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回顧録③東日本大震災そして原点回帰

---39歳---

東日本大震災のときのこと。


幕張メッセに向かっているとき
軽バンにて、信号待ちで大きな揺れが!


2~3秒不思議な感覚に襲われ、ふとっ上にはしっている高速道路を見上げたら路灯が恐ろしい程
揺れていました。

そして、直感的に高速が崩れるかもと急いでその場から移動

そして幕張メッセで行われていたビューティワールドジャパンへのお客様への挨拶に行ったのですが、避難されていてお客様はいらっしゃいませんでした。

それもそのはず
展示品は棚から崩れ落ち、展示会の基礎パネルは倒れ、会場の壁は剥がれ落ち、悲惨な状況


しかし、その悲惨さは、プロローグでしかなかったのです。


その後、幕張メッセから東京のオフィスに帰るのに13時間かかりました。

電話は通じず苦労しましたが、Skypeはサクサクと通じ、海外の仕事のパートナーから大丈夫か?の連絡が多数入りました。



深夜の街を歩いて家に帰る人の群れも異様な光景でした。

そして翌日のニュース、
想像以上の状況、火事、津波、、、には震えた。



そして原発事故、刻一刻と明らかになる被害状況

人生のことも深く考えました…


この時、
お酒の量が増え、ニュースを見ながら
頑張れ、頑張れ、自分も頑張らなあかんっと深夜に…





ほとんどの展示会も中止になりました。

仕事のほとんどがなくなったのです。


キャッシュもどんどん減っていき、このままいけば、半年ほどで資金がショートすることも見えてました。

そんな合間にあった大阪でのKANEKA様の展示会

KANEKAプロジェクトととし、全身全霊をかけてこの仕事をやろうと決めました。

メンバーを招集し熱く伝えました。


この仕事にゼンシンの持っている価値のすべてを捧げよう

お客様に感動していただこうと考えていたのです。


全員体制で仕事に打ち込んだ結果

奇跡とも呼べる結果が生まれました。


お客様には、お喜び頂き、ファンになって頂きました。

他のお客様のご紹介もいただきました。
(その関係は今でも続いております)


その時、私たちが提供している価値や

存在意義、

「感動価値創造」の本当の意味を改めて理解しました。

この気づきに大きな使命感が湧き上がったのを今でも覚えています。

そんな中ですが、展示会の自粛ムードはまだまだ続いていました。


会社をメンバーのみんなを家族を守らないといけない

という使命感で

火事場のクソ力的な力を?求め、発揮した?かな

展示会の仕事がない分

インターネット販売に力を注ぎました。

計画停電のさなか、充電式扇風機、ハンドル時間発電ライトなど震災関連商品を
中国で仕入れ売りました。


また別の章で書きますが、今の自分や会社の強みが明確になった瞬間かもしれません。

最速で売れる商品を探し、海外の優れた工場と直契約をし、WEBマーケティングで直接ユーザーに売る。

そんな仕組み(ビジネスモデル)が生まれました。

はなしを戻します。

この時、かなりの組織育成の改革をやっており、みんな頑張ってるし感謝もしている。
しかし、脆弱な組織というものに気づきました。


自分は試されている、、、


試練の中だからみえることもありました。
必死でネットの販売をしている時、理解し助けてくれたのは誰か。


一緒に頑張って行こうという気持ちで借り入れでボーナスを出したときに
「何で前回より上がってないのですか?」と言ってきたメンバー…

先に書いたKANEKAプロジェクト

すべてには意味があり意義がある

なぜ今の事業をしているのか?

「感動価値創造」の意味を知っている


これが強いのです。

その頃に書いたブログを以下に紹介します。

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2011年3月18日
今月も来月もイベント、展示会中止、、、

だけど

来たる日のために備えよう。

きっと私たちは必要とされている。

来たるその日の為に
今のうちにレベルアップをはかる。

社内体制を整える。

時間は宝だ。

今しかできなことがたくさんある。
一生懸命やろう今

今、一生懸命できないなんてことはありえない。
強い国、日本。

担っているものをもう一度考えよう。

余震、原発、新たな地震の不安は確かにある。

しかし心配するだけでは何も始まらない。
今私たちがすべきことは
節電、寄付
小さなことでもいいから、繋がる為の行動
一生懸命生きること
感謝をすること
人生を見つめ直すこと。

今、一生懸命できないなんてことはありえない。

担っているものをもう一度考えよう。

余震、原発、新たな地震の不安は確かにある。

しかし心配するだけでは何も始まらない。

今私たちがすべきことは
節電、寄付
小さなことでもいいから、繋がる為の行動
一生懸命生きること。

感謝をすること
人生を見つめ直すこと。

この時からです。

「本日も一生懸命で価値ある1日にします!」を毎日使いはじめたのは。

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ヘッダーの写真は震災後はじめての展示会

KANEKAさん本当に必死で一生懸命やった。サービスにない当日の運営サポートまで

その結果、KANEKAさんは弊社のファンになっていただき、たくさんのご紹介をいただきました。

「想いは伝わる」

ー前田雄一

株式会社ゼンシンでは一緒に働く仲間を募集しています
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