「就活生はやりたいことを考え抜け!」"買えるAbemaTV社"を選んだサイバー新卒の挑戦するキャリア論
「実際、地方出身の社員さんはどれくらい活躍しているの?」
地方就活生にとって、自分と同じ地方出身の社員さんの活躍は気になるところ…。
そこで今回は、兵庫県出身で島根大学を卒業し、新卒で『買えるAbemaTV社』を選んだ水田佳輝さんに取材を敢行。
・『買えるAbemaTV社』ってどんな部署なの?
・なんで数ある部署の中から『買えるAbemaTV社』を選んだの?
・地方就活生に必要なことって?
皆さんが知りたいあれこれを、詳しく伺いました!
(取材/文/編集=近藤百合菜)
[水田佳輝さん]兵庫県姫路市出身。島根大学法学部卒業。2018年サイバーエージェント 新卒入社。同年4月より株式会社買えるAbemaTV社に出向。マーチャンダイジング・プランナーとして主力事業である通販番組『買えるバトルクラブ』を担当。2018年8月に子会社の月間MVPを受賞した。
「人のライフスタイルを変えられる」買えるAbemaTV社のアツイ魅力
近藤:
『買えるAbemaTV社』は通販番組を展開しているとのことですが、他の通販番組とはどう違うんですか?
水田:
毎週木曜日23時~買えるバトルクラブという通販番組を放送しているのですが、単にモノを売るだけでなく、バラエティ要素を取り入れて「面白さ」を追求しているところですね。
いまは『買えるバトルクラブ』という、二人のプレゼンターが対決して販売個数を競うショッピングコロシアム番組を制作しています。最近ではK-1選手の武尊さんやボクシングの亀田親子にプレゼンターとして出演していただきました。
[番組URLはこちらhttps://abema.tv/video/episode/90-1093_s1_p5 ]
近藤:
有名人が商品を売るのも、ほかの通販番組はない特徴ですよね。
水田:
そうですね。「誰に売ってもらうか」はとても大事なので、キャスティング会議はかなり力を入れてやっています。
近藤:
水田さんは『買えるAbemaTV社』のなかで、どんな仕事をされているんですか?
水田:
マーチャンダイジング・プランナーという仕事をしています。
近藤:
…その役職名、はじめて聞きました。
水田:
それもそのはず、サイバーエージェントの中にも数人しかいない珍しい役職なんです。笑
商品の仕入れから販売までのマーケティングを行っていて、『買えるバトルクラブ』での売上、視聴の最大化をミッションに日々仕事に取り組んでいます。
近藤:
楽しそう…そんな『買えるAbemaTV社』ならではの働く魅力ってなんだと思いますか?
水田:
ひとつは、「人のライフスタイルを変えられそう」ということです。いまの若者の多くはテレビの通販番組を見ていませんし、若者に向けても作られていません。
近藤:
言われてみれば、確かに。
水田:
『買えるAbemaTV社』は「知られていないけど良い商品」を紹介します。それが若者の動画コマースでの商品購入に繋がり、習慣化することができたとしたら、彼らのライフスタイルを変える存在になると思うんです。
『買えるバトルクラブ』で提案した商品の魅力を楽しそうに話してくださる水田さん
水田:
もう一つの魅力は、メンバーが10人という小規模なので一人に対する責任が大きいところです。たとえば『買えるバトルクラブ』の本放送は、隔週で新卒のぼくが担当しているんですよ。
近藤:
新卒で番組を担当するって、すごいことですよね…。
水田:
すごいことです。笑
そのマーチャンダイジングの担当に加えて、ソーシャル運用もやりたいと伝えたら即OKいただけて。広告も打たずに一人でPDCAをまわして、結果Twitterからのサイト流入数を3ヶ月で30倍にすることができました。
近藤:
責任を自分から引き受けて、成果で返す。そんな新卒に私もなりたいです。
「責任が自分をつくる」から買えるAbemaTV社を選んだ
近藤:
水田さんがサイバーエージェントに入社することを決めた理由はなんだったのでしょうか?
