「何をやるか」と「誰とやるか」の狭間で悩み続けた、18卒内定1号 | 株式会社wevnal
「彼女とデートなうに使っていいよ」みたいな写真から失礼します。弊社ウェブナルでライターを務める、藤本です。飾りのない言葉と笑みを引き出す意図で、ご飯たべながらの取材を実施したんですが、後半は本業...
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やや形骸化の感も否めない「就活解禁」という号砲から、はや2ヶ月。
今日も多くの学生が「400万分の1の奇跡」を探し求め、手と足と口とそして頭をフルスロットルさせる。
(400万というのは、日本にあると言われているだいたいの企業数)
しかし企業側だって、だまって口を空けて待っているわけではない。
意欲ある学生の琴線に少しでも触れるよう、
といった謳い文句を列挙する。
ただ「成長」や「裁量」ほど、その定義が難しいものはない。
どの企業でだって「成長」はできるし「裁量」はあるわけで、大事なのはその程度と内容。
ということで、今回は森元(もりもと)常務大号令のもと、wevnal(ウェブナル)での新卒1年目を終えた8人に集まってもらった。
「新卒として1年を終えての感想は?」「2年目に向けての抱負」などなど、激動だったであろう社会人1年目を振り返っての率直な思いを、順に語ってもらった。
1人目は益子 沙也加(ましこ さやか)。
「いやぁ、なんというか、本当に新卒カードありがとうございます...って感じです(笑)。正直、この1年のことはあんまり覚えてないんですけど、いろいろと失敗したことだけは印象に残ってて。運用してるクライアントのSNSアカウントで、広告配信じゃなくて通常投稿してしまったこともありました。そんなミス、2年目や3年目にやってたらすごい怒られてたと思うんですけど、1年目だからって少し大目に見てもらった部分はあります。」
口を開けば反省の弁ばかり出てくる益子だが、実は先日の総会で新卒1年目のなかから1人だけに送られる「新人賞」に輝いたのだ。
「ただこれも本当に、自信をもって私が新人賞だ!って胸を張って言えるところは全然なくて...。なんですけど、これから入ってくる後輩に『あの人が新人賞?』と言われるのはイヤなので、この賞に恥じない仕事をしなきゃっていう、いい意味でのプレッシャーをもって2年目は働きます。」
2人目は升屋 奈々(ますや なな)。
「私はこの1年、けっこうやり切ったなというか、やりたいことを存分にやらせてもらえた1年だったなと思ってます。元々『fasme(ファスミー)』っていうメディアの運営をやりたくてwevnalに入ったんですけど、実際にSNS運用をさせてもらったり、記事や広告で使う画像を作らせてもらったりしました。あと、私は『ユーザーの一個先の行動を変える』ということに興味があるんですが、それも記事の執筆を通して体験することができました。」
入社前に漠然と抱いていた「メディアをやりたい!」「ユーザーの一個先の行動を変えたい!」という思いは、この1年での経験を通じてより具体的になったという。ただしどんなメディアかというのは、「まだ秘密です(笑)」とのこと。最後に2年目の抱負を聞く。
「升屋といったらコレ!を確立したいです。最近、記事や広告で使う画像について、会社の人から相談してもらったり、作るのを頼まれたりすることが出てきたんですよ。そういった感じで、コレについて分からないことがあったら升屋!な分野を作って、頼られる存在になります。」
3人目は永沼 裕章(ながぬま ひろあき)。
いまでこそ、こんなバッチリカメラ目線を決めてくれるくらいには頼もしいビジネスパーソンになったが、入社当初はセールスマンとして目も当てられない状況だった。
「社内研修のとき、常務に名刺を渡そうとしたら手が震えてて。常務に『なんで震えてるの?』って怒られました。そこからを考えると、この1年ですごく成長したなって自分でも思います。いまは商談相手が会社の代表でもまったくひるまないですし、実際に一人でも案件を受注できるようになりました。」
たしかに、1年前の入社式と先日インタビューに応じたときの写真を見比べてみると、そのたくましさの変遷ぶりには、目を見張るものがある。
1年前の入社式時の様子。まだ若干のあどけなさが残る。
先日のクライアントとの合同インタビューの様子。このインタビューには、弊社プロダクトの成功事例を話す機会として応じた。
