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プログラミング歴20年以上。創るだけのヒトから、社会を変えられるヒトになりたくて。

「エンジニアが自分の技術力を最大限に活かすことのできる社会にしたい」

Wantedlyで働く人を紹介する「Wantedlyの中の人」

今回ご紹介するのはAndroidエンジニア住友です。自ら有志で技術書を出版していたり、電子工作をしていたりと、技術にはめっぽう強い住友。そんな彼がWantedlyに入社したきっかけは、ある偶然からでした。


住友 孝郎 プロフィール - Wantedly
Wantedly, Inc. モバイルエンジニア モノを作るのが好きなプログラマーです。コードを書くことが好きです。プログラムだけでなく、業務システムやCI等で自動化した仕組みがキッチリ動くようにしたり、動くのを見るのも好きです。
https://www.wantedly.com/users/392473


たまたま家にコンピュータがあったから始まったエンジニア人生

初めてプログラミングをしたのは、小学校5年生の頃のN88-BASICでした。きっかけは単純で、たまたま家にコンピュータがあったから。当時はBorland C++にも手を出しましたが挫折しました。中学生の頃にVisual Basic 5.0 Learning Editionを手に入れ、そこでプログラムの基礎的なことを学習しました。

今ではありえないですが当時は世間的にプログラマという仕事が認知されておらず、仕事になると思っていなかったので、大学へは比較的成績が良かった物理で進学しました。ただ、プログラミングへの思いが再熱し、JavaとLinux(Debian)を独学で勉強しました。大学院にも進学したのですが、ゲームのコードを書いている時間のほうが長かった気がします。

社会に出たのは、同期よりも1年遅れでした。当時は、大量にエントリーシートを書いて、スーツを着て、毎日何社も回ることに意義を見いだせませんでした。社会に出てからは、幾つかの受託開発企業を渡り歩きました。

お客様の評価基準がプロジェクトの成功なのに対し、自社の評価基準は利益であるため、要件を満たせられればコストを削って最低限の品質にすることが評価されるというのは、ものを創る身として複雑な心境でした。もちろんビジネスなので過剰品質はよくないことも理解していました。ただ、もし大手メーカーに努めていたらプログラミング自体をやる機会というのは減っていたかも知れないので、今振り返ると良かったかな、と思っています。

自分の人生の転機は、「日本アンドロイドの会 関西支部」というコミュニティに顔を出し始めたことです。そこには、本当に技術が好きな人ばかりが集まっていて、その好きなことを仕事にしている姿はとても生き生きとしているように見えました。その頃はWantedlyのことは全く知らなかったのですが、まさに「シゴトでココロオドル人」で溢れているなと感じました。たまたま、そのコミュニティで仲良くなった人経由で、アプリ開発からコンテンツ企画まで、技術であらゆる領域をカバーする、技術者ばかりの会社に転職しました。技術者が第一線で活躍できるような環境で、随分と楽しく働かせてもらいました。



Wantedlyには理想と現実の間を行き来するような面白さを感じた

Wanteldyに初めて訪れたのは、クックパッドさんのオフィスに遊びに行った帰りでした。当時は今のWantedlyのオフィスにクックパッドさんが入っていて、Wantedlyは目黒の別の場所にありました。CTOの川崎と共通の知り合いがいたので、「まぁ行ってみるか」くらいの軽い気持ちでオフィスに遊びに行きました。話を聞いてみると、自社のサービスをセールスの力で足を使って伸ばすのではなく、プロダクト本来の力で伸ばしていこうとしていることを知り、BtoBでマネタイズをしている会社なのに斬新なビジネスをしているなと感じました。自分たちの技術や作ったモノをどうやってビジネスに繋げていくのか。今の環境でちょうど自分が疑問に思っていることを解決できると思い、面談を受けることにしました。

その後の面接の際に印象に残っている代表の仲の言葉があります。それは、自分たちのビジョンは気をつけないとただの「やりがい搾取」になってしまうと言っていたことです。Wantedlyのビジョン「シゴトでココロオドル人を増やす」という言葉は、ともすると「好きなことをしているのなら、別に給料は安くてもいいよね」という風に捉えられてしまいます。実際にエンジニアはこれまでその傾向が強かったのではないでしょうか。ただ、その危うさをわかった上で、自分が好きなシゴトで生きていける社会を作ろうとしている。そこに、まるで、理想と現実の間を行き来するような面白さを感じました。そして、間近で自分たちが創ったモノをビジネスと繋げていく過程に携われると思い、ジョインすることを決めました。

