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教習指導員・検定員だった私がやる気スイッチグループに入社して

はじめまして。事業サポート本部 総務部 安全管理課の千葉 重威と申します。

2021年9月に入社し、英語で預かる学童教室Kids Duoとバイリンガル幼児園Kids Duo Internationalの送迎バスの安全管理を担当しています。

趣味はバイクに乗ることと、車に乗ることです!


"車・バイク好き" が "車・バイクの乗り方" を教え始める。

前職は指定自動車教習所で「教習指導員・検定員」をしておりました。「教える」という意味では、学習塾業界と通ずるものがあったかもしれませんが、当時は全くそんな未来は思い描いておりませんでした。

学生時代はバイクにどっぷりハマってしまい、アルバイトで貯めたお金は全部バイクへ。原付で東京から軽井沢まで行ってみたり、夏の北海道を1か月間バイク生活してみたり、草レースに参加したりと当時の彼女には「私とバイク、どっちが大切なの?」とベタな怒られかたをしたくらいです。

そんな自由奔放な学生生活をしていても、社会人になる時はやってきます。社会に出ると、通勤ではバイクはダメ。月曜日には仕事が待っているのでケガをするようなレースはダメ。そもそもバイクは「倒れる」乗り物です。危険は常につきまといます。それでも無理をしない程度なら大丈夫だろうと、独身貴族を良いことに週末はツーリング三昧でした。

ある日のツーリング帰り道。自宅まであと数分。距離にして500メートルを切った道路でそれは起こりました。大通りを通行中、信号無視の車が突然左から飛び出してきて真横から跳ね飛ばされました。73歳のドライバーが運転する車でした。幸い、バイク乗りとしてもだいぶ大人になっていたのと全身にプロテクターを付けていたこともあり、事故直後に意識がある状態で立ち上がることも出来ました。しかし左鎖骨粉砕骨折、他もろもろ骨折です。左半身側のプロテクターはほとんど割れているのを見てゾッとしたのを今でも覚えています。そこから意識を失い、3日間生死を彷徨いました。どんなに気を付けていても「危険は常につきまとう」ことを、身をもって体験しました。

その体験がきっかけで、「事故は不幸しか生まない。事故に遭う人を一人でも減らしたい」と思い教習所業界に入りました。教習所業界に入ってからは法律を勉強し、車種ごとにある教習指導員の国家資格を毎年のように取得し、好きな車・バイクの動かし方や楽しさと共に怖さも伝える仕事をしていました。仕事柄事故のニュースには敏感になり、なぜ起きたのか、どうすれば防げたのか等考える癖が強くなっていました。



「車種ごとに教習指導員の国家資格を取得」とお話しましたが、教習所ではこの指導員資格が無ければ免許証を持っていても教習は出来ません。国家資格になるので業務を行いながら新しい資格取得はなかなか大変です。知識として法律を覚え、その法律に則った運転が出来るかどうか、それを車種ごとにトレーニングしていくのです。二輪指導員の時は、真冬でも毎朝5時から練習をしていました。新しい車種の指導が出来るように勉強することで新しい観点が磨かれます。普通車の免許を持っている人に、「二輪だとこういった危険がありますよ!」「こういった楽しみがありますよ!」といった指導も出来るのです。どの教習生にも納得してもらえるように技術も経験もお伝えしていました。

最終的には検定員の資格を取得し、教習所に来た人たちに「卒業証明書」を責任もってお渡しすることが出来るまでになりました。卒業検定を受けている人も相当な緊張をされていますが、検定員の私も毎回緊張しています。なぜなら、その人とその人の周囲の方の人生がかかっているからです。運転が出来るようになると、今までの生活とは変わります。楽しいことや便利になることが多くなる一方で、「事故」を起こす可能性が出てきます。事故のニュースを聞くたびに「私が検定を担当した人ではないだろうか」と顔と名前を思い返すのも日常になっていました。卒業証明書にサインしてお渡しするというのは本当に責任が大きいのです。

時は流れ、私が居た教習所で扱う業務のほとんどの資格を取得していました。10年と少し走り続け、累計3000人以上の免許取得に携わってきました。これから先、どんな風に事故防止に関わっていけるのだろうか?このまま教習・検定を行うだけで事故は減るのだろうか?ふと教習所業界以外に何かできることはないだろうか?目を外に向けたときに飛び込んできたのが「株式会社やる気スイッチグループ」でした。



なぜ自分が教育業界へ?

転職の際、紹介会社から掛かってきた電話で「株式会社やる気スイッチグループはどうですか?」と聞いたとき最初に思ったのが「なんで私が塾の先生を?」でした。転職活動ですから経験やスキルを活かせるところを紹介して頂けると想像していました。私の世代ならだれでも知っている「やる気~スイッチ 君のはどこにあるんだろう~♪」の曲でおなじみの企業です。

「いや、学生さんに教えてあげられるだけの知識は無いです」と紹介会社に伝えると笑いながら「いや、千葉さんにぴったりの業務です!『事故削減』に尽力していただける方を募集しているところですよ」と言うのです。だまされているのでは?と思うくらい「塾=事故削減」が繋がりません。しかし、次の言葉が出てきたときに鳥肌が立ちました。

「KidsDuoという事業の送迎バスの安全管理をしてくれる方を募集しています」

これをやるのは自分しかない!