「チャットボットAI事業部」という、最新のテクノロジーを用いた、非常に高度な専門性が求められる商材を扱う事業部に所属する永沼。自身の1年を一言では「圧倒的成長」と振り返るが、そのなかで最も大きな変化は。
「お客さんに対して、断言できるようになったことです。それって、自分が商品についてちゃんと理解して自信を持っていないとできません。最初はそこがなかなかできなくて伸び悩んでたんですけど、このサービスを導入してもらうことによる未来を語れるようになってから、相手の反応も変わってきました。なので断言できるようになったことが、自分のなかで一番大きな変化ですね。」
4人目は高野 将也(たかの まさや)。
高野も先ほどの永沼と同じく、昨年から本格的に始動したチャットボットAI事業部で『BOTCHAN(ボッチャン)』の販売に従事した。
「直近のできごとで言えば、やっぱり総会ですね。マジで悔しい。新人賞は、絶対に自分だと思ってたので。受賞した本人がいる前でこれを言うのは、若干はばかられるんですけど(笑)」
突然向けられた高野からの敵意におびえる、新人賞受賞者の益子。
ただ、新人賞獲得はならなかったものの、特に去年12月以降の売上数字の伸びはすさまじいものがあった。新卒として新規事業の立ち上げに奔走するなかで、感じたこととは。
「まず違う会社に行った同い年と話してて思ったのは、予算規模の違いですかね。想定してる予算感とか目標にしてる売上数値が、ぼくのほうが倍くらい大きい。それはひとつ、ありがたいことですね。あとやっぱり一番大きいのは、副社長と一緒に働かせてもらったことです。あの人は、めちゃくちゃ愛がある。どんな失敗をしてもどれだけ成果が出なくても、絶対にぼくたちを見捨てないです。普段のコミュニケーションの頻度もそうですし、そこでかけてくれる言葉もとても期待を感じます。」
副社長への愛が止まらない高野。2年目に向けては。
「この1年働くなかで『責任』みたいなものが芽生えてきました。事業部には、中途の方やぼくより年上の先輩もいるなかで、副社長からは『お前がエースだ』と言っていただいてる。新人賞を取れなかったという結果は、一旦甘んじて受け入れます。でも2年目こそは『MVS(wevnal全体での最優秀賞)』を取って、事業部に初めてのタイトルを持ち込みます。」
5人目は新留 孝典(しんどめ たかのり)。
「この1年で本当に良かったことは、加嶋(かしま)さんという人の下で働けたことです。元々、ぼくの1次面接を担当してくださったのが加嶋さんで、この人の下で働きたいなと思って入社しました。実際に働かせてもらうなかで、そのリスペクトはますます強くなってて。単純な広告知識はもちろんなんですけど、それだけじゃなくて人間性であったりマネジメントのやり方であったり、本当に尊敬すべき点ばかりです。ぼくの内面の深いところまで理解してくださっていて、いつかは超えたい存在でもあります。」
加嶋リスペクトが炸裂する新留。実は、留学と留年を1年ずつ経験しているため、同級生とは社会人になったタイミングが2年ズレているのだという。
「この2年はある意味でぼくの個性なので、無駄だったとは全く思ってないです。ただ、違うベンチャーに行って昇進している同い年なんかを見ると、やっぱり社会人としての2年は大きいなとも感じます。これからの1年で、そこ差を埋められるようなスキルだったり考え方だったりを、身につけていきます。」
6人目は小市 来香(こいち らいか)。
「正直、去年の9月くらいまではヒマでした(笑)。当時は持っている案件数が少なくて、仕事の面白みもあんまり分からなかったです。でも少しずつ担当する案件が増えてきた9月以降は、頭がこんがらがってミスしすぎて、毎週のように泣いてました。家とか電車のなかとか帰り道とか、あと会社でも。それはやっぱり社会人としての重圧というか、いままで経験したことのないような大きさのお金を扱うことに、心がすり減ってたんだと思います。」
仕事が少なすぎるツラさも、仕事が多すぎる大変さも味わった1年。自身が学生自体に取り組んでいた陸上競技になぞらえて、このように総括してくれた。
「わたし200mの短距離選手で、200mの後半にタイムが伸びるタイプだったんですけど、この新卒1年目も同じだなと。後半にかけて仕事量が多くなっていくなかで、自分に合った働き方だったり、仕事の効率化についてだったりを、ものすごく考えるようになりましたね。一言で表すなら、まさにビジネスパーソンとして『加速した』1年でした。」
