1
/
5

キャリアイベント「キャリアにおけるスタートアップという選択肢」を広島大学で開催しました!

「ひろしまユニコーン10」プロジェクトの一環として、広島における挑戦の裾野を広げることを目的としたイベント「キャリアにおけるスタートアップという選択肢」を、1月15日に広島大学で開催しました。(主催:広島県、共催:ひろしま好きじゃけんコンソーシアム、PSI)

ひろしまユニコーン10とは?
広島からユニコーン企業に匹敵するような企業価値が高く急成長する企業を10年間で10 社創出する」ことを目標に取り組んでいるプロジェクトです。
本プロジェクトは、世界に羽ばたき大きく成長することを志す有望なスタートアップ企業等の存在が地域の産業に刺激を与え、広島に「新しいことに挑戦しやすい環境」「挑戦することが当たり前の土壌・文化」が生まれることを目的としています。
hiroshima-unicorn10
広島県では、「広島から、ユニコーン企業に匹敵するような、企業価値が高く急成長する企業を10年間で10 社創出する」ことを目標とした「ひろしまユニコーン10」プロジェクトに取り組んでいます。
https://hiroshima-unicorn10.jp/


イベントでは、スタートアップで働くことをテーマに、フォースタートアップス社の志水社長によるkeynoteセッションと、実際にスタートアップで働く若手スタッフ2名によるパネルディスカッションを実施。当日は、広島県内の大学生を中心に、約30名の方々にご参加いただきました。

今回は、イベントの様子を一部お届けします。

まずは、フォースタートアップス社の志水社長によるkeynoteセッションを実施。起業を志す学生や、スタートアップで働くことに興味を持つ参加者に向けて、熱いメッセージが届けられました。

◇登壇者
フォースタートアップス株式会社 代表取締役社長:志水 雄一郎

株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)にて『DODA』立ち上げなどを経て、2016年に成長産業支援事業を推進する株式会社ネットジンザイバンク(現フォースタートアップス株式会社)を創業、代表取締役社長に就任。2016年『Japan Headhunter Awards』にて 国内初『殿堂』入りHeadhunter認定。2019年より日本ベンチャーキャピタル協会ベンチャーエコシステム委員会委員、2020年より経団連スタートアップ委員会企画部会/スタートアップ政策タスクフォース委員に就任。2023年『スタートアップで働く』(ディスカバー・トゥエンティワン)を出版。


挑戦を重ねて、いつまでも刺激のある未来をつくり続けよ

日本では、スタートアップというと、若い人というイメージがあると思いますが、まったくそんなことはないといいます。実際に米国のデータによると、40〜50代で起業した人が成功しているケースが最も多いようです。これは、同年代の方々がこれまでに経験したことや、直面してきた社会課題に対する痛みをよく理解しているためだといいます。

一見データだけを見ると、若い人は成功してないように見えますが、決してそんなことはなく、誰でもイーロン・マスクや、マーク・ザッカーバーグになれる可能性はあるが、それなりの覚悟と努力が必要であると伝えました。

また、社会や未来に良い影響を与えられるようになるには、一度きりの挑戦ではなく、何度も挑戦を重ねることが大切であると話し、参加者のみなさんには「積極的に挑戦を続け、刺激のある未来をずっと作り続けてほしい」と想いを伝えました。


スタートアップこそが日本経済再建のカギを握る

いま、日本は国際競争力が年々低下しているほか、平均賃金も停滞を続けており、GDPランキングも3位(2023年)から、12位(2075年)に転じることが予測されていると紹介したうえで、こうした状況を打開するのは、スタートアップであると説明しました。


国をあげてスタートアップをサポートする動きが。今こそ挑戦の時

また、現在はスタートアップにとっての追い風が吹いているといいます。経済産業省を中心に、スタートアップの重要性が積極的に発信されるようになっているほか、2022年にスタートアップへの投資額を5年で10倍以上を目指すことを視野に入れた「スタートアップ育成5カ年計画」が策定されるなど、国をあげた、スタートアップへの支援が強まっているためです。

フォースタートアップス社としても、産・官・学・民が連携した強力なスタートアップ支援を通じて、日本の国際競争力と、人の高い志を取り戻し、次世代に可能性あふれる時代を継承したいと話しました。また、広島県で現在進行している「ひろしまユニコーン10」プロジェクトにも積極的に関わり、ユニコーン企業の創出に寄与していきたいとの考えを示しました。

