はじめまして、エイジィでエンジニアをしています、ハルくんです!
(エイジィでは「あだ名制度」があり、お互いに親しみを込めてニックネームで呼び合っています!)
現在エイジィでは、『HOTEL SMART』の開発を一緒に担っていただけるエンジニアを募集しています。
でも、ホテル業界のシステムって、普段ホテルで働いていないとなかなか想像しづらいですよね。
「HOTEL SMARTって、そもそも何?」
「どんな課題を解決しているの?」
「エンジニアはどんなふうに開発している?」
「これから何を目指している?」
この記事では、そんな疑問にまとめてお答えします!
目次
『HOTEL SMART』is 何?
『HOTEL SMART』は、宿泊施設の運営をテクノロジーで効率化・自動化する、ホテル向けクラウドサービスです。
もともとエイジィでは、民泊向けセルフチェックインシステムの開発・提供を行ってきました。
そこで培った宿泊領域の知見をもとに、現在はホテル・旅館を含むさまざまな宿泊施設の運営を支える『HOTEL SMART』を開発しています。
BtoBのサービスなので、普段ホテルを利用する側からすると、
「HOTEL SMART?聞いたことないな」
という方も多いかもしれません。
でも実は、現在では全国4,500施設・約70,000室に導入されるサービスへと成長しています。
では、具体的に何ができるのか。
少しご紹介します。
『HOTEL SMART』は何ができるのか?
1.チェックイン業務をもっとスムーズに
HOTEL SMARTでは、施設に設置した端末を使ったセルフチェックインや、宿泊者自身のスマートフォンを使ったモバイルチェックインを提供しています。
2020年頃、セルフチェックインが注目された大きな理由のひとつは「非接触」でした。
でも、現在求められている価値はそれだけではありません。
宿泊者にとっては、フロントで長時間待たず、スムーズにチェックインできる。
施設にとっては、チェックイン業務にかかる時間を減らし、限られたスタッフを接客など、より人が担うべき仕事に充てられる。
宿泊者の利便性と、施設運営の生産性。その両方を高める仕組みとして活用されています。
2.PMSでホテル運営を一元管理
PMSとは「Property Management System」の略で、ホテルや旅館の運営を支える基幹システムです。
予約やゲスト情報、売上、客室、清掃など、宿泊施設では日々さまざまな情報を扱います。
HOTEL SMARTでは、こうした情報を一元的に管理し、施設運営に関わるさまざまな業務を効率化しています。
現場で毎日使われるシステムだからこそ、操作性だけでなく、業務そのものを減らしたり、他のシステムと連携したりしながら、施設運営全体をより効率化できるよう改善を続けています。
3.さまざまな外部サービスとつなぐ
ホテル運営は、一つのシステムだけでは完結しません。
予約サイト、サイトコントローラー、スマートロック、決済など、さまざまなサービスやシステムが関わっています。
だからHOTEL SMARTでは、外部サービスとの連携も積極的に進めています。
外部PMSやOTA、スマートロック、決済サービスなど、さまざまなシステムやサービスと連携できるのもHOTEL SMARTの特徴です。
単独のSaaSとして完結するのではなく、ホテル運営を支えるさまざまなシステムやデバイスとつながり、運営全体をよりシームレスにしていく。
そんな開発に取り組んでいます。
なぜ今、宿泊領域のサービスをつくるのか?