水田:
会社でも青春したかったからです。
ぼくは、小学四年生から高校三年生まで水泳、小学四年生から中学三年生まで陸上長距離をしていたスポーツマンだったこともあり、何かに打ち込むことが好きで。何かに打ち込んで青春できる、そんな環境がサイバーエージェントにはあったんです。
近藤:
島根で就活をするなかで、不安だったことはありましたか?
水田:
ぼくは大阪中心に就職活動していましたが、やっぱり東大・阪大の学生に囲まれて「太刀打ちできるかな」と焦ってしまったことはありました。
でも、学生としての本質は変わらないと思い直してからは、焦りもなくなりましたね。
近藤:
本質は変わらないとは、どういう意味ですか?
水田:
就職活動で見られるところって、「社会人になるにあたって、どれだけ未来を描けているか」ということ。描くときに学歴の高低は誤差でしかないんです。
近藤:
確かに…そう考えると、自分の可能性を過小評価して挑戦できてない学生は多いように思います。
水田:
そうですよね。ぼくは、自分の可能性って、周りに自分の可能性をつかみに行く人がいないと気づけないと思うんです。だからぼくは活躍して、可能性をつかみにいかなきゃやばいことをしらしめるロールモデルになることが自分のミッションだと思っています。
近藤:
そんな水田さんが、新卒で『買えるAbemaTV社』を選んだのはどうしてだったのでしょうか?
水田:
挑戦環境を求めていたからです。
きっかけは、入社前の3月から働き始めたこと。そこで、島根では頑張っていたものの、内定者アルバイトをしていた同期の姿を見てもっと挑戦できる環境がサイバーエージェントにあることを思い知りました。
そんななか、新卒でAbemaTVのマネタイズに挑戦できる『買えるAbemaTV社』を知り、ここだと思ったんです。
水田:
また、意思決定の回数を増やしたいと思ったのも、『買えるAbemaTV社』を選んだ理由です。ぼくは責任が自分をつくるし、それで失敗してもそこにさらなる成長があると考えてます。
一人一人の責任が大きい『買えるAbemaTV社』は、そんなぼくにうってつけでした。
近藤:
責任が自分をつくる…わたしには無い視点でした。
地方学生に必要なのは「やりたいことを考え抜くこと」
近藤:
水田さんが地方に感じている課題はありますか?
水田:
自分のやりたいことを考える機会が少ないということです。
地方には、素直で可能性を持っている学生がたくさんいます。にもかかわらず、将来を真剣に考えずにとりあえず地元企業に就職する人が多い。上京すればいいという話ではなくて、将来を真剣に考え抜いたうえで、自分の行きたい道を選択して欲しいんです。
近藤:
将来を考え抜くためには、どうすれば良いのでしょうか?
水田:
親や友達、社会人の方とたくさん話をするのがオススメです。
正直、働き始めないと分からない「やりたいこと」はたくさんあって、「やりたいこと」というのは働いているうちに都度アップデートしていくものだと思います。
だからこそ、就活では「やりたいこと」の仮説をいかに考え抜くかが大事になって、人と話をすることは仮説のヒントをくれるんです。
近藤:
わたしも就活生時代たくさんの人に話を聞きに行っていたのですが、いろんな意見を鵜呑みにしすぎて何が何だか分からなくなっていた時期がありました。
水田:
やっぱり、自分なりの仮説は持った上で話をすることが大事だと思います。 たとえばぼくは、「人生にやりがいを持てるか」という仮説を持って企業選びをしていました。
近藤:
最後に、地方で就活を頑張る学生に向けてメッセージがあればお願いします。
水田:
まず、都会の学生に引け目を感じているなら、「地方の学生は可能性のかたまりなんだ」ということを伝えたいです。
その上で、自分の将来を見つめるいい機会である就職活動を通じて、自分の可能性を活かせる選択をとって欲しいなと思います。
[ライター紹介]近藤百合菜:『FLATALK』編集長。同志社大学商学部四年生で、2019年春にサイバーエージェント入社予定。ミュージカル・美食・日本文化が大好き。最近は『太陽の塔』ブームが来ている。野望は「No.1若手編集者」になって“人が心から笑顔になるコンテンツ”を創ること。