社会人経験が数年になってくると、日々の仕事の忙しさに忙殺されて自分のスキルが高まっているのか、成長しているのか実感できなくなります。これ、社会人経験が多い人にとって「あるあるネタ」ですよね。
働き始めた当時に憧れたデザイナーや素敵なwebデザインを作れるようになったのか、自分の目的がなんだったのかさえ、忘れるようになったりして、金曜日の飲み会が唯一の楽しみになったして。。。
これを解決するワークスタイルを導入したいと思っています。興味がある人は↓こちら。このワークスタイルを実践するための時間の取り方を推奨しています。
解決策1 | 日々の業務の結果をポートフォリオにする
これは採用が進んで人が集まった場合ですが、個々人ごとに制作物をポートフォリオ化します。それをwebツールとして自社で開発する予定です。だれがどの案件を担当し、それぞれの案件に対してフィードバックができる仕様にします。個々人のアイデアや制作物が共有されることで、社内のメンバーにテクニックやスキルが流出して自身の付加価値が下がると考えられがちですがここにポイントがあります。
一面的に捉えた場合それは、一方通行な技術の流出ですが、時として他者から知恵をもらえる可能性もあります。双方向にアイデアが出てきて相乗効果でよりメンバーのスキルが高めればそれは、良い結果なのだと思います。
解決策2 | evernoteにソースコードやデザインを蓄積する
職業人の中で優秀な人はノートにスキルや感情をまとめていたります。有名なところではサッカー選手のサッカーノートや芸人のネタ帳でしょうか。これに限らず私の知り合いの経営者は、ネイリストは、顧客と接するたびにどんなネイルをしたのか。お客様の特徴や会話をノートにまとめて自分自身のノウハウにしています。
webの場合、このノートにまとめるという作業はどうにも効率的ではないです。気に入った装飾をcssで実装した場合、そのコードをノートにメモするのかどうかという話です。ここで登場するのがevernoteです。ソースコードのまとめ方や丁寧に整頓することで、頭が整理されて、デザインする上でのテクニックとして自分のものになります。これを推奨したい。
フィーリングで得たデザインセンスに勝るものはないかもしれませんがそれらをノウハウにすることで次のフェーズに入っていけると思っているからです。
解決策3 | デザインの気づきに対して共有してフィードバック
デザイン作業をするメンバーでの会議なども検討しています。自分たちがいいと思ったデザインを持ち寄りそれを具体的に分析、模写する場です。スペインのプラド美術館に行ったときに、衝撃を受けたのですが、それは、絵を見に来ている人もいるけれども、絵を模写しにきている画家も結構な数いるということです。
日本の美術館でそんなことしている人を見たことありませんから。
でも、その人たちは淡々とモネやピカソの絵を模写しています。丁寧に細かいところをみて完コピを目指すわけです。でも、その作業をすることで、絵画のスキルを高めることができると思っています。
webに限らずデザインのスキルは共有して模写をして気づきを得ることに一つの光明があると思っています。個人的には、フィーリングやシックスセンスのような部分が秀でた人が時代に名を刻む人かと思っていましたが、そんなことは当然で、そこから培った部分で成功した人しかいないように思っています。そんな場を設けたいと思っています。
解決策4 | 業務以外ワークの推奨
すでに記載しましたが、わたしは関心あってプラド美術館に行っていますが、そんな経験をある種業務の一つだと思っていろいろ経験をしてほしいと思っています。これはプログラマー、デザイナーかかわらず必要だと思っています。
あくまで推奨なので関心がなければやらなければいいです。
ただ、業務に忙殺されているだけでは、頭の中のシナプスに広がりがなくなり、早い段階でルーチンワークになります。考える力の可能性を広げるために、音楽フェスに行くのもあり。美術館もあり。陶芸をやってみてもいいし、座禅でもいい。
それぞれのいいところの関連性を見つけて、それを自分自身のものにしてほしいと思っています。
それって
X (A + B) Y (A + B) ÷r (A + B) α( A + B)
のような計算式の中に共通する要素はなんなのか。数学でいうところの共通項を見つけることで、それは、どの要素に対しても同じような味付けができる調味料みたいなもので、関連性といえると思います。
それは業務の中では、なかなか出会えない。予想外の出会いを楽しんでほしいと思っています。
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