あと1ヶ月で潰れるスタートアップに、アクセンチュアを辞めて飛び込んだ訳。

社員インタビューVol.3

今回は、BizDev(ビジネスデベロップメント)担当の「やっくん」こと森下翔央さんにインタビューしました。アクセンチュアを辞め、あと一ヶ月で潰れるスタートアップにジョインした理由から、将来の展望までお話伺っていきます!

よろしくお願いします!

◆愛知県の田舎で育ち、幼少期〜高校まではバスケとネトゲを繰り返す日々。東京理科大学に進学し、大学時代にはバックパッカーをされてたそうで。どちらに行かれてたのですか?

東南アジアからはじまって、東欧、東アフリカ、南米といろいろいきました。将来、ゆっくり時間をかけて、熾烈な環境の旅行に行く機会は少なそうだと思いまして。各地に約1ヶ月ずつ滞在してました。

※バックパッカー時代


◆熾烈な環境の旅行・・ですか。一番印象に残ってる国はどこですか??

印象に残ってるのは、エチオピアですね。エチオピアってアフリカ唯一の独立国なんですよ。
だから、植民地になっていないという誇りを持って住んでいる人が多いんです。でも、隣のケニアなどと比べると物資面ではすごく貧しい。なぜかというと、植民地化された国って親国からお金や物資が運ばれてきているので、経済は発展するらしいんです。
しかし、それがなかったエチオピアは、物資面で貧しい。けれども自国に誇りを持って住んでいる。この「誇り」と「豊かさ」のジレンマは、現地の人と話してて興味深かったです。

就職は、アクセンチュアに決められたんですね。将来は海外で働きたいな、という想いがあったんですか?

いいえ、バックパッカーをしてて、多少海外で働くモチベーションは沸きましたが、強くはなかったです。アクセンチュアには、以下の2つの理由で入社を決めました。

  • 優秀な同期や先輩がたくさんいた。
  • 東京勤務の可能性が非常に高かった。

優秀な人と働いて、能力も自信もぼこぼこに叩かれたいなと思っていました。若い時は、ぼろ雑巾のように働かないと将来大変になるだろうな、と漠然と考えていて。特に新卒でそういう体験しておいた方がいいだろうな、と思っていました。
東京勤務に拘ったのは、大学入学と同時に上京して、「東京は、他の地域よりも人との距離が近いな」と感じていたからです。例えば、スタートアップでよくあるミートアップを始めとした様々なイベントで、知らない人や面白い人と出会うきっかけが多く、たくさんの刺激をもらえる環境だったので、東京で働くモチベーションが高かったです。

◆なるほど。「若い時の苦労は買ってでもせよ」ってことですね。ところで、弊社の清水とは、何がきっかけで出会われたんですか?

yentaという完全審査制のAIビジネスマッチングアプリです。興味本位で、何気なくこのアプリを使っていたところ、ZEALS代表の清水とマッチして、メッセージが来たんです。「チャットボットやっているスタートアップの代表か。最近流行ってるっぽいし、とりあえず会ってみよう」という軽いノリでした。初めて会ったのはZEALSのオフィスでした。

◆初めて会ったのがオフィスって、なんか面接みたいですね(笑)実際に会った印象はどうでしたか??

そのときは、お互いやっている事を話して、質問しあって、終了という感じでした。話自体は割とあっさりしていた記憶があります。
強く記憶に残っているのが、すげー若い人たちが小さなマンションの一室で働いていて。全員分の机も椅子もなく、地べたで作業するエンジニアがいたり、大変な環境だなと(笑)
正直な話、最初に会ったときには、この会社に転職したいな、という気持ちはあまりなかったですね。

ほー!それから?何かきっかけがあったんですか?

それから何度か清水と会ってまして。清水はビジョンを描く事や事象に対して物事を結びつける力が非常に上手く、「自分と同世代にこんな優秀な人間がいるのか!」と会うたびに刺激を受けていました。アクセンチュアは本当に良い会社でしたし、長くいるつもりだったんですが、清水とお互いの近況を話す度に、自分は本当にこのままで良いのだろうかと、考えるようになりました。

◆「本当にこのままで良いのだろうか・・。」具体的にはどんなことを考えられてたんですか?