HOTEL SMARTがスタートした2020年頃から現在まで、宿泊業界を取り巻く環境は大きく変わりました。
コロナ禍で一度大きく落ち込んだ宿泊需要は回復し、現在はむしろ、拡大する需要に宿泊施設側の運営をどう対応させていくかが大きなテーマになっています。
2025年度の国内「旅館・ホテル市場」は、事業者売上高ベースで6.5兆円に達し、過去最高を更新する見通しです。
国内旅行も活発です。
2025年の日本人国内旅行消費額は26兆7,845億円。
そのうち宿泊旅行だけで21兆7,211億円となり、いずれも2019年を大きく上回っています。
そして、大きな追い風になっているのがインバウンドです。
2025年の訪日外国人旅行者数は4,268万人を超え、過去最多。
訪日外国人旅行消費額も9兆4,549億円と過去最高を記録しました。
つまり今の宿泊業界は、「お客様が戻ってくるのを待つ」市場ではありません。
国内外から大きな宿泊需要がある。その需要を、どう受け止めるか。
そこに課題があります。
市場が伸びる一方で、ホテル運営には課題もある
需要が増えれば、当然ながらホテル側の業務も増えます。
チェックイン、予約管理、部屋割り、清掃管理、決済、売上管理……。
でも、人を増やせばすべて解決するわけではありません。
帝国データバンクも、市場が拡大する一方で、人手不足を前提とした運営体制の構築や、省人化投資が今後の競争力を左右すると分析しています。
だからこそ、
「人がやらなくてもいい業務は、もっと自動化できないか」
「複数のシステムに分かれている業務を、一つにつなげられないか」
「蓄積されたデータを、施設の売上や収益性向上に活かせないか」
といったニーズが、ますます重要になっています。
僕たちが目指しているのは、ホテルをすべて無人化することではありません。
人がやらなくてもいい仕事をテクノロジーに任せることで、スタッフが接客やサービスづくりなど、人だからこそ価値を生み出せる仕事に、もっと時間を使えるようにする。
宿泊需要が拡大する一方で、人手不足が続く今だからこそ、テクノロジーで解決できる領域はさらに広がっています。
これが、僕たちが今もHOTEL SMARTに注力している理由です。
エイジィにおけるエンジニアの役割とは?
ここからは、エイジィでエンジニアがどんな役割を担っているのかをご紹介します。
僕たちが大切にしているのは、エンジニアも「プロダクトをつくる人」であることです。
もちろん、技術力は大切です。
コードレビューをしたり、新しい技術について共有したり、必要な知識をキャッチアップしたり。
でも、それだけではありません。
「言われた仕様を実装する」だけが、エイジィのエンジニアの仕事ではないんです。
僕自身も、昨年は新規オプションサービスである「キャンセル料自動請求サービス」の立ち上げに挑戦するなど、ビジネスサイドに染みだしながら事業を作っていく経験をしました。
このプロジェクトは、お客様から「この機能が欲しい」と要望を受けて始まったものではありません。
「エンジニアが主体となって、新しいサービスを企画からマネタイズまでつくってみよう」という取り組みからスタートしました。
そのため、最初の数か月はコードを書くよりも、競合サービスの調査や市場規模の試算、顧問弁護士への相談、手数料の設計、営業資料の作成などに多くの時間を使いました。
技術的には実現できても、法律や収益性を考えると事業として成立しないこともある。「何をどうつくるか」は、技術だけでは決まらないということを実感したプロジェクトでした。
開発が始まってからも、営業と事業性を検討したり、お客様への伝え方を一緒に考えたりと、ビジネスサイドと連携しながらサービスを形にしていきました。
もちろん、すべての開発でここまで事業側を担うわけではありません。
ただ、エンジニアだからここまで、という境界線を必要以上に引かないのがエイジィの開発チームです。
技術を起点にしながら、プロダクトや事業そのものをより良くするところまで関わっていける。
僕はそこに、この環境の面白さを感じています。
どうつくっているのか?