最後に志水社長は「いまはスタートアップ創出に対する機運が高まっており、起業に挑戦するには今が絶好のチャンスと語ったほか、今後ますます盛り上がりをみせるスタートアップで働くことを検討されているみなさんは、非常によい選択をされている」と締めくくりました。

スタートアップで働くスタッフのリアルな声をお届け

keynoteセッションの後は、実際にスタートアップで働く若手スタッフ2名によるパネルディスカッションを実施。参加者に向けて、リアルな声をお届けしました。

2人がパネルディスカッションで話していたことを、一部抜粋してご紹介します。

◇登壇者
フォースタートアップス株式会社
アクセラレーション本部スタートアップデータベース部ビジネスグループ:森久保 樹(写真左)

2023年4月にフォースタートアップス株式会社へ新卒入社。成長産業領域に特化した国内最大級の情報プラットフォーム「STARTUP DB」のビジネスサイドに所属する。同年4月〜9月ではインサイドセールスの立ち上げとフィールドセールスを兼務。9月〜現在においてはカスタマーサクセスとユーザーコミュニティである「STARTUP DB Hub」の立ち上げに従事。学生時代には予備校チューターやコールセンターでのアルバイト、スタートアップ2社での長期インターンを経験する。


ウォンテッドリー株式会社
パブリックアフェアーズ:貴船 桃佳(写真右)

広島県内のテレビ局に新卒入社。報道記者として「G7サミットのお土産」などの経済ニュースのほか、「ブラック校則」や「公立高校の統廃合問題」など教育に関する特集作りを担当。2023年8月〜ウォンテッドリー株式会社へ転職後は、教育機関や行政と連携したイベントの企画・運営を行っている。


トークテーマ① いつ・なぜキャリアにおいてスタートアップを選んだか

貴船:前職時代にウォンテッドリーの社員と出会ったことがきっかけで興味を持つように。Wantedlyは学生の頃から使っていたので、サービス自体は知っていたが、広島県内で活動できることや、教育に関わる仕事ができることは社員と話す中ではじめて知り、こうした働き方もおもしろそうだな、と思った。

森久保:大学3年生の頃に、キャリアについて知ろうとしたときに、まずはインターンという形で実際に働いてみようと考えた。インターンの情報はベンチャーやスタートアップが多く、そこでスタートアップで働くことが選択肢に入るように。実際に会社の人と会ってみると、仕事に夢中になっている人が多かった。自分もそんな働き方がしたいと思い、スタートアップへの入社を決めた。


トークテーマ② スタートアップで働いてみてよかったこと

貴船:大手にいた頃は年功序列の壁を感じた。自分が得意なことは任せてもらえたが、なかなか自分がやりたいことには挑戦しにくい環境だった。一方でスタートアップでは、そうした壁をあまり感じておらず、自分の意見を躊躇なく伝えることができるほか、様々なことに挑戦できることにメリットを感じている。

森久保:自分のやりたい仕事にどんどん挑戦することができる。当事者意識を高く持ちながら働けることがやりがいに繋がっており、スタートアップで働くことを選択してよかったと思っている。


トークテーマ③ スタートアップで働くことを選択して後悔したこと

◇貴船:年収が下がってしまったこと。あとは大手とスタートアップで仕事の進め方が異なっており、最初は戸惑ったが、今は少しづつ慣れてきている。

◇森久保:自分でいろいろと学んでいかなければいけないことが少し大変に感じる。いまはプロダクトの事業部の立ち上げを担当しているが、自己流になってしまっているように感じることがあるため、学んで知識を得つつ、仕事に還元している。


トークテーマ④ 若いうちからスタートアップで働くことに対するメリット

貴船:突然発生した業務に柔軟に対応することが増えたので、社会人としての力がついてきているように感じる。

森久保:当事者意識を持って働くことができる。あとは、スタートアップでは、自分で仕事を見つけてこなしていくこともできるので、30代や40代になったときに、他の人と差をつけることができる可能性を感じている。


トークテーマ⑤ これからスタートアップで挑戦していきたいこと

◇貴船:自分でやりたいことに挑戦できる環境にいるので、教育に関することに挑戦していきたい。あとは、県内の大学に向けて、スタートアップで働くことの啓発活動を行っていきたい。

◇森久保:より経営的な部分を担当してみたい。ただ、まずは目の前のことに一生懸命取り組んで成果を出すことが大事だと思っている。あとは、自分で仕事を見つけながらいろいろなことに挑戦し、多くの結果を残せるようになりたい。

本イベントをきっかけに、少しでもスタートアップに興味をお持ちいただけていたらうれしいです。

最後になりましたが、本イベントにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

17 いいね!
17 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング