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社員を「会社のヒモ」にするという経営判断の真相

株式会社わたしは、CEOの竹之内です。

今日は、弊社の3人目の社員、杉本の話です。
(上の写真は杉本と一緒に行ったNHK大阪への出張で、桂文枝師匠と撮っていただいた記念写真です)

杉本は、ちょうど1年前、竹之内が直々にスカウトして入社してくれた男です。

入社の経緯はこちら↓にあるように、
http://blog.tinect.jp/?p=36900
この男が「人工知能ポルノ ~もしも文豪がアダルトビデオの解説文を書いたら~」というエロAIを開発していたからです。

もともと竹之内はアダルトコンテンツへの多大なるリスペクトがあるので、いつかエロネタでのAIをやりたいと、かねてから思っていました。
しかし、その僕よりも先に、しかも秀逸なエロAIを杉本は作っていた。
この時点で、僕らがいくらクールなエロAIを作ろうが、杉本のフォロワーになってしまう。
だったら、自分たちの仲間にしてしまおう。そう思って、杉本をスカウトしました。

そんな杉本。入社後は一生懸命に僕らと開発をしてくれました。
しかし、気付かないうちに、僕らが開発するAIの技術的な難しさを、杉本に強要してしまっていました。

そして、杉本が切り出した「やめさせてください」の一言。

僕は大きく反省しました。
杉本が入社してから、彼の本当の良さは活かすことができていなかった自分を。

「杉本にやめてほしくない」。

その一心で、苦し紛れに僕の口から出たのは、
「もう仕事はしなくていい。」
「今までやってきたことは全部忘れて、好きにやっていい。会社にも来なくていい。」
「マネージメントするという会社っぽい発想を捨てる」
でした。

杉本自身もこの提案には面を食らったようで、
「それって“会社のヒモ”ってことですか?」
と聞いてきました。

杉本にとって「ヒモ」という言葉が一番しっくりくるならそれでいいなと思い、
「そう、ヒモ」
と答えました。

こうして、弊社にCHO(Chief Himo Officer)というポジションが誕生しました。
※杉本のblog「ヒモナンデス」↓にも経緯の詳細が書かれています。
http://himo.boy.jp/

その後、ヒモとなった杉本は毎日楽しそうです。

他人がエロコンテンツに接触しようとすると邪魔をするGoogle Chromeのアドオンを作ったり、
中国語を台湾語のテキストを使って勉強している謎の日本人としてビリビリ動画のUP主になったり、
なにやらよく分からないヒモ活動に精力的に励んでいます。

ちなみに、活発なヒモ活動を評価して、つい先日、杉本にボーナスが払われたことは、ここだけの話です。

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