HOTEL SMARTの開発は、開発チームだけで完結するものではありません。
日々お客様と接している営業やCSから、現場の声や課題が開発チームに共有されます。そこからエンジニアも一緒になって、
「本当に解決したい課題は何なのか?」
「プロダクトとして、どう解決するのがいいのか?」
「技術的には、どんな方法が最適なのか?」
といったことを考えながら、つくるものを具体化していきます。
もちろん、すべての開発がお客様やビジネスサイドから始まるわけではありません。
プロダクトを日々見ているエンジニア自身が課題を見つけ、新しい機能や改善を提案することもあります。
企画や仕様を考えるところから、技術選定、実装、リリースまで。
エンジニアもプロダクトをつくる当事者として関わっていくのが、HOTEL SMARTの開発です。
AIによって、開発のスピードは大きく変わった
そして今、HOTEL SMARTの開発の進め方そのものも大きく変わり始めています。
その大きなきっかけのひとつが、AIエージェントを活用した開発です。
AIエージェントを開発に取り入れたことで、実装のスピードは大きく加速しました。実際に、リリースの頻度もコードの産出量も前年を大きく上回っています。
一方で、コードを速く書けるようになれば、それだけで開発全体が速くなるわけではありません。
実装が速くなったことで、今度は速く生まれるコードを、どう安全かつ効率的にレビューし、マージし、リリースしていくかが、より重要になっています。
AIによって「コードを書く」という工程が変われば、その前後の工程も変えていく必要がある。
だから今は、AIを使ってプロダクトを開発するだけでなく、AIが当たり前にあることを前提に、開発の仕組みそのものをアップデートしていく。
そんなフェーズに入っています。
技術スタック
HOTEL SMART は、ブラウザで動く管理画面からクラウド、外部サービス連携、そしてタブレットやプリンター・釣銭機といったハードウェアまで、幅広い技術領域を扱うプロダクトです。
開発の軸は TypeScript です。
バックエンドは Node.js、フロントエンドは Vue と React、インフラは Google Cloud を Terraform で管理し、機器をつなぐ部分では Rust も使っています。
最近は、プロダクトそのものに AI を組み込む開発も始まっています。
HOTEL SMART は、いまも中身を作り替え続けているプロダクトです。
初期に PHP で書かれたバックエンドは TypeScript へ、Vue のフロントエンドは React へ。
すでに多くの施設で毎日使われているものを止めずに置き換えていくという、新規開発とはまた違う難しさと面白さが、ここにはあります。
ただ、僕たちは「特定の技術を使うこと」自体を目的にはしていません。
プロダクトや事業の課題に対して、何を選べば最も合理的に解決できるのか。
必要に応じて新しい技術も取り入れながら、プロダクトを進化させています。
今後の『HOTEL SMART』はどうなるのか?
「ホテル運営に必要なことが、HOTEL SMARTでつながる」世界へ
HOTEL SMARTが目指しているのは、単なるチェックインシステムでも、単なるPMSでもありません。
僕たちが目指しているのは、
ホテル運営に関わるさまざまな業務やシステムがHOTEL SMARTを中心につながり、できる限り人の手を介さずに運営できる世界です。
予約が入る。
必要な情報が連携される。
部屋が割り当てられる。
チェックインする。
決済する。
鍵が発行される。
清掃へ情報がつながる。
売上データが蓄積される。
これらがバラバラの業務として存在するのではなく、できる限り自動的につながっていく。
そんなホテル運営のプラットフォームを目指しています。
HOTEL SMARTはすでに全国4,500施設・約70,000室に導入されています。
でも、僕たちが目指しているホテル運営の姿から考えると、まだ途中です。
すでに多くの施設で使われているプロダクトを育てながら、ホテル運営の新しい当たり前をつくっていく。
そこが、今HOTEL SMARTを開発する面白さだと思います。
新しい時代の標準になり、時代を加速させる
僕たちは本気で、『HOTEL SMART』がこれからの宿泊業界を変えていくプロダクトになると考えています。
エイジィは「時代の変化を加速させ、時代と共に変わり続ける」という企業理念のもと、これからもHOTEL SMARTをはじめ、新しいサービスをつくっていきます。
「HOTEL SMARTを一緒に開発してみたい!」
「技術だけでなく、プロダクトや事業そのものをつくってみたい!」
「大きな市場で、まだ答えのない課題に挑戦してみたい!」
そう思っていただけたら、ぜひ一度お話ししましょう!
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