アクセンチュアでの仕事は面白かったのですが、いかんせんプロジェクト自体が大きいので、自分が行っているタスクがプロジェクト全体にどう影響して、クライアントにどういうアウトプットとして返るのか、といった背景まで見えない時がありました。結局「目の前のタスクをこなすこと」の方が重要だという意識が強くなっていった自分がいました。一方、ZEALSだと、自分の仕事が自社、クライアントにも大きく影響するので、前職とのギャップはありますね。

◆とはいえ、いろんな選択肢があったと思います。その中でもZEALSにジョインしようと思った理由は何ですか?

正直、清水の魅力ですね。事業に対しての理解も浅く、劣悪な労働環境ですし、給料も半分になるし、、、で、当時はそこだけでした(笑)。まあ、もともとスタートアップに行くなら人で選ぶつもりだったので。ちょうどアクセンチュアでの案件も落ち着いてきて、自分なりに今後のキャリアや将来をしっかりと検討し、清水やZEALSのメンバーと共に、自分たちの手でサービスを成長させていきたい!と考え、ZEALSへのジョインを決めました。

※清水との出会いを熱弁するやっくん


◆そのタイミングでZEALSは複数の投資家と資金調達交渉の真っ只中。もし、うまくいかなければ、あと1ヶ月で潰れる可能性もあったとか。それを知ったときはどうでしたか?

出資の交渉をしている話は聞いていたので、そこはもうなんとかしてくれるだろうという感じでした。僕も覚悟を決めてましたし、そこは清水も覚悟を決めてたと思います。
ZEALSでは、すぐにアクセンチュアでの経験を活かせると思ったのと、資金調達が決まってからの入社だと、何ヶ月か出遅れると思ったんです。会社にキャッシュが入るタイミングで、勢いよく事業を推進させるには今しかない、って思いました。ZEALSのミッションに対し、僕ができる最善を選んだらそのタイミングだったって感じですね。でも今考えると、潰れる可能性のある時期に、よく清水も僕を採用する意思決定をしたと思います。更にキャッシュアウトが早まる訳なので。正気の沙汰ではないですね(笑)。

◆ゾッとするストーリーですね。お二人から強い「覚悟」を感じます。入社して半年が経とうとしてますが、今改めていかがですか?

楽しくやれています。前職では「目の前のタスクをいかに早く正確にこなす」というのが重要でしたが、今は自分で仕事を作り、それを自分でタスクベースに落とし実行していく。自分の力量次第でいくらでもやりようがあるので、辛いことも多いですが、とても楽しいですね。
あと、毎日前進している感覚がすごく、刺激が多いです。例えば、大企業の1部署に提案をするとします。大企業ならではなのですが、1つの事業部で成功した場合、他の事業部でも横展開して僕らのツールを使いたいと言ってくださるクライアントもいらっしゃって。
こういう前向きな話も最近はかなり多いですし、逆にマイナスの話もあります。こういう1つ1つの話で僕らが受ける影響の振れ幅がすごくって(笑)自分も事業も生きている感がすごいですね。

◆生きてる感(笑)。ZEALSでの仕事の魅力を教えて下さい!

入社当初から、「一方的な広告体験を“ 接客 ”に変える会話広告」を提供する“fanpAd”というサービスに携わっています。CS(カスタマーサクセス)とセールスの両方を担当していましたが、これから更に組織が大きくなっていくので、今後はセールスに特化していく予定です。

CS(カスタマーサクセス)については、えんちゃんが熱く語ってくれているので、ぜひそちらも見てみてください。


僕がセールスをやっていて魅力的だな、と思うのは以下4点です。

【①マーケティングについての深い理解が得られる】僕らは“会話広告”という「Facebook広告×Messengerチャットボット」をパッケージにした全く新しいマーケティングツールを提供しているので、最終的に提案する方は企業の社長かマーケティング責任者の方々です。その方達と対等に話をしなければいけない為、マーケティングの知識はもちろん、このサービスを使ったエンドユーザーの体験がどういったものなのかを語れなければいけません。

【②折衝力、交渉力が非常につく】先ほどの話にも関係するのですが、僕らが提案で話をするのは、企業の社長やマーケティング責任者の方が多いです。鋭い指摘を頂く機会も多く、学ぶところが多くありますが、その折衝・交渉に負けず、魅力を伝えきり、“会話広告”の可能性を感じてもらわなければなりません。時には落ち込む事もありますが、エキサイティングな場面が多く、非常に楽しいですよ(笑)

