1
/
5

とりあえず飛び込んできた


初めまして。合同会社森アンの山本静江です。


自分の中で進路の選択肢に挙がったことがなかった訪問介護を初めて早3ヶ月。自転車で色んな方のお家に赴き仕事をするということに緊張の連続で、とにかくはやく慣れなければと必死になっていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。そんな私は何者なのかをご紹介します。

大学合格まで

神奈川県の平塚市というギリギリ湘南なのか否かなところで生まれ育ちました。海の目の前に住んでおり、仕事を終え、平塚駅に着くと感じられる潮の香りにほっとした気持ちになる私は田舎者だなとつくづく思います。笑

学生時代は部活に明け暮れたタイプです。中学時代はバドミントン部に所属し、部長を経験しました。1人1人に部活を楽しんでもらうために自分が何をすべきかを常に考えていましたし、女子だけの部活をまとめるという経験は観察力が磨かれ、今の自分を形成してくれました。

高校はこんな田舎に留まるなんてありえない!と横浜の高校へ。

小学生の時から英会話を習っていたこともあり、外国語を重点的に学ぶ高校に進学しました。帰国子女も多く、校則も制服もない、女子9割というほぼ女子校な環境で自由にのびのびと大爆笑しながら過ごしつつ、部活のチアリーディングにどっぷりはまり、寝ても覚めてもチアな毎日を送りました。

↑チアの舞台である青マット。2分半の演技に全身全霊を注ぐハードな競技でしたが、みんなで気持ちを1つにしてノーミスの演技が出来た時の達成感が大好きでした。

しかし、全然勉強せずにとにかく騒いで高校生活終わってしまったので、人生ここで巻き返すしかないと浪人生活を経験。持ち前の負けず嫌いを発揮し、無事に志望大学・学部・学科に合格。これからはバラ色の人生が広がり、良いことしか待ってないぞと思っていました。本気で。これで人生安泰、と。

大学入学後

ところが、入学してからが大変でした。楽しすぎた高校生活とは打って変わり、大学生活はとてつもなくつまらなく感じ、続けていた大好きなチアリ−ディングに縛られた生活もせっかく大学に入ったのに世界がどんどん狭まっていく気がして耐えられず辞めました。そこからは某予備校でチューターをしながら、長期休みは海外に行くプログラムに参加するという生活に。

↑フィリピンのクリオン島というハンセン病の隔離島だったところでワークキャンプした時に仲良くなった子と。話してますね。髪がぼさぼさ。

将来やりたいことはわからないけど、どうにかおもしろい人生にしたくて興味があることは何でも挑戦してみました。足を止めなければいつかやりたいことがみつかるだろうと。しかし、答えなんてそんな簡単に見つからず、とりあえず就活してみたものの、何かが違う。面接でも「君はすぐやめそう」だなんてよく言われて、思い切って就職するのをやめることにしました。

そんな時、日本語を学ぶ学生たちとのおもしろい出会いが多かったので、こんなキラキラした子たちに関わりたいなーと卒業後は日本語教師養成講座に通うことに決め、資格を取得。どうせだったら海外で生活してしまえ!と思っていた時に、たまたまつけていたテレビ番組でマレーシアの特集をみて、ここだ!と思い、翌年マレーシアに飛びました。

1年弱のマレーシア修行生活

マレーシアではジョホールバルの公立の男子校に派遣され、期限が決まっていたこともありとにかく全力で充実した濃い日々を過ごしました。しかし、楽しいことばかりではなく、一生懸命準備した授業やイベントが理由もわからず突然なくなったり、何もかもがスローでやりたいことが全く実現せずに色んなことに振り回される毎日にストレスを感じ、枕を濡らすことも多かったです。笑

異国の地でたった1人の外国人として活動するのは思っていたよりも孤独で、マイノリティーとはこういうことかと痛いほど感じることが出来たのは苦しかったけれども貴重な経験でした。また、多民族国家のマレーシアでは肌の色も民族も宗教も価値観も正しいと思うこともみんな違うのが当たり前で、何人なのかではなく自分をしっかりと持つことが大事で、自分とはどんな人間なのかをじっくりと考えられたのは良かったです。

↑私を強くしてくれたマレーシアには感謝しかありません。いつも良くしてくれたマレーシアの生徒や同僚に恥じないように生きていきたい。

帰国、そして介護業界へ

帰国後は、のびのびとしたマレーシアが恋しくて戻ろうとしていたのですが、やっぱりどこにいるかより誰とするかだ!新しい何かにチャレンジしたい!と思い、そこから考えを改め就活しなおしました。そこでやっと出会えたのが今の会社です。介護業界の”か”の字も知らないけれど、この会社の人たちとならおもしろいことができるかもと未来に期待を持てる初めての感覚を抱き、思い切って飛び込んでみることにしました。

実際介護に携わってみて

半年前は介護に携わるなんて思ってもいなかったし、正直何もわからず、向いているかも疑問なのに飛び込んだこの仕事を意外と楽しんでいる自分がいて、人生って予測不可能でなんて楽しいんだろうと思う毎日です。日々関わる高齢者や障が者の方々には、いままで私がぼーっと生きてきて見過ごしてきた世界を見せてもらっています。色んな気づきがあり、同じ毎日なんてありません。そこが好奇心旺盛な私には興味深い点なのかもしれません。

さいごに

私はこの会社の人たちが面白くて好きです。いままで全然違うことを経験してきた私たちは一体どんな化学反応を起こせるのか。楽しみで仕方ないです。

みんなと創る未来は明るいと信じながら、今日も全力で自転車を漕ぎまくりたいと思います。

合同会社森アンでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!
今週のランキング