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転職9回、バツイチの29歳は、なぜ介護に惹かれたのか

どうも初めまして。昨年の12月に入社しました、御幡(ミハタ)と申します。

弊社では介護業界にも関わらず、なぜか20代未経験の在籍が多いのです。みんな個性というか、クセがすごいです。20代未経験は私で9人目となりますね。

~19歳で一旦夢を叶えた~

えー、突然ですがここで少々自己紹介を。

タイトルにもある通り、転職を繰り返し、結婚して離婚して、また転職を繰り返し、今に至ります。先月29歳になったばかり。趣味はテニスと料理、そしてカラオケと麻雀です。無表情でいると犯罪者顔と友人に言われますが、非常に心外です!


(趣味の料理。「レミーのおいしいレストラン」という映画に出てくる、ラタトゥイユです)


小学校位から「コックさんになりたい」という思いがあり、中学を卒業するタイミングで働きたいと親に相談するも、猛反対を受けます。せめて高校は出てくれとの事だったので、しぶしぶ進学をします。そんな、あまり望んでなかった高校時代ですから、勉強もそこそこに居酒屋でバイト三昧でした。料理人になるんだから、せめて包丁と鍋の基本はマスターしなきゃ!とか、生意気なことを思っていましたね~

高校を卒業し、調理の専門学校に進みます。理由は「良い就職先を学校の力で紹介してもらうため」。生意気な野郎ですね~

一年で卒業した後、某ホテルに就職。ホテル内のイタリアンレストランに配属され、晴れてコックさんになるという夢を叶えたのです。19歳の時でした。

~多分、鬱。そして退職~

さて、ホテルに入社し、夢と希望に溢れて仕事に取組みました。・・・最初は。

というのも、配属先の料理長から、ほぼ毎日殴られていました。殴られない日があったら、今日は良い日だなあ、目覚ましテレビの星座占い一位だろうなあと、いい具合に感覚がマヒしていきました。サブタイにもある通り、多分、鬱でした。周りの景色はモノクロに見えていましたし、寝坊してしまった時、出社して素直に謝ろうか、死のうか、二択しか浮かびませんでした。もう一つの選択をしなくて本当に良かったです(笑)

世の中には、もう一つの選択をしてしまって悲しい結末になる方もいらっしゃると思いますが、迷わずに今いる場所から逃げてほしいです。いのちだいじに。

話が反れました…入社して1年半を過ぎた頃、なんだかおかしい事に気付きます。そのころは料理が大嫌いになったのもあり、退職することとなりました。先行きが見えない不安もありましたが、後悔はしてないですね。当時は20歳。なんとかなるだろうと。

~転職、時々結婚&離婚~

ホテルを辞めた私は、アルバイトをして生計をたてていました。料理と、営業のようなバイトをしていましたね。結局は、私が当時できる事って料理位だったんですよね。なんだかんだバイトをして、ホテルを辞めて半年くらいした時に元奥さんと出会い、子供が出来て結婚をします。女の子でした。超かわいかったです。世界一の宝物だったなぁ…(遠い目)

結婚して子供が出来て、バイトをしていたら養えないじゃないですか。なので、営業のバイト先に正社員へ引き上げて貰います。なんだかんだ成績を出し周りから期待されるも、三か月休みなしで嫌気がさして転職。次の会社でも成績を出すが、顧客を大事にしない経営方針に嫌気がさして転職。とまあ、調理・営業・土木・教育など、そんな調子で色んな仕事をとっかえひっかえしていました。離婚もその時期にしました。理由は色々ありましたが、結局は私が不安にさせてしまっていた部分が大きかったのでしょう。

身についた、勉強になったことも多かったですが、あまり深く考えずに転職を繰り返したのもあり、いわゆるブラック企業にばかり入社したのも、転職しまくりになった理由の一つでしょうか。自分が本当にやりたいことを考えずにいたしわ寄せが来てしまいました。