【③Messenger API、データベース等をはじめとした技術的な理解が得られる】パイオニアとしてMessengerプラットフォーム上にて、サービスを提供しているので、技術的な理解は必須ですね。クライアントの要望を全て受け入れ、開発すればいいというものではなく、技術的に実現できる出来ないの線引きを明確に理解しておく必要があります。

【④自らでサービスの絵を描き、実現できる力がつく】最近、この「自らでサービスの絵を描き実現できる力」が非常に重要だなと思う事が多くあります。僕らのサービスも徐々に認知度が上がっており、問い合わせ数が増えている一方で、クライアントから頂く要望の抽象度はあがっています。
ある外資系自動車メーカー様からの問い合わせを例に挙げます。
CMや街頭広告などのブランディングに関するマーケティングが非常に強い一方、Webなどを利用したデジタルなマーケティングにまだまだ課題があるという問い合わせを頂きました。僕らのfanpAdを使ってその課題を解決できないか、という内容だったのですが、先方がWeb上のデータを取得しきれていなかった為、できることが限られている状態でした。こういった問い合わせに対し、僕らが明確な指標(目標)を提示し、その目標を実現した後の絵は「クライアントにとって、もっと言うとエンドユーザーにとってハッピーな体験を届けられるもの」である必要があります。

特に僕らのサービスは、まだ世間には新しく、成功法がないため、セールスとはいえ非常に頭を働かせなければならず、"サービスの絵を描き実現できる力"が重要だと思っています。

※仕事について熱く語るやっくん。思わず拳に力が入る。


◆ZEALSで実現したい未来はなんですか?

まずは、「会話広告・fanpAdを事業として立ち上げ切りたい」というのがあります。僕はfanpAdの立ち上げメンバーでもありますので、自分にとってこのサービスには強い思い入れがあります。fanpAdの正式ローンチから数ヶ月、事業の絵としてまだまだ不安定で、サービスの中身についても日々試行錯誤している段階です。まだまだ立ち上げ段階のサービスであり、新しい領域なので、経験値がものを言うわけでもなく、自分たちの行動に正解もないです。そんな中で、脳に汗をかきまくって、頭をフル回転させた上で、めちゃめちゃ改善して、結果を出さなければなりません。そして更に、その結果をもとにプロダクトをどんどん洗練させていく必要があります。すでに競合も現れているマーケットで、この領域は確実に伸びます。かなり自信を持って言えます。近い将来、もっと熾烈な競争が予想されます。

そうなっても、パイオニアであり、No.1として大きなチャレンジをしていけるよう、成果にコミットし、クライアント・エンドユーザーの皆様に喜んでもらえるプロダクトを作っていきます。

そして、fanpAdだけで会社のキャッシュを稼げるようなサービスに成長させることで、経営陣はじめ他メンバーが、海外展開や中長期的な成長にもっと関わっていけるようしたいですね。将来的にはfanpAdのようなFacebookメッセンジャープラットフォーム上のサービスだけでなく、音声インターフェースにも適応されられるようなコミュニケーションシステムそのものを開発していきたいです。

※月初会で目標の報告をするやっくん

◆すごい未来が待っていますね。「大企業からスタートアップへの転身。」飛び出したからこそ感じられる今。今、転職を迷っている方にメッセージがあれば、ぜひお願いします!

今の転職市場ってめちゃめちゃホットだと感じていて、割と未経験でも能力が足りなくとも、起業は人手が足りないので、求職者側は転職しやすい環境だと思うんです。 少なくともあと3年はこの状況が続くかな、と思っていて。今の会社でくすぶっている人は特に、スタートアップでもどこでもいいですけど、可能性を感じたら飛び込んでみるのはありだと思います。うまくいかなかったとしても、今なら安定した企業に就職しなおせる可能性が高いと思いますし。 スタートアップに思い切って飛び込んで、そこで培った経験は、将来社会からも必要とされるものになると思います。その環境は揃っているので、思い切ってチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。

◆お時間頂き、本当にありがとうございました!!

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