紹介会社より話を聞いたその日、帰宅早々妻に、「転職すると思う。次の会社はやる気スイッチグループ」と伝えました。まだ面接もしていないし、受かるかどうかもわからないのに、なぜかやる気スイッチグループで働く事が決定しているような気がしていました。いまから思えば妻もとんでもない驚きだったでしょう。帰宅して「ただいま」の前にコレですから。

教習所業界で得た知識・経験をフルに活用して未来のある子どもたちをまもることが出来る。そんなやりがいのあるお仕事をさせてもらえるなんてワクワクしました。

当時の職場からは予想に反して「猛反対」を受けました。自分でいうのもなんですが、教習所業界の中では順風満帆なキャリアを築いていました。教習技能を競う大会では埼玉県で優勝させて頂き、全国大会に県代表として出場するなどの成績も残せ、社内では管理職の話が出ていたタイミングです。それを棒に振ってしまうなんてもったいない!というのが大方の意見でした。

確かに、そのまま残る道もあったと思います。難関の検定員の資格も取り、心理士の資格も取るなど業界内では順風満帆。

でも、運行業務を行っている事業で「事故ゼロ」達成なんて聞いたことがありません。さらに全国展開している事業規模で「事故ゼロ」を目指すミッションをやらせていただけるなんてこれ以上達成感のある仕事があるでしょうか?


「あれ?」

「さぁ、事故防止の行動やっていくぞ!」と思いきや、最初のミッションは ”教室長研修の受講” でした。教室長になる話なんてどこにもなかったのに、なぜ教室長になるための研修を受講するのか理解できませんでした。しかし本部で働くことになるスタッフであっても、子どもたちと接する最前線の現場で働く方と一緒に理念やシステムを勉強することで「現場の声」が大切なんだと気づかされました。

OJT先でも現場をじっくりと教えて頂き、また送迎スタッフの皆さんからの「声」を毎日聞くことが出来ました。今思えば、ここがとても大切だったと感じます。むしろ本社に最初から居続けなくて良かったと思っています。

送迎業務はとても大変です。後ろに未来ある子供たちの命を乗せ、大量の学童が下校している小学校周辺を走行し、夜は20時近くまで住宅街を走行します。狭い道もありますし、夜は人通りも多いです。そんな中楽しい雰囲気を維持できるように努力されているドライバーや添乗スタッフさんの姿、想いに触れられたのは大きいです。現場の声を聞くことで、必要な事や抜けている事、伝わっていない事などたくさんのことを学ぶことができました。教習指導員時代のやりかたを通したくとも、相手は自分の父親くらいの年代の方ばかり。伝え方も慎重に考える必要があります。現場に行き、声を聞かない事には始まらないのです。

実際に事故防止の業務に携わり始めたのは入社して1か月半が経ったころです。蓋をあけてみれば、やらなきゃいけないことが盛りだくさん。あれもやってこれもやっての毎日です。3か月毎に送迎スタッフ研修を行い事故防止のために必要な情報を共有することもあれば、万が一事故やクレームが発生した時には直接教室に赴き、原因と対策を教室全体で考え再発防止に取り組むなど、色々なことをやっていくうちに「運転なら千葉」「バスで困ったら千葉」と社内でも言っていただけるようになってきました。頼ってもらえるようになったのは信頼してもらえている証拠だと感謝しています。



熱意のある方と一緒に働きたい!

私は体育会系の教習所で鍛えられてきました。その一方で「道路交通法」を伝える仕事でもありましたから、「曲がったことが大嫌い」になってしまいました。

やる気スイッチグループ社内では皆さん本当に素晴らしい人たちだらけで、私のような一直線に動いてしまう人間に対しても真剣に向き合ってくれています。

「事故ゼロにします!」と言っても馬鹿にする人はいません。運行業務を行っている事業で「事故ゼロ」達成という夢物語のようなことを言っているのは理解しています。前職退職の際にも「不可能だ」と言われました。けれども、やる気スイッチグループに入社して「無理でしょ」と言われたことが一回もないのです。むしろ、事故やクレームが少なくなるほど「減ったね!」と労いの言葉をあちこちから頂いています。

やる気スイッチグループの理念は「幸せに生きる社会の創造に貢献する」という言葉で締めくくられています。子どもたちの安全を守る事が出来れば、その子たちが生きていける幸せな社会づくりに貢献出来ているということ。また、高齢ドライバーであっても安全に働くことが出来れば、就業のチャンスがあるということ。安全な送迎が出来れば、安心してわが子を預けられる学童があるということ。その仕事に従事出来る幸せを感じています。

他にも多くの業務がありますが、皆さん一様に熱意があり、真剣です。入社されたら、驚くことが多いと思います。一緒に真剣に熱く熱く働きましょう!

やる気スイッチグループでお待ちしています。

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