失敗も詰め込んだ技術書づくり

Wantedlyでは、基本的にAndroidエンジニアとして、全てのプロダクトに関わっています。また、別企画で、Wantedly Tech Bookという技術書の製作をしています。自分の技術をどうやって実際の仕事の中に取り入れていったら良いかわからない人のために、自分を中心に昨年から作り始めました。この本には、Wantedlyがどんな技術を使って各サービスを構築しているのかのほぼ全てが記されています。

ただ、正しいことだけが書いてあるのではなく、試行錯誤や失敗の過程も記しています。それは、正解だけでなく、失敗した過程からも学び取るものはあると考えているからです。本書では、ビジネスの規模や組織規模を踏まえつつ、プロダクトに適したものを適した形で取り入れるためにはどうしたら良いかということも書いています。今年は、Wantedly Tech Bookの第2弾を作る予定で、更に充実した内容にしていきたいです。



すべての人が自分の力を最大限活かせる社会へ

僕は結構いろいろなOS (オープンソース)コミュニティに顔をだすのですが、そこには本当に技術力の高い人が沢山います。でも、実際の仕事でその技術を活かせている人はわずかしかいません。自分の技術が本当に求められている環境にいけば、その力を活かして、多くの人を助けることができるのに、と歯痒い思いになることがあります。

だからこそ、Wantedlyのサービスを通じて、そういった人たちが自分の力を最大限に活かすことのできる場所と出会って欲しいと思っています。また、自分自身も働くことの文化を変えていくためのアプローチを続けていきたいです。

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住友のインタビューいかがだったでしょうか。 Wantedlyには自分の技術力を最大限に活かし、サービスを開発、グロースさせる環境が整っています。あなたの技術力で、社会のインフラとなるサービスを一緒に作っていきませんか?


Androidエンジニア
Androidが得意なフレンズあそびにきませんか
”究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす” ウォンテッドリーは、究極の適材適所を通じて、あらゆる人がシゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できるような「はたらくすべての人のインフラ」を構築しています。 私たちは「シゴトでココロオドル」瞬間とは「シゴトに没頭し成果を上げ、その結果成長を実感できる状態」瞬間と定義しています。 その没頭状態に入るには、内なるモチベーションを産み出す3要素が重要と考えています。 ・自律:バリュー(行動指針)を理解していて、自分で意思決定しながらゴールへ向かっている状態 ・共感:ミッションを有意義なものであり、その達成が自分の使命と感じられる状態 ・挑戦:簡単/困難すぎないハードルを持ち、成長を実感しながらフロー状態で取り組んでいる状態 この要素に基づき、下記のプロダクトを開発しています。 ・「共感」を軸にした運命の出会いを創出する会社訪問アプリ「Wantedly Visit」 ・働き手同士のつながりを深めるつながり管理アプリ「Wantedly People」 2020年より従業員の定着・活躍を支援すべく提供開始したEngagement Suite ・新しい福利厚生「Perk」 ・モチベーション・マネジメント「Pulse」 ・社内報「Story」 目下の目標は全世界1000万人のユーザーにWantedlyを使っていただくこと。 そのため海外展開にも積極的に取り組んでおり、シンガポールに拠点を構えています。
Wantedly, Inc.

<これまでのWantedlyの中の人>

■第一回:「やりたくないこと」を「やりたいこと」に変えるために、12年続けた研究職からエンジニアになりました。

■第二回:「多様な選択肢」を選べる世界を作るために。普通の道しか知らなかった元フットボーラーの挑戦。

■第三回:スタートアップ→フリーランス→大手の旅を経て、Wantedlyに戻ってきたわけ。

■第四回:コーポレートチームを最前線で戦うチームにするために、会計士の私がWantedlyで取り組んでいること。

Wantedly, Inc.では一緒に働く仲間を募集しています
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