、互いに応援し合える場所」「腹を割って話し合える居場所」......そのようにコミュニティを捉えるWasei Salonのメンバーに対し、「サイボウズ式をもっと面白くする」という共通の理想でつながったコミュニティであるサイボウズ式第2編集部は、より「チーム(=共通の理想を持っている人たちが集まる場所)」としての色合いを強く持っていることを強調します。

家庭でも職場でもない場所を作る。

では、会社のように「給与」による見返りがないコミュニティという場にコミットするための動機は、どこからやってくるものなのでしょうか。

両コミュニティに所属する長田 涼さんがそれを、「会社でも家族でも満たされない関係性のための場所を作ること」だと説明すると、サイボウズ式の明石 悠佳さんは「会いたい人に会える」という人をベースにした動機が社外のコミュニティに参加する意義だと話します。

(明石さん)「会社以外の場で活動をすることで、自分の関係する人を増やすことができる。[...]一度お仕事をした人に、半年ぶりに『お久しぶりです』と言ったのが仕事関係の連絡だったら、ちょっと悲しい。一緒にお仕事して楽しかったから、次もまた一緒になにかできるように『ランチしましょう』、『飲み会しましょう』と言ったりとか[...]仕事の連絡じゃなくてもその人に連絡できることはすごく大事だと思います。」

ともすると、人間関係というものは「職場」と「家庭」との往復の中で小さく完結してしまうものなのかもしれません。ただ、そうした中でも、ちょっとしたフットワークの軽さと、他者に対する好奇心さえあれば、自分の中の「つながり指数」を増やすことができる......これは、「ライフ/ワーク」の両面を考える上で、非常に有益な気づきになってくれそうです。

個人、つながり、アイデンティティ

続く30代チームは「コミュニティとアイデンティティ」がテーマ。Wasei Salonメンバー阿部 光平さんによる「コミュニティへの参加が個人のアイデンティティになることへの不満感」という問題提起をきっかけに、個人として(依存することなく)コミュニティに関係する意味についての大人なトークが展開されます。

その中で、仕事の相談から恋愛トークまで、それぞれのメンバーの抱えた悩みに個人同士として向き合える場として機能しているWasei Salonと、個人として自立していることを前提に、共に良いアウトプットを出すことを目的として集まっているサイボウズ式第2編集部、というそれぞれの個性が浮かびあがりました。

あるいは「会社や家族を離れた(人間関係の)実験の場」として、あるいは「会社ではできないことを成し遂げて実績にする場」として......個人が人間関係やキャリアの幅を広げるための1つの「足がかり」となる場としても、コミュニティは機能するのかもしれません。

トークセッション終了後には、「あなたが考える、理想のチームとコミュニティとは?」をお題にしたグループワークが用意されていました。実はこのイベントの参加者のほとんどが、何らかの形でコミュニティに参加していたり、実際にコミュニティを運営していたりする人たちばかり。

そういった背景もあってか、全体に披露されたグループディスカッションの成果には、どれも濃い思考のプロセスが刻まれていました。これもまた、「良質な〈場〉が良質なアウトプットを生む」というヒントのようにも感じます。

その後の懇親会ではグループワークのメンバーだけでなく、会場のあちこちで名刺交換をする姿も見られました。有り体な「ビジネスネットワーキング」の機会というよりも、コミュニティやサロンの価値についての活発な意見交換の場となっているようでした。

つながりは、越境する。

Wasei Salon × サイボウズ式第2編集部による合同勉強会で話されたトピックは多岐にわたり、イベント内で共有された「コミュニティ」や「チーム」の捉え方もまた千差万別。しかしその根幹には、「会社の垣根を超えた〈場〉によって得られる他者との関わり合いを、いかに自身の生き方へとフィードバックさせるか」という問いがありました。

すべての参加者が、所属するコミュニティを一時的に離れて出会い、貴重なアイデアや体験を共有していた合同勉強会。まさに、「つながりの越境体験」という言葉が似つかわしいイベントでした!

あなたのイベントにもお邪魔します!

今後も、「つながる People」では、各種の勉強会や交流会、はたまた同窓会に至るまで(?)たくさんのイベント・コミュニティの取材をさせていただく予定です!

例えば、web業界で働く人たちを中心とした、1,000人近いメンバーで構成されるコミュニティ「CS HACK」が開催するこちらのBBQパーティー(絶賛予約受付中 !!)や...

栃木県出身者によるコミュニティなど、多彩なつながりを特集します!

また、Wantedly Peopleでは、会場提供やビールスポンサーなど、イベント協賛についてのご相談も承っております。「イベントやコミュニティを盛り上げたい!」という主催者の方は、下記の要項をご覧になってからお問い合わせ下さい。


〈撮影・取材協力〉長谷川 賢人(@hasex
〈編集〉Wantedly People 話題部

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