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【就活トクトク情報】GDのコツ(後編)【vol.7】

「グループディスカッション、手応えあるのにいっつも通らないんだよなぁ…」

そうお悩みの就活生に向けて、「GDのコツをお届けする」というテーマで前編に引き続き、お届けします。

※以下、「グループディスカッション」を「GD」と呼称します

▽前編はこちら

【就活トクトク情報】GDのコツ(前編)【vol.6】 | 就活トクトク情報
※以下、「グループディスカッション」を「GD」と呼称します 就活生の皆さん、こんな悩みを抱えたことありませんか?この悩みを抱えている就活生、意外と多いかと思います。 インターンが一般化してきたことで 「ロジカルシンキング」や「フレームワーク」などを聞きかじっている就活生も増えてきた ため、「全く何もディスカッションに参加できないこと」で悩んでいる人は減ってきているでしょう。 問題は ...
https://www.wantedly.com/companies/zein/post_articles/191985

まずは、簡単に前編のおさらいをしましょう。

・GDで重要視されるのは「チームワーク」
・チームワークは「チームの総合力を上げること」が目的
・総合力を上げるには①目標共有②適性把握③役割分担の3つが重要

①の目標共有については前編でまとめました。

・GDは目指すべき目標に向かってチームとしてどうアプローチするかの意思決定をすることが目的
・1人だけ目標を把握していてもGDの意味がない
・全員で目標を共有した上で、今の議論がずれてると思ったらすぐ修正することが大事

続いては、チームの総合力を上げるのに欠かせない②適性把握について説明していきます。
ここでの適性把握とは、文字通りメンバー各位の得意・不得意を把握することを指します。

「GDでそんなの意識する必要なくない?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、これがとても重要になってくるんです。
適性把握が重要な理由は、(のちに出てきますが)チームメンバーを適切に役割分担するためです。

チームの総合力を上げるためには、メンバーの得意・不得意を把握したうえで適切な役割分担をすることがどうしても欠かせません。
例えば、とある会社で下記のような人事組閣が行われていたらどうでしょうか。

・決してコミュニケーション能力が高くない人に営業をやらせる
・コードを打つどころか数字にすら抵抗感がある人にエンジニアをやらせる
・物忘れが激しく、細かいミスが多い人に経理をやらせる

明らかにメンバーの適性を把握できていないですよね。
もちろん苦手を克服するという成長が目的で、あえて苦手なことにチャレンジする場合もあるかもしれませんが、わずか数時間しかないGDにおいてそれは不要と言えるでしょう。

では、次にどうやったらメンバーの適性を把握できるようになるかについて説明します。

答えはずばり、相手の発言と行動を注意して観察することに尽きます。
GDでは、見知った人と議論をすることはほとんどなく、初対面の人といきなり議論をするのがほとんどですよね。
であれば、その人の適性を見極めるには、発言と行動をとにかく注意深く観察するしかありません。

・議論をまとめて全員の認識を揃えるのが上手な人
・常識に囚われない発想ができる人
・顧客志向の目線に立つのが得意な人
・みんなの前で堂々と話せる人
・議論を俯瞰してみることができる人
・何事も図式化して考えるのが得意な人
・相手の話を整理しながら聴くのが得意な人

相手の発言や行動を観察した結果、見えてきたこれらの個性をどう役割に変えていくかが大事です。

そして、ここで大事なポイントが1つあります。
観察して見えた長所と短所を表裏一体に考えてみることです。

例えば、
「とりあえずこれでいこう」「これくらいでいいでしょ」と明らかにいい加減な発言を繰り返す人であっても、「イコール適当な人」と認識するのではなく、「もしかしたら全体を俯瞰したうえでの発言なのかも?」と短所を長所に変換できないか、一度考えてみてください。

↑長所と短所を言い換えた一例。あくまで一例なので参考程度に。

上記の表のように、短所に見えたものが実は長所かもしれないですし、長所に見えたものが実は短所かもしれなません。
固定観念に縛られず、そう考えておくことが大事です。

「この人はこういう点が短所だな」→「じゃあきっとこんな人だろう」と結論を急ぎすぎないようにしましょう。思い込みは視野を一気に狭めることになります。

それでは、適性把握についてカンタンにまとめます。

さて、Chapter.1でメンバーの適性把握をすることの重要性とその方法について理解できたところで、
続いては③役割分担について説明します。

今さらですが、そもそも"役割分担をする"とはどういうことでしょうか。
担当する領域を決めて、その領域に責任を持つということです。

自分の領域に責任が持てないチームは、ただの仲良しこよしのグループです。
プライベートではいいかもしれませんが、ビジネスにおいてそれはNGです。
ちゃんと把握した適性をもとに、適切と思われる役割分担をするようにしましょう。

例えば、上記の例を使うとこんな感じでしょうか。

議論をまとめて全員の認識を揃えるのが上手な人→ファシリテーターをやってもらう
常識に囚われない発想ができる人→どんどん施策のアイディアを言ってもらう
みんなの前で堂々と話せる人→最後の発表をやってもらう

もちろん、分担と言っても「じゃあお前はこれな!」「君はこれだけやっといてよ」という上から目線は当然言語道断です。

こうして役割分担をすることで、それぞれのメンバーに責任感というものが芽生え、より総合力が高まるのです。

また、これは少し余談ですが、役割分担をすることにはう1つのメリットがあります。
チームの総合力が単純に個人の能力の総和にとどまらず、かけ算的なミラクル(=相乗効果)が起こり得るということです。

1人の人間の能力には限界があります。
だからこそ、お互いに相互フォローをしあって、チームの総合力を伸ばしていくわけです。
ブレインストーミングKJ法などはまさにそれの極致です。

※KJ法についてはこちら↓

KJ法のやり方とコツ|アイデアをまとめる手順をわかりやすく解説 - Web活用術。
ブレインストーミングなどで大量に出たアイデアは、 KJ法(ケージェイほう) を使うことで、わかりやすく整理整頓することができます。 KJ法は、ただアイデアをまとめるだけのフレームワークではありません。アイデア同士の関係性が見た目でわかりやすくなることで、ロジカルな視点から新たなアイデアを得るための発想法です。 また、モヤモヤしていた問題の本質を発見することにも役立ちます。 ...
https://swingroot.com/kj-method/

ここまで、前編と後編に渡ってだいぶ長く説明してきました。
最後に、記事の本質である「どうしたらGDを通過するのか」について改めてまとめます。

就活生のありがちな勘違いとして「とりあえずリーダーをやれば通るでしょ」「とにかくファシリテートすればいいんでしょ」というものが挙げられますが、半分正解半分不正解です。
確かに「何もやろうとしない人」「何も発言しない人」などと比べたら評価は高いかもしれないですが、
今回の記事の前編と後編の内容を実践できている人と比べたら評価は低いかもしれません。

なぜならその人たちは自分が目立つことが目的になっており、GD本来の目的とは少しずれているからです。もし、とにかくGDの選考を通過したいのであれば、

この3つが欠かせません。

GDを通過しようとすればするほど、意識がチームではなく自分に向けられてしまうので、気をつけてください。

残念ながら、採用担当者の鋭い目はなかなかごまかせません…!

以上です。
長くなりましたが、この記事で皆さんのGDの通過率が少しでも上がるのを願ってます!

それではまた!

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