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【就活トクトク情報】自己分析とは何か【vol.2】

「自己分析は大事だぞ」

はい、もうこれは全就活生の耳にタコができるくらい、言われてきたことですよね。
とはいえ、今までの人生で自己分析なんてやったことない人からしたら、いきなり「ダイジダゾーーー」とか言われても困るのは当然のことだと思います。

そこで今回は

 ・自己分析とは何かそもそも分からない
 ・自己分析がなんで大事なのか分からない

という就活生に対して、「自己分析とは何か?何故した方がよいのか?」についてお話していきます。

まずは「そもそも自己分析って何ぞや?」についてです。

「自己分析」というのは人によってやり方や解釈が異なりやすい日本語ですが、目的さえきちんと押さえておけば、自身の中で在り方がブレることはないので、しっかりと理解しておきましょう。

自己分析の目的は「自分という人材の特徴を相手に理解してもらうこと」であり、
自己分析とは「相手に理解してもらうために、自分という人材の特徴を言語化し、分かりやすく整理すること」です。

自己分析の目的は、「自分のやりたいことを整理すること」でも「自分の価値観を言語化すること」でもありません。一番大事なのは、「相手に理解してもらうこと」です。
極端な話、相手に伝わらなかったら自己分析はできていないと言えるでしょう。
※なお、この場合の「相手」とは、基本的に企業の採用担当者や面接担当者などのことを指します。

では、何で相手に理解してもらう必要があるのか?
家電製品で例えましょう。

皆さんは冷蔵庫を買う時に、商品の特徴を知ることもなく、直感だけで買いますか?
※ここで「はい」と答えた方は、きっととてもお金持ちな大学生だと思いますので、車にでも例えてください。それでも「はい」と答える方はもう会社を買った方が早いです。

家電量販店の店員から「この冷蔵庫いかがですか~?」と言われたら、きっと何かしら聞き返しますよね。
私なら「どんな特徴があるんですか?」「何がオススメなんですか?」「何がそんなに良いんですか?」などと聞き返します。
※即決で「はい、買います」と答える方はお金持ちの大学生だと思いますので、車にでも(割愛)

そういうやり取りの後に、色んな種類の冷蔵庫に対して

・容量
・省エネ機能
・最新の機能
・値段

などの特徴が分かって、ようやく買うか買わないかを検討することができますよね。

少し話がそれましたが、就活もそれとほぼ同じ構造です。
自分自身という人材を、企業が「年収」という決まった予算で買うかどうかを見定めているのが就活の基本構造です。
(もちろん、冷蔵庫と違って人間には意思や成長がある生き物なので、単純に機械的に見定めているわけではないですが…)
つまり、採用担当者に自分自身の特徴を理解してもらわないと、購入(=内定)に繋がらないわけです。

というわけで…

これをきちんと理解しておきましょう。

では自分の”特徴”とは何でしょうか。
大学名?出身地?趣味?休日の過ごし方?アルバイト経験?ゼミの活動内容?初恋の年齢?

人間1人に対してほぼ無限に近い特徴がある以上、すべてを伝えるのは不可能です。
その中で、特にどれを理解してほしいのかを優先度で振り分ける必要があります。

もちろん企業の人事戦略や採用担当者によって、把握しておきたい特徴は異なりますが、
一般的に「企業の採用担当者が把握しておきたい就活生の特徴」は下記の3つです。

①強みと弱み
②性格
③志望意欲

各項目について補足します。

①強みと弱み

…これは比較的シンプルで分かりやすい項目ですね。

その人は一体何が得意で、何が苦手なのかという話です。
ただ、注意が必要ですが企業や業界、募集職種によって何を重視するのかは異なりますので、
その違いをしっかりと理解しておきましょう。

営業職に応募しているのに、「コミュニケーション能力」が苦手だと伝えてしまったら少なからずマイナス印象になりかねないですし、エンジニア職へ応募しているのに「コミュニケーション能力」が得意だということを自信満々に伝えても、そこまでプラス印象にはならないかもしれません。

②性格

…これが一番抽象度の高く、企業や業界によってそもそもの「性格」という定義すら異なる項目ですね。
その人の価値観や志向性などを指すといえます。

いくつか例をあげると、
 ・どういうときにやりがい(=楽しさや喜び)を感じるのか
 ・どういうときに不満(=つまらなさや飽き)を感じるのか
 ・やりたくないことやつらいことがあった時にどう対応するのか
 ・外向的なのか内向的なのか
などが一般的に採用担当者が把握しておきたい性格の例です。

企業も当然ながら新卒に対して「入社したらこれをやってもらいたい」という業務がある程度は固まっているはずなので、それと本人のやりたいことと齟齬が生まれないかどうか、仮に生まれたらどうするのか…などを事前に予測するために、応募者の性格を把握しておきたいという意図があります。
新卒採用において企業側が一番恐れるのは、「莫大な採用コストを払って獲得した優秀な人材が入社直後に退職すること」ですから、何としてもそれは防ぎたいわけです。

③志望意欲

…これも文字通りで、シンプルに「弊社をどのくらいの本気度で志望しているのか」を指します。
志望理由を応募者に尋ねる理由の1つに、この本気度を図るというものがあります。

 ・自分の中でどういう経験があったから(過去)
 ・こういう目標ややりたいことがある(現在)
 ・その実現のためにこの会社を選んだ(未来)

ということがしっかりと整理されていないと、本気度は企業には伝わらないでしょう。

極端な例ですが、「この会社に入りたいんです!」と熱く語るものの、採用担当者が「じゃあ何で弊社に入りたいの?」と聞いたら「うーん…」と悩みだしてしまうような就活生に対して、企業の採用担当者は「お、この子は本気でウチの会社に入りたいんだな」と思うでしょうか?

志望理由に対して「なんで?」と3回聞かれただけで悩みだしてしまったり、凹んでしまったりするような状態では、残念ながら「この子の本気度は低いんだろうな」「わざわざ理由を作ってきたんだろうな」と言わざるを得ないでしょう。

というわけで…

この3つを採用担当者に伝わるように言語化することがとても重要になってきます。

「上記の特徴3つはどうやって見つけたらいいの?」
「そもそも私に強みがあるのか分からない…」

これらの悩みに回答する記事はまた次回以降に紹介します!

というわけで
 ・自己分析とは何か?
 ・何故自己分析をした方が良いのか?
について、企業側の本音も含めてまとめてみました!

きちんとこれらを理解した上で自己分析に取り組めば、きっと今まで以上にスムーズに、そして上手に自己分析ができるはずです。

それでも悩んでしまう方は、試しに第三者(両親や友人、先輩やOB/OGなど)に自分の抱えている悩みやモヤモヤを話してみるのも1つの手です!

それではまた!

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