7人目は石川 瑠生(いしかわ るい)。
前職は「米ディズニーランドのコックさん」という、経歴の異例さが新卒8人のなかでズバ抜けている。
「まず自分を拾ってくれことに感謝ですよね。それまでにまともにパソコンを触ったことがなくて、面接でも『パッションはあります!でも勉強はできません!』みたいなことしか言ってなかったのに。それに加えて、自分のやりたいことを応援してくれる環境があって、そしてそれを支えてくれる上司や仲間がいて、もう楽しさと感謝しかないです。」
ポジティブな言葉で満たされたwevnalへの思い。一番それを感じたのは、どんな瞬間だったのだろうか。
「wevnalのとある主力大型案件を、自分に任せてもらったときですね。誰が引き継ぐんだろうなぁとは思ってたんですけど、まさか自分に回ってくるとは1mmも予想してなくて。ただ、引き継ぎを打診してもらったときには、自分が日頃から意識してる、密接なコミュニケーションを通じた『関係値の構築力』みたいなところを、評価してもらえたのかなと。自分のこのコミュニケーション能力、個々の魅力を引き出していくっていうスキルを生かして、弊社にはまだいないEC領域のディレクターというポジションを狙っていきます。」
そして最後8人目は谷 明憲(たに あきのり)。
「この1年で胸を張って言える成果は、ないですね...。自責の念しかありません。もっとできたんじゃないかっていう思いが強くて、もう本当に」
「ちょっといいですか?」
ここでまさかの、先ほど話を終えた石川が乱入。一体、どうしたというのだろうか。
「谷、おまえ自分のことを過小評価しすぎ!常務違うんですよ!こいつ本当に、めちゃくちゃ頑張ってます。自分、谷と一緒に案件をやることが多いから知ってるんですけど、休みの日に会うときでもパソコン持ってきて、ヒマさえあればずっと仕事してるんですよ。」
熱弁する石川を諭すかのように、常務の森元が落ち着いて語りかける。
「るいの言いたいことも分からんでもないけど、それはそれぞれの基準の問題だから。るいは休日も仕事してるっていう『過程』に対して頑張ってると言ってて、谷は『成果』が出て初めて頑張りだと思ってる。ここはお互い『成果』にこだわった、高い目線での頑張るの基準で切磋琢磨していこう。」
石川も納得したようで「じゃあ谷もっと頑張ってよ!(笑)」の一言を合図に、話の主導権は谷にもどる。
「自分、学生時代に入ってたバスケ部は途中で辞めたりまた戻ったりしてた、中途半端な人間で。けど、wevnalでの仕事はたとえすぐに成果が出なくても、とにかく最後までやりきろうって思えるようになりました。やっぱり、同期がこれだけ頑張ってるのを見ると、すごい刺激になります。自分は末っ子っていうのもあって、名古屋の実家にいる親にも、すごく心配されてたんですよ。けどこうして1年、社会人として会社に勤めて、一人暮らしして、ちゃんと生活できたっていう事実は、胸を張って言える成果のひとつかもしれません。」
最後に、この会を主催した常務の森元よりひとこと。
「『隣の芝生は青く見える』という言葉があるけれども、例えば違う会社に行った友だちと話すなかで『その制度いいなぁ』とか『その仕事うらやましいなぁ』とかっていうことが、もしかしたらあるかもしれない。けどwevnalに入社したという事実が正解だったかどうかは、あなたたち自身が証明していくしかありません。自らが変わり、自らで切り開く。言葉としては『自燃(じねん)』っていうところを意識して、ここにいる一人ひとりが『自分がwevnalを大きくするんだ!』という思いでやっていってほしい。この世代がwevnalの成長株だと言われることを、期待しています。」
やっぱり「成長」と「裁量」の定義は難しいです。
会社側と従業員側はもちろん、従業員それぞれ、そしてこの記事を読んでくれている方それぞれに基準があります。
そう思うと、気軽には「全員が絶対に圧倒的成長できます!」なんて言葉を吹聴できません。
でも18卒のみんな一人ひとりの話を聞いていて、これだけは自信をもって言えるなと思いました。
それは、wevnalにはやりたい!という意欲を徹底的に汲んでくれる「環境」と、そしてそれをとことん応援してときには刺激しあう「人」がいるということ。
ただいまwevnalでは、新卒・中途を問わず新しいメンバーを絶賛募集中です!