(某和食屋でバイトしてた頃。悪そうな顔してますねw)


(某レストランで作っていたメイン。ローストビーフです)

~じゃあ、本当にやりたいことってなんなのさ~

 自分は何がしたいのだろう。28歳になってやっと、本当の意味で真剣に考えます。そして、やりたいことを見つけます。それは、「自分が何かした結果、誰かの役に立てたと分かり易く実感できる」事だったのです。料理は好きだったけど、仕事として微妙に思ったのは、厨房にこもり切りで、分かり易く実感することができなかったからだったんだなあと。

 仕事何しよう…と悩んでいた時、前職の就職活動でお世話になった方から、介護の会社見てみる?と声をかけて頂きます。なるほど、介護なら直接ありがとう貰える仕事だな~。今まで全く考えた事なかったけど、見てみようかな~と思い、今働いている弊社、森アンにて、現場を見学させてもらうこととなります。

~この会社良いなあ~

 現場に同行させてもらう日は、土砂降りの雨でした。カッパを借り、ズボンをビショビショにしながら、超高齢化社会のリアルを目の当たりにします。同じ世田谷区に、ご家族と大きなご自宅で暮らす、お喋り好きな片手片足マヒの方もいれば、生活保護で独居、気難しそうな寝たきりの方も。いずれも、介護士が介入しなければ、立ち行かなくなってしまうのです。この人達の役に立ちたい、ありがとうを頂きたいという気持ちが芽生えましたが、やっていけるか不安もあり、悩みもしました。

最後の一押しは、一本の傘です。現場同行の日、同行後、社長の森さんと皆様に飲みに連れて行って貰いました。飲んだ後、傘を持ってきてなかった私に、森さんが傘を貸してくれたのです。返すのはいつでもいいよと。何気ない事でしたが、こんな細かい所まで気を使ってくれる社長は今まで見たこと無かったです。同行が終わった後、玉腰さんと連絡を取り合っていたのも、入社したくなった決め手の一つですね。お二人とも、ゆっくり決めてくれて良いよ、と言ってくれましたので。少し考えてから決心しました。

※そんな玉腰さんの記事はコチラ!

回すレコードを、紙おむつにかえて。

~「ありがとう」をたくさん貰える仕事~

 現在は入社して3ヵ月目。まだまだひよっこの私ですが、一緒に買い物へ行ったり、料理を作ったり、お風呂へ入れたり、オムツを変えたりしながら、利用者の皆様に可愛がってもらっています。対人間の仕事ですので難しい部分も多くありますが、こちらが何かアクションを起こす度に、ありがとうと言ってもらえるんです。しわと経験が刻まれたくっしゃくしゃな顔を、更にくしゃくしゃにしながら。私は色々な仕事をしてきましたが、これ程サービスを利用される方と密接に関わり、感謝される仕事を知りません。何かの本で「介護は究極の接客業だ」と書いてありましたが、最近はその通りかもしれないな~と、悟った素振りをしています。

 え?つらい事はないかって?そりゃ~体使う仕事ですし、百戦錬磨のご年配の方々相手ですので、しんどい時もありますよ。でもね、どんな仕事もつらい事と楽しい事があるわけで。どんなつらい事が絶えられて、どんな楽しい事が自分に刺さるか、これに尽きると思うんですよね。私は今の仕事が今までで一番楽しいし、やりがいを感じて取り組ませてもらっていますよ。

~良かったら、遊びに来てください~

 とまあ、私のこれまではこんな感じです。色々とひどいでしょう?(笑)

冒頭でも触れましたが、現在弊社には色々な経験をしてきた20代が揃ってます。これからの人生どうするか迷っているのでしたら、是非我々に会いに、事務所まで遊びに来てください。案外、今後のヒントとなるものが転がっているかもしれません。みんなで待ってますので、ざっくばらんに話しましょうよ。お茶とお菓子くらいはお出ししますので(笑)。

合同会社森アンでは一緒に働く仲間を募集しています
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