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◾︎コロナ禍で感じる軽井沢と湘南の可能性

2020年のゴールデンウィークは軽井沢も湘南も、今まで経験したことがないくらい町が閑散としていた。

人もいない、車も全く走っておらず、町は静まり返り、お店は臨時休業か開店休業状態だった。

緊急事態宣言下で都内から別荘に長期滞在で移動された方も多かったが、みなさんお別荘に籠もられて外食もほとんどされていなかった。

この時期に急ピッチで立ち上げたフードデリバリーの新サービス「&Eatery」は今もとても喜ばれるサービスの一つとなっている。

この頃から急激に貸別荘や移住、多拠点生活の相談が急増し、今でもそれは続いている。こんなにも極端に生きることへの価値観が問われる出来事が起こるとは誰も予想していなかったし、まだまだ終わりが見えない。

私たちの別荘管理は「チェックイン・チェックアウトのないホテル」をコンセプトに街ごとホテルに見立て、ハード面の管理だけでなく、ソフト面のサービスを充実させてきた。地元のスタッフが多く、オーナー様も頼りにしてくださるので、自分たちの存在の意味ややりがいにも繋がっている。

また軽井沢、湘南エリアという立地も多拠点生活には大きく味方しており、電車、車、新幹線でもアクセスできるこの距離感と自然豊かな環境はとても有り難い。

今ではみなさんそれぞれの過ごし方が出来上がりつつあり、朝・夕は距離を保ちながら時にマスクを外し深呼吸やストレッチをしながらお散歩をしていたり、スーパーに家族で出かけ旦那さんとお子さんが夕飯を作ったという話も聞く。

2021年4月16日のBloombergの記事にもこうあった。

富裕層、次のロックダウンに備える-プールなど設備満載の邸宅購入

  • 家で過ごす時間が長くなるにつれ、内部設備の充実が一段と重要に
  • 英ドラマ「ダウントン・アビー」の舞台のような大邸宅が突然ブーム

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期にあっては、不動産を探す上で最優先事項はどの水準の市場においても「スペース」だ。ただ、富裕層にとってそれは単純にベッドルームの数が増えるというだけではない。 選手権用クラスのテニスコートや、庭にいるかのようなペントハウスの寝室、インスタ映えするワインセラーなどは、富裕層が希望するうちのほんの一部だと不動産業者は指摘する。

新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチン接種のペースが加速しても、富裕層がリゾートのような体験を求める高級住宅市場の流れはすぐには終わらないと専門家は予想する。「コロナ禍で人々はどのような人生を送りたいか見つめ直した。こうした傾向は消えていない」

多世代同居、超富裕層は今、近親者らと共にあるために資金を投じる。屋内外の豪華な施設に加え、両親や祖父母、子供、さらに使用人を抱える上で十分な物件が必要になる。家族みんなで住んでも有り余る部屋数を有する、英ドラマ「ダウントン・アビー」の舞台のような郊外の大邸宅の販売が突然のブームだ。

日本にこれがそのまま当てはまるかはさておき、私たち若い世代でも、軽井沢、湘南エリアの需要は、大きくまとまった土地、自分たちの大切な家族や友人たちと共に過ごせるような不動産の要望が一気に高まり